IT業界の有識者たちの鼎談が実現!「すべての人たちへ伝えたい、 AI人材教育がつくる日本の未来」を語る
変化の速いWeb・IT業界において、近年注目を集めているテクノロジーのひとつにAI(人工知能)があります。日本初のWeb専門スクールであるインターネット・アカデミーでは、今回この「AI」をテーマに、各分野を牽引する有識者の方々をお招きし、AIの現状やこれから求められるスキル、そして来るべき未来などを語っていただきました。有識者鼎談の様子をお届けいたします。
LPI-Japan 創設者 名誉顧問
成井弦 氏
AIが実用的に利用されるようになった1980年代の第2次AIブームと呼ばれる時期にAI分野で最も多く利用されていたVAXコンピューターを製造販売していた米国Digital Equipment Corporation (DEC)に勤務。
受講料1人580万円/4週間のAI教育コースを提供し、NHK TVニュースでも話題に。その後もAI分野で頻繁に利用されるオープンソースの講演を幅広く行い、IT技術者の育成に精力的に活動している。2000年にLinuxの技術者の技術力を認定する特定非営利活動法人LPI-Japanを設立し、オープンソースソフトの分野では世界最大の認定試験受験者数と認定者数を生み出し、多くの技術者の技術力向上に貢献している。
Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
吉政忠志 氏
Pythonのフィロソフィー「Pythonic」を理解した人材育成を支援するという目標を掲げ、2016年にPythonエンジニア育成推進協会を設立。
また、日本のIT業界の発展のためには人材の好循環とその為の教育機関の発展が重要であると考え、その他のIT教育分野でも精力的に活動している。PHP技術者認定機構 理事長、Rails技術者認定試験運営委員会 理事長、一般社団法人BOSS-CON JAPAN 代表理事、日本ネットワーク技術者協会 代表理事を兼任。
インターネット・アカデミー マーケティング局 室長代理
有滝貴広
インターネット・アカデミーのPython講座、AIプログラミング講座などの企画・ディレクションを担当。
総務省が後援する「次世代Webブラウザのテキストレイアウトに関する検討会(縦書きWeb普及委員会)」の一員として国際標準化と技術の普及活動に尽力し、2020年度情報通信技術賞(総務大臣表彰)受賞に貢献した。Python3エンジニア認定試験など、保有するIT系資格は20以上。成井名誉顧問、吉政代表理事とも親交が深く、今回の対談が実現した。
現在のAIブームの本質は何なのか
1960年代の第1次AIブームから始まって、現在は第3次AIブームの只中にあり、ビジネスやマスコミのIT技術に関する注目は専ら「AI」に集まっていると言える状況にあります。成井名誉顧問は1980年代の第2次AIブームの頃からAIの普及やAI人材育成に多大な貢献をされていらっしゃいましたが、当時と現在とを比較して、その違いについて何か感じていらっしゃることはありますでしょうか。
ブームという意味で変わらない面と、当時とは技術の進歩の点で違う面と、両方ありますね。
変わらない面としては、例えばAIが多くの仕事を奪うのではないか、また人間はすることが無くなるのではないかといった話は1980年代の第2次AIブームでも、今でもあります。マスコミのAIの扱い方は今も昔も大差ないと思います。
変わらない面としては、例えばAIが多くの仕事を奪うのではないか、また人間はすることが無くなるのではないかといった話は1980年代の第2次AIブームでも、今でもあります。マスコミのAIの扱い方は今も昔も大差ないと思います。
AI(人工知能: Artificial Intelligence)という言葉を最初に提唱したのは、米国のジョン・マッカーシー博士であり、また彼がAIを構築するためのプログラミング言語「LISP(リスプ)」をオープンソース方式で開発しました。
1980年代になると、そのLISPなどの言語を用いて、人の経験則に基く専門的な知識をコンピューターに入れることで、コンピューターが専門家(エキスパート)と同じように判断することができるという「エキスパートシステム」が登場しました。これが、第2次AIブームでした。医療や金融、その他、人の経験則を全てIf Thenの組み合わせで表現可能なあらゆる分野でこのエキスパートシステムが活用され、世界的な一大ブームになりました。日本でも通産省(現経済産業省)が、570億円のお金を投入してAI開発を進めるための「第五世代コンピュータ開発プロジェクト」を立ち上げました。当時のお金で570億円はすごい金額でしたから、アメリカも驚愕していたようです。
1980年代になると、そのLISPなどの言語を用いて、人の経験則に基く専門的な知識をコンピューターに入れることで、コンピューターが専門家(エキスパート)と同じように判断することができるという「エキスパートシステム」が登場しました。これが、第2次AIブームでした。医療や金融、その他、人の経験則を全てIf Thenの組み合わせで表現可能なあらゆる分野でこのエキスパートシステムが活用され、世界的な一大ブームになりました。日本でも通産省(現経済産業省)が、570億円のお金を投入してAI開発を進めるための「第五世代コンピュータ開発プロジェクト」を立ち上げました。当時のお金で570億円はすごい金額でしたから、アメリカも驚愕していたようです。
「日本はアメリカのAI研究を追い越すのではないか」というアメリカの焦燥感につながるような、日本の技術を発展させようとする時代でしたね。
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AI分野でこれから求められるスキルや、過去、現在、未来のAI人材教育について熱く語っていただきました。続きはぜひ下記よりご覧ください。
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インターネット・アカデミーについて
インターネット・アカデミーは日本で初めてのWeb専門校として、1995年10月に開校しました。以来、母体がWeb制作会社であるという強みと、トライアングルビジネスモデルに基づいたグループ企業との連携を活かし、即戦力となる人材の育成に取り組んでいます。また、2000年にWeb技術の標準化を行う世界最高位の団体「W3C(World Wide Web Consortium)」のメンバーとして日本の教育機関で初めて認定を受け、世界的な最先端技術の普及活動にも貢献しています。
現在は、その活動の場を日本のみならず世界的に展開し、アメリカはボストンとニューヨーク、そしてインドのIT都市であるバンガロールに研究開発拠点を設立。人材育成はもちろん、WebアプリケーションやVRコンテンツ、システム開発の受注制作など、ITに関する幅広いサポートビジネスをグローバルに展開することで、各国の企業ニーズやビジネスノウハウを共有し、さらにその情報をもとにカリキュラム開発などの教育事業に活かしています。
現在は、その活動の場を日本のみならず世界的に展開し、アメリカはボストンとニューヨーク、そしてインドのIT都市であるバンガロールに研究開発拠点を設立。人材育成はもちろん、WebアプリケーションやVRコンテンツ、システム開発の受注制作など、ITに関する幅広いサポートビジネスをグローバルに展開することで、各国の企業ニーズやビジネスノウハウを共有し、さらにその情報をもとにカリキュラム開発などの教育事業に活かしています。
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