7月の4連休で、関東近郊と地方の観光地の人出をGWと比較分析
岩手『平泉・中尊寺エリア』は、20代の人出3.4倍、全体の25%は関東から来訪 『箱根エリア』も若い世代の人出が4~5倍に、県外来訪率は倍増
商圏分析・エリアマーケティングGIS(地図情報システム)の開発・販売・運用支援を行う技研商事インターナショナル株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:小嶌 智海、以下「当社」)は、KDDI株式会社と共同開発した地図情報システム「KDDI Location Analyzer」を用い、政府のGo To トラベルキャンペーン開始後初の連休と、緊急事態宣言下にあったゴールデンウィーク(以下、GW)で、地方の観光地として岩手県『平泉・中尊寺エリア』と、関東近郊の観光地として神奈川県『箱根エリア』の人出(20代以上)がどう変化したかを調査分析しましたので以下に発表します。
■調査概要および分析結果
スマートフォンのGPS位置情報ビッグデータ※1を分析できるKDDI Location Analyzerを用い、地方の観光地として岩手県『平泉・中尊寺エリア』と、関東近郊の観光地として神奈川県『箱根エリア』の通行人口※2を、時系列、世代別に分析。また、各エリアへの来訪者居住地の分布※2を調査しました。
・コロナ禍全体(3月1日-7月26日)の日別推移
・Go To トラベルキャンペーン開始後初の4連休(7月23日-26日)と、緊急事態宣言下にあった今年のGW(4月29日-5月6日)の通行人口比較
・7月4連休(7月23日-26日)において、どのエリアから何人来訪したかを可視化した来訪者居住地分布
<調査概要>
集計方法:全人口推計値
時間帯 :0時~24時
分析地 :箱根湯本駅、中尊寺バス停、それぞれを起点とした半径500m
*通行人口とは、指定エリアを徒歩で通行した20代以上の人のGPS位置情報データを計測したものを示す
*来訪者居住地分布は、指定エリアへの来訪者(20代以上)の推定居住地をGPS位置情報データから分析し、地図上に可視化したものを示す
※1 GPS位置情報ビッグデータとは、KDDIがauスマートフォンユーザー同意のもとで取得し、誰の情報であるかわからない形式に加工した位置情報データおよび属性情報(性別・年齢層)を指します。
※2 取得するGPS位置情報データ(正解データ)および人口等の統計データをもとに、分析地における通行人口や来訪者居住地の推計を算出しています。
<分析結果概要> ※割合はすべて今年のGWと7月4連休の人出の対比です
・両エリア共通の傾向
7月4連休の人出は、GW中と比べ20代~30代の若い世代の来訪が増加傾向。来訪者居住地も広域にわたる。
・平泉・中尊寺エリアの傾向
7月4連休の人出は、GW中と比べて20代は3.4倍に増。人出全体の25%は関東からの来訪。
・箱根エリアの傾向
7月4連休の人出は、GW中と比べて20代は4倍、30代は5倍に増。県外からの来訪率は2倍以上に増加。
■『平泉・中尊寺エリア』の分析レポート画像
【通行人口分析】
【7月4連休(7月23日-26日)の来訪者の居住地分析】
GWはほぼ岩手県内および近隣県からの来訪ですが、7月4連休ではより広域からの来訪が増え、関東地方からの来訪も大幅に増加していることが分かります。
(来訪者の居住地分布)※北海道を除く東日本の拡大図
KDDI Location Analyzerで収集した来訪者居住地データを、当社のGIS(地図情報システム)MarketAnalyzer(TM)を活用し、広域地図で可視化しました。
※来訪者居住地は、取得したGPS位置情報データの直近1ヵ月の夜間(22~29時)の最頻滞在地を推定居住地とし集計したものと定義します。上記の表は、指定エリアで計測されたGPS位置情報データの推定居住地を、東北地方(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)と、関東地方(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)で抜粋し集計したものを表します。
■『箱根エリア』の分析詳細
【通行人口分析】
【7月4連休(7月23日-26日)の来訪者の居住地分析】
箱根エリアへの来訪は、7月4連休中もGW中も、全体の90%以上は関東地方が占めるものの、県外からの来訪率はGW中と比べ7月4連休は倍増しています。
※上記の表は、北海道、東北地方(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)、関東地方(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、中部地方(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県)、近畿地方(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)、中国地方(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)、四国地方、九州地方(沖縄含む)で抜粋し集計したものを表します。
(来訪者の居住地分布)※関東を中心とした拡大図
KDDI Location Analyzerで収集した来訪者居住地データを、当社のGIS(地図情報システム)MarketAnalyzer(TM)を活用し、広域地図で可視化しました。
■KDDI Location Analyzerとは
KDDI Location Analyzerは、GPS位置情報ビッグデータ および属性(性別・年齢層等)情報を搭載したクラウド型GIS(地図情報システム)です。当社とKDDI株式会社との協業によって生まれ、2019年6月より提供開始しています。街に来訪する人の動きを、高い鮮度で細かく把握できるため、より踏み込んだ分析が可能。エリアマーケティングで最も活用される500mメッシュ単位よりさらに小地域な125mメッシュ単位でミクロな分析を行うことができます。
無料トライアル受付中: https://www.giken.co.jp/service/kla/trial/
KDDI Location Analyzerのトライアル版を、2週間無償でお試しいただけます。お気軽にお問い合わせください。
■会社概要
会社名: 技研商事インターナショナル株式会社
代表者: 代表取締役 小嶌 智海
所在地: 愛知県名古屋市東区主税町2-30 GSIビル
設立 : 1976年1月
資本金: 231,125,000円
事業 : ・エリアマーケティングGIS(地図情報システム)の開発、販売、サポート
・センサス/市場データ及び各種業界向けデータベースの開発、販売
・マーケティング分析プラットフォームによる情報提供・共有・連携サービス
・中国市場のマーケティング指標及び商圏分析レポートの提供・連携サービス
URL : https://www.giken.co.jp/
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