日本初、今を生きるアイヌ女性の葛藤を描いた 異色ドキュメンタリー『Future is MINE -アイヌ、私の声-』 米国アカデミー賞公認映画祭SSFF&ASIA 2020 ノンフィクション部門に選出
-世界中から応募された5,000作品の中から厳選された約200作品にノミネート!-
株式会社3ミニッツ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:松田昌賢、グリー株式会社100%子会社、以下「3ミニッツ」)が運営するファッション動画マガジン「MINE(マイン)」にて制作した、女性のエンパワーメントを目的とする短編ドキュメンタリー『Future is MINE -アイヌ、私の声-』が、令和2年度日本博主催・共催型プロジェクトの「日本博特別プログラム」での上映に続き、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020」のノンフィクション部門に選出されたことをお知らせします。
米国アカデミー賞公認 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020」では、世界112の国と地域から応募された作品の中から、厳選した約200作品を上映・配信し、優秀作品を決定します。今を生きるアイヌ女性の葛藤を描いた異色ドキュメンタリー『Future is MINE -アイヌ、私の声-』は、ノンフィクション部門にノミネートされました。
ノンフィクション部門には社会の課題を映し出す作品が集まり、優秀賞を受賞した作品は、次年度の米国アカデミー賞短編部門のノミネート候補となります。
『Future is MINE -アイヌ、私の声-』作品紹介ページ
https://www.shortshorts.org/2020/prg/ja/2508
■作品概要
北海道・二風谷に住むアイヌの女性、萱野りえさんは、アイヌが多く暮らす北海道・阿寒湖に生まれ、アイヌの唄や踊りに囲まれて育ちました。成長してゆく中で、アイヌである自分を嫌になったことがありましたが、信頼できる友人との出会いをキッカケに、アイヌ語で歌うボーカルグループ「MAREWREW」の一員として、再びアイヌ文化と共に歩み始めます。しかし、自分の活動に限界を感じ、いつしか自信を失っていったのです。
結婚・出産を経験し、めまぐるしく過ぎゆく日々の中で、時間に限りがあることに焦りを感じたりえさん。一瞬立ち止まったときに湧き上がってきたのは、やはり自分のルーツであるアイヌへの想いでした。
そんなとき、米国フロリダ州南部に居住する先住民・セミノール族の人々との交流するチャンスが訪れます。同じ先住民として独自の文化を持つ彼らの姿に、彼女は何を学び、何を見出したのでしょうか。
Future is MINE -アイヌ、私の声-
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=QQPqHGG5NGc&feature=youtu.be
■出演者プロフィール
萱野りえ
北海道の阿寒湖アイヌコタン(現釧路市阿寒町阿寒湖温泉)の生まれ。アイヌの学者であり、アイヌ神話の翻訳者である山本多助氏を祖父に持ち、アイヌ古式舞踊などアイヌ文化に触れながら育つ。アイヌ文化の担い手を育てる札幌大学「ウレシパクラブ」(※)第1期生、アイヌ民族文化財団「伝承者育成事業」の第3期生として自らアイヌ文化を学び、アイヌ語で歌うボーカルグループ「MAREWREW」の一員としても活躍。
現在は、同じアイヌの血を引く夫との間に一女をもうけ、北海道平取町にてゲストハウスで働きながら、アイヌ文化の普及に努めている。
(※)「シ」は、アイヌ語のカタカナ表記では字体を小さくします。
■監督 富田大智
1993年愛知県生まれ。京都大学経済学部卒業後、制作プロダクションROBOTに入社。CM、MVなどのプロダクションマネージャーを経て、3ミニッツへ。大手企業のWEB広告映像を手掛け、『おじさん取り扱い講座』『22時の男と女』など、WEBショートコンテンツシリーズにて脚本、監督を務める。
■コメント
歩き出した道の先が見えないとき、どうしたら良いのだろう。
アイヌの唄や口承文芸を生業としようとする萱野りえさんが、ヒントを求めてアメリカの先住民族セミノール族を訪ねた旅を記録しました。
今日からどう生きていこう、何が出来るだろうと考えるきっかけになれば幸いです。
■Future is MINEとは
Future is MINEは、女性のエンパワーメントを応援するドキュメンタリーコンテンツです。
「幸せは自分で決める」をテーマに、自ら未来を切り開きたいと願う女性たちが、旅や人々との交流を通して成長する様子を描き出します。
女性の社会進出が叫ばれる昨今。自分らしく生きたいと願うものの、様々な障害に直面し、なかなか一歩を踏み出せない女性たちが多くいるのも事実です。自分の将来や混沌とした社会に不安を抱えている女性たちの共感を呼び、さらには、自分らしく輝く未来へと後押しするコンテンツを目指します。
■ショートショート フィルムフェスティバル & アジアとは
米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優の別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから1999年に創立。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定されました。また同年、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成を目的とし、「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF & ASIA 共催:東京都)」が誕生しました。これまでに延べ42万人以上が来場したイベントになっています。
■ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020概要
映画祭代表 : 別所哲也
フェスティバルアンバサダー: LiLiCo(映画コメンテーター)
開催期間 : 9月16日(水) ~ 9月27日(日)
※オンライン会場は8月1日よりオープン
上映会場 : オンライン会場および
表参道ヒルズ スペースオー含む都内複数の会場にて開催
※開催期間は各会場によって異なります
料金 : 無料上映 / 無料配信
※一部、有料イベントあり(予定)
※8月15日(土)より予約開始
一般からのお問い合わせ先 : 03-5474-8844
オフィシャルサイト : https://www.shortshorts.org/2020
主催 : ショートショート実行委員会/
ショートショート アジア実行委員会
※上記の記載内容は変更になる場合がございます。
※ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020については、この度の新型コロナウイルス感染症対策を受けて、中止・延期等の変更の可能性がありますので、公式サイト等で最新情報の確認をお願いいたします。
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