タニウムとGoogle Cloudが提携し、 分散型オフィス環境時代のセキュリティ変革を実現
パートナーシップによるGoogle Cloudセキュリティ分析とゼロトラストの取り組みで タニウムの統合エンドポイント(端末)管理およびセキュリティプラットフォームを統合
2020年8月4日 エミリービル、カリフォルニア州およびマウンテンビュー、カリフォルニア州 - 世界で最も要求の厳しいIT環境向けに構築された統合エンドポイント管理とセキュリティのプラットフォームを提供するタニウムは本日、Google Cloudとのパートナーシップを拡大ました。これにより、組織が分散型ビジネスオペレーションへの変革を加速できるよう支援しています。タニウムが販売するこの新しいオファリングは、企業が高度で継続的な脅威(APT)を検出、調査ならびに影響範囲を特定することを支援し、タニウムのThreat ResponseモジュールとGoogle Cloudのセキュリティ分析プラットフォームであるChronicleの統合により実現されます。
Booz Allen Hamiltonの調査(※)によると、企業におけるAPTの平均滞留時間は200~250日です。これらの脅威が組織内で潜在している期間が長くなるほど、脅威は拡散しやすくなり、正常に修復するには追加の調査が必要になります。攻撃ベクトル全体の平均滞留時間が減少しても、APTは引き続き従来の防御を回避し、企業全体のシステムとデータを危険にさらします。
分散型労働力とクラウドコンピューティングへの全体的な加速により、従来のネットワークの境界と防御の外で実行されるエンドポイントが増えるにつれて、脅威ベクトルが増加します。
「タニウムおよびGoogle Cloudを使用すると、セキュリティテレメトリーの品質、幅、適時性、ストレージコストの間で難しいトレードオフをする必要がありません」と、Google Cloudのクラウドセキュリティ担当ゼネラルマネージャー兼副社長であるSunil Pottiは述べています。「持続的標的型攻撃には、検出と対応への高度なアプローチが必要です。これは、エンドポイントから対応を始める必要があります。なぜならば、多くの場合、侵害活動はエンドポイント(PCやサーバなどの端末)から開始されるからです。タニウムの包括的なエンドポイントセキュリティアプローチに基づくテレメトリーデータにより、お客様は迅速に修復を施し、将来の侵入を防ぐために、情報漏洩後の活動を検出および調査するために必要なデータを入手できます。」
※Booz Allen Hamiltonの調査: https://www.boozallen.com/s/insight/blog/future-of-cybersecurity.html
「Chronicleとの共同ソリューションにより、タニウムのお客様は、エンドポイントでの検出や対応といった他社ポイントツールの機能をはるかに超える、非常にスケーラブルな分析および調査機能にアクセスできるようになります」と、タニウムの共同創設者兼共同最高経営責任者であるOrion Hindawiは述べています。「この統合により、お客様は検出から情報漏洩の瞬間までAPTやその他の脅威を調査し、包括的な対応と修復を行うことができます。」
Chronicleセキュリティ分析とタニウムの統合エンドポイントセキュリティの統合により、両社のお客様は次のことができるようになります。
●脅威を先回りして追跡:業界で初めて、セキュリティチームは迅速に、現時点および過去にさかのぼって年間のエンドポイントの状況を把握することでプロアクティブな脅威ハンティングを実現できます。タニウムの究めて正確かつリアルタイムなセキュリティテレメトリーは、Chronicleの分析およびクラウドスケールのデータ容量と組み合わせて、高速検索と比類のないサイバーフォレンジック機能を提供します。
●インシデント対応と修復の加速:限定的なルックバックまたはデータ品質の低下を伴う脅威検出を提供する競合ソリューションとは異なり、タニウムとChronicleは、高度で持続的な脅威の調査、影響範囲の特定、および修復する際に必要な履歴データを提供します。Chronicleを使用すると、タニウムプラットフォームの高度なエンドポイントテレメトリーとネットワークアクティビティから収集された最大1年間のデータを関連付けることができます。この強化されたデータセットにより、インシデント対応チームは、持続的で長期的な攻撃を徹底的に調査し、包括的な修復措置を講じることができます。
●コストの削減と生産性の向上:Chronicleとタニウムを組み合わせることで、セキュリティアナリストの効率を高め、ストレージとポイントツールの無秩序な増加に伴うコストを削減できます。タニウムでは、エンドポイント全体の詳細なテレメトリーを提供する単一のエージェントアーキテクチャにより、エンドポイントセキュリティおよびエンドポイントマネジメントといった、ポイントソリューションの必要性を軽減または排除します。Chronicleは、データボリュームの費用なしで、エンドポイントテレメトリーに費用効果の高いストレージを提供します。また、シンプルなユーザーインターフェイスにより、セキュリティアナリストは、そのデータを即座に検索して、脅威ハンティングと応答を高速化できます。
タニウムとGoogleのBeyondCorp(※)の統合によって、タニウムとGoogle Cloudは、ゼロトラストのデバイスエッジへの拡張を提携しています。統合によって、タニウムはBeyondCorpリモートアクセス(※)のエンドポイントID、状態、およびコンプライアンスデータを使用するお客様の機能をサポートします。
※BeyondCorp: https://cloud.google.com/beyondcorp
※BeyondCorpリモートアクセス: https://cloud.google.com/solutions/beyondcorp-remote-access
また、両社は、シンクライアント端末、クラウドエンドポイント、モバイルオペレーティングシステムなどのクライアントエンドポイントを組織が管理および保護する方法を改善するために協力することも計画しています。この取り組みについての詳細は、本年度後半に発表される予定です。
Google CloudとTaniumのパートナーシップの詳細については、こちらのウェビナー(英語)に登録してご覧ください。
https://www.tanium.com/events/data-driven-threat-hunting-tanium-chronicle/
【タニウムについて】
タニウムは、世界で最も要求の厳しいIT環境向けに構築された統合エンドポイント管理とセキュリティのプラットフォームを提供しています。Fortune 100社の約半数、小売業や金融機関のトップ企業、5つの米国軍など、世界最大規模で最も洗練された組織の多くが、意思決定、効率的かつ効果的な運用、そして起こりうる障害からの回復力を高めるために、タニウムを利用しています。
タニウムは、米国Forbes誌「Top 100 Private Companies in Cloud Computing」で7位に、Fortune誌「100 Best Medium Workplaces」で10位にランクされました。
詳細については https://www.tanium.jp をご覧ください。
【Google Cloudについて】
Google Cloudは、組織に最先端のインフラストラクチャ、プラットフォーム機能、業界ソリューションを専門知識とともに提供します。Googleではその最先端技術を活用したエンタープライズクラスのクラウドソリューションを提供して、企業の業務効率化、変化するニーズへの適応、顧客への将来の基盤提供を支援します。150か国以上のお客様が、最も重要なビジネス上の問題を解決するために、信頼できるパートナーとしてGoogle Cloudを採用しています。
【タニウム ホームページ】
トップページ : https://www.tanium.jp/
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