工学院大学、いざという時の人材を育成 ~学生が上級救命講習を受講 今年で10年目~
2020.08.28 09:30
工学院大学(学長:佐藤光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)は、2020年9月2日に上級救命講習を学生が受講します。
2010年から継続して学内開催しており、毎年約30名が技術と資格を得ています。昨今増えている災害を意識して、いざという時に自ら動いて地域を守る人材を育成します。
東京防災救急協会の指導により、上級救命講習で実技を学ぶ学生たち(2019年度の様子)
工学院大学では、2020年9月2日に上級救命講習を学生20名が受講します。建築学部の選択科目「減災学入門」の一環で、2020年8月31日から9月4日までの5日間、三密を避ける対策を講じて、座学・実技に加えて消防施設を見学します。上級救命講習は、消防本部が認定する公的資格で、救命措置や応急手当を学ぶ最上位の講習で、豊富な実技が主体です。8時間にわたる講習では、心肺蘇生やAED、止血法はもちろん、小児・乳児の心肺蘇生、外傷の応急手当、搬送法などを学び、救急車や医療従事者が到着するまでの繋ぎ役となります。
救命講習と減災・防災に関する講義および見学を組み込んだこの授業は、2010年にスタートして、今年で10年目を迎えます。例年は、防災教育で連携している神戸学院大学と東北福祉大学の学生も工学院大学八王子キャンパスに来校・参加し、授業終了後は各地での防災イベントに参加して防災ワークショップを開催したり、救護技術を競う大会に出場し、知識と技術を身につけています。各地で発生している水害・地震などを考慮し、工学院大学は災害時に自助を担える人材を育成し続けています。
■工学院大学の防災に関する取組
学生による活動 防災意識促進活動”防災ポーチづくり”
https://www.kogakuin.ac.jp/bousai/news/2019112901.html
教員による防災支援機器の開発
1) 訓練用VR、高層階揺れ予測アプリ、
一時滞在施設運営キット
https://www.kogakuin.ac.jp/news/2019/2020013091.html
2) 停電時の情報共有システム
“自立移動式ゼロエネルギーユニット”
https://www.kogakuin.ac.jp/bousai/theme/theme3.html
大学連携、地域連携
「防災・減災・ボランティアを中心とした社会貢献教育の展開」
1) 神戸学院大学・東北福祉大学との連携
https://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/project/
2) 防災に関する地域点検マップの更新
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