9月1日は「防災の日」、コロナ禍&自然災害時の避難に向け 「ペットと避難所」情報をホームページに開設
2020.08.27 12:00
緊急避難用ペットケージの企画・開発及びペット保護活動を推進する、猫のとびら合同会社(埼玉県草加市、代表:山下 初子)は災害時およびコロナ禍での同行避難の準備について、誰もが容易に情報を得ることが出来るようにと、このたび「ペットと避難所」情報をホームページに開設を始めました。現在は東京23区に限っていますが、順次、情報エリアを広げて行く予定です。
ペットを守ることは、ペットの飼い主を守る事につながります。猫のとびら合同会社は、ペットを含め全ての動物たちがハッピーでいられる社会を目指し、人と動物とのより良い共生の道を拓いていきたいと思っています。
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ケージ全体図
【コロナ禍での災害時避難の不安】
2020年初頭より新型コロナウイルスの感染は世界中に拡大し、日本でも重大な問題になっています。
そんなウィズコロナ時代でも災害はいつ起こるかわかりません。地震、台風、ゲリラ豪雨による水害等、身近に災害の危険が迫っています。
台風だけを見ても2018年に5回、2019年も5回の上陸があり、2019年の台風15号、19号は大きな被害をもたらしました。またここ最近ではゲリラ豪雨による水害が至る所で起こっています。
今このコロナ禍で3密を避けたい状況下での災害避難に不安を持つ人は多く、また動物を飼育されている方々はペットと一緒に避難できるのか?と更に不安な思いをされているものと思われます。
【同行避難の難しさ】
2016年4月14日発生の熊本地震において、環境省でペット同行避難者の避難状況を確認すると、136か所の避難所で実施し、85か所の避難所でペットの同行避難があったとされました。しかし、実際にペットの同行避難が確認された避難所は50か所と同行避難情報があった避難所の6割に減少していました。
その要因として、避難所屋内への受け入れが拒否されたこと、飼い主が他の避難者に配慮してペットと移動、もしくはペットだけを家に置いて避難したことなどが考えられます。
同行避難後の各避難所での対応方針の違いや誤った解釈などにより、ペットとその飼い主は様々な形で混乱の影響があったことがわかります。ここに同行避難の難しさがあります。
【飼い主として知っておきたいこと!】
災害時の同行避難は、地震、台風など、災害の種類で状況は異なります。
地震であれば、一時的に屋外でのペット管理は可能でも、台風の場合は屋外でのペット管理は不可能です。避難所の運営、対応は各県、区、市、町により全く異なります。まずは自分の住んでいる地域の各自治体に開設・運営される避難所情報を確認しておくことが大切です。
誰もが容易に情報を得ることが出来るようにと、猫のとびら合同会社は「ペットと避難所」情報をホームページに開設を始めました。現在は東京23区に限っていますが、順次、情報エリアを広げて行く予定です。
<一例>
■足立区
Q 避難所へペットと一緒に避難出来ますか?
A 同行避難が可能です。
Q 避難時のケージは区の方で備蓄されていますか?
A ケージの備蓄はありません。
Q 避難所に一緒に避難できる動物に制限はありますか?
A 種類や大きさの制限はありません。
Q ペットはどのような場所で管理されますか?
A 避難所の規模や設備によって異なります。
Q 災害時にペットが負傷してしまった時はどうしたらいいですか?
A 応急措置が可能です。(足立区で2ヶ所開設)
Q 足立区ではペットを連れた防災訓練は行っていますか?
A 避難所運営会議主催で実施しています。
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避難をする上で、一番大事なのは、自らで命を守る行動「自助」です。ペットを避難所に連れて行くルールとして、ペットの管理は全て飼い主の責任になります。ケージにいれること、ペットの生活用品は飼い主が準備することは、最低限のルールです。また避難所には動物が苦手な方やアレルギーを持った方など、様々な方がいます。常識やマナーをしっかり守り、避難されているすべての方々と話し合いをし、お互いに助け合う「共助」の精神も大切です。
避難所情報にあるように、各避難所にケージの備蓄はありません。大事なペットと安心して同行避難をするための一助となるべく、軽くて折り畳みが出来、工具も使わず簡単に組み立てられる。水が使えない災害時に汚れも簡単に拭き取れ、トイレも置けるスペースがあるケージ“いっしょに避にゃん”を企画・開発しました。
猫のとびら合同会社は、ペットの同行避難が普通にできる仕組みづくりを考えています。
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