無料会員登録

8割以上が消費期限や賞味期限を守らない!?  クチコミプラットフォーム「buzzLife」消費・賞味期限アンケートレポート

2011.09.05 10:00

 インタラクティブ・マーケティングをワンストップで手がける株式会社イーライフ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:藤原 誠一郎)は、同社が運営するクチコミプラットフォーム「buzzLife」(バズライフ、 http://www.buzzlife.jp/ )の会員約15万人に対して、消費期限や賞味期限に関するアンケート調査を行いました。
 「buzzLife」会員は、商品の新しい価値を発見する「創造的消費」を行い、周囲と積極的に交わる、いわゆるアクティブ・コンシューマーの要素が強く、無報酬の活動にも関わらず「buzzLife」の諸活動に積極参加し、自分の意見を発信する特徴があります。
 今回のアンケートテーマ「消費期限・賞味期限」は、「アンケートで取り上げてほしい話題」として会員から多く寄せられた意見に基づき設定された、いわば会員によって作り上げられたアンケートで、実に約14,000名の会員から自由記述を伴う回答が寄せられました。

■ 消費期限もしくは賞味期限を守っていない消費者は8割以上
 加工食品に表示されている消費期限や賞味期限。「食べ物を美味しく安心して食べられる期限を示したこれらの表示を、みんな実際のところ守っているの?」という「buzzLife」会員の素朴な疑問から生まれました。
 そしてアンケートの結果、「消費期限も賞味期限も守っている」と回答した人は全体の13.4%。8割以上の消費者が、消費期限や賞味期限を守らないことがある実態が明らかになりました。
 中でも「消費期限も賞味期限も守らないことがある」との回答は55.8%と、両方守らない消費者が過半数を占める結果となりました。
 ちなみに、「消費期限は守るが、賞味期限は守らないことがある」は28.5%に対し、「消費期限は守らないことがあるが、賞味期限は守る」は1.7%と回答率の差が大きく、賞味期限の方が守られない傾向にある事も分かりました。


■ 期限はあくまで目安!?多少過ぎても問題なしと考える人たち
 アンケートでは、消費期限・賞味期限を「守る」「守らないことがある」理由を自由回答形式で聞いています。
 「消費期限も賞味期限も守らないことがある」理由としては、「期限が過ぎても食べられる(すぐに悪くならない)」「期限がそもそも余裕持って設定されている」等の自由回答が多く存在しました。
 多くの消費者は表示された期限と実際の品質劣化に、かい離があると捉えており、結果、期限を多少過ぎても問題ないと考えているようです。

 次に多い「消費期限は守るが、賞味期限は守らないことがある」理由では、安全性重視の傾向が強く、消費期限は「守らないと安全面で心配」、賞味期限は「多少過ぎても品質的に問題ないから大丈夫」とする意見が多く見られます。 味への言及は少なく、美味しさは二の次と考えられているようです。

■ 消費期限・賞味期限を守る理由は、年代により異なる
 「消費期限も賞味期限も守る」理由については年代で意見が分かれる興味深い結果となりました。
 30・40代は、小さな子供に「何かあってからでは遅い」と、万一の健康被害を懸念する意見が目立ちます。また、50代になると、高齢の両親の健康に配慮した理由が増えています。30~50代ともに、自分ではなく家族の健康を中心に考えている点が共通しており、中には「自分が食べるのは期限切れでも気にしない」との意見もありました。
 60代以上になると、家族ではなく自分自身の健康配慮を理由に期限を守るとの意見が多くを占めます。
 20代以下も健康配慮の意見がほとんどですが、ライフステージ的に一人暮らし者や小さな子供を持つ親が混在するためか、健康配慮の対象が自分自身と小さな子供と両方見られます。
 なお、地域別にみると、北海道が「消費期限も賞味期限も守る」率がもっとも低く、沖縄が最も高い結果が出ています(一方、「消費期限も賞味期限も守らない」率は、北海道が最高で沖縄が最低)。
 期限を守るかどうかの考え方は、品質劣化に影響を与える各地域の気候(気温)と関係がありそうです。

■ 表示期限より自分の五感で判断
 「食品を美味しく安心して食べられる期限」の判断基準や判断方法についても質問しています。寄せられた自由回答をみると、「におい・味・見た目で判断」という意見が圧倒的に多く、自分の五感を信じて食べきるタイミングを判断している姿が浮き彫りになりました。
 「消費期限も賞味期限も守る」と回答した人たちの多くは、当然ながら判断基準に期限表示の存在を挙げていますが、加えて「見た目やにおいなどでも判断する」との慎重な意見も少なからずみられました。
 また、「自己責任で」という表現も多くみられ、万一の品質劣化や健康被害のリスクも承知の上で、自分自身の五感を判断基準として優先している消費者の姿も垣間見えます。


 アンケート結果からは、消費期限や賞味期限の表示ではなく、におい・見た目・味など自分の五感で食品の状態を判断する、自立した消費者像がうかがえますが、自己流ゆえ安全面で不安が残る内容も見受けられます。
 農林水産省の定義では、賞味期限は「過ぎても、すぐ食べられないということではない」とする一方、消費期限は「期限を過ぎたら食べない方が良い」と明記しています。消費期限については、表示期限をより意識し、期限内に食品をムダなく安全に美味しく食べきるよう努めていきたいと考えます。


【 調査概要 】
調査対象  :「buzzLife」会員登録者
調査地域  :全国
調査実施日 :2011年8月4日(木)~7日(日)
有効回答者数:13,839名


【 株式会社イーライフ 会社概要 】
商号    : 株式会社イーライフ
代表者   : 代表取締役 藤原 誠一郎
所在地   : 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-29-9
        日本パーティビル2F
設立    : 1999年9月
主な事業内容: インタラクティブ・マーケティング戦略/
        インタラクティブ・マーケティング基盤構築/
        対顧客コミュニケーション/調査・分析
URL     : http://www.elife.co.jp/

報道関係者向け
お問い合わせ先

@Press運営事務局までご連絡ください。
ご連絡先をお伝えいたします。
お問い合わせの際はリリース番号「22450」を
担当にお伝えください。