ジボダン社、「2025年に向けての5か年計画」を発表

存在目的とともに、成長にコミット

ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ピーター・ツィンク)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が、今後5年間のロードマップと野心的な財務目標を明らかにしたと発表しました。


●今後5年間で、すべてのステークホルダーに持続可能な価値創造を提供することを目指します。

●お客様をこの戦略の中心に据え、消費者に愛されるブランド開発を支援します。

●提供する製品ポートフォリオの拡大を反映した、新しい事業部名も発表


また、当社はこの期間中に以下の目標の達成を目指します。


●為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで、既存売上高の平均成長率4~5%

●平均的なフリー・キャッシュ・フロー比率12%以上

●持続可能性関連の非財務目標として、当社の存在目的に沿った多様性と安全性の実現


ジボダン社CEOのジル・アンドリエは次のように述べています。「『存在目的とともに、成長にコミット』することは、今後5年間の当社のビジョンであり、ロードマップです。引き続き、すべてのステークホルダーに対して長期的な価値を提供していきます。お客様を戦略の中心に据え、そのお客様と密接に協力して、消費者に愛される、創造的で革新的、かつ持続可能なソリューションを提供します。また、創造(クリエーション)、自然環境、人材、コミュニティの各分野において、当社の存在目的にある長期的な目標の実現に努めながら、引き続き意欲的な財務目標の達成を目指してまいります。」


今回発表した2025年に向けての5か年計画は、「自然環境を敬い、人々のより幸せで健康的な暮らしを創造する。」という当社の存在目的に完全に沿ったものであり、「3つの成長ドライバーと4つの成長要因」に基づいています。



<ジボダン社の2025年に向けての5か年計画>

ジボダン社は、お客様をビジネスの中心に据え、消費者に愛されるブランドの開発を支援しています。お客様の継続的な成長を支えながら、当社は今後5年間に3つの主要な成長ドライバーに焦点を当てます。


■3つの成長ドライバー

・「ポートフォリオの拡大」では、当社の中核事業と、2014年以降、順調に統合した16の買収案件によって強化された価値提案を結び付けています。当社は、現在のポートフォリオであるフレーバーとフレグランス(天然原料やデリバリーシステム)に留まることなく、栄養食品、食品成分、美容等へとさらに拡大していきます。この幅広い製品提供によって、お客様が、倫理的で責任あるビジネスの要請に応えながら、健康とウェルビーイング、ポジティブエージングや変化するライフスタイルを支える製品への消費者の要求に、より適切に応えられるようお手伝いします。


・「顧客層の拡大」により、急速に変化し、より細分化されたお客様のニーズに対応します。より小規模なローカルブランド志向が、各国、各地域のお客様セグメントの成長を促進する一方で、より大きな、国際的でグローバルのお客様にも引き続き可能性があります。すべてのお客様に選ばれるパートナーであることが重要であることに変わりはありません。つまり、すべてのお客様のより幅広いニーズに応えるために、よりカスタマイズされた提案をする必要があります。


・「重点的な市場戦略」は、グローバルでの成長見通しに応えることです。前回の2020年に向けての5か年計画では、お客様により近づいて、各国の消費者の好みを深く理解するために、高成長市場に多くの投資を行いました。今後の5年間では、高成長市場、特に中国においてリーダーシップを発揮していくと同時に、成熟市場での機会を最大化していきます。


新しい成長目標の達成に向けて、当社は、お客様をはじめ、他のステークホルダーに対しても同様に、価値創造の機会を引き続き追求していきます。


■4つの成長要因

3つの成長ドライバーを支えるため、当社は、目標に対応した4つの成長要因に注力します。


・創造(クリエーション):人々のより幸せで健康的な暮らしのための、先進的なソリューションを作成する

イノベーションは、お客様のために、より良い、持続可能なソリューションを作成する上で重要な要素です。当社は、サプライヤー、スタートアップ企業、およびパートナーとの戦略的関係を拡大、深化させることを目指し、未来の革新的なソリューションの開発においてお客様と協力し、共創体制を強化します。


・自然環境:影響力のある行動によって自然環境への親愛を示す

当社は、特に気候変動、水資源、森林保全に重点を置いて、自然環境に対する親愛を示しています。そして環境の持続可能性に関する考えを、貴重な天然資源を保護するために生まれた製品ポートフォリオや代替ソリューションの中に、より積極的に組み込んでいきます。当社は、業界をリードする責任ある原料調達やトレーサビリティプログラムを強化し、またサプライヤーの環境活動への関与を促進しており、世の中をより善くするための調達はこの成長要因の重要な要素になっています。


・人材:ジボダン社を私たち皆にとって魅力的で成長できる場にする

今後5年間の従業員に関する焦点は、ジボダン社が、誰もが歓迎され、評価され、インスピレーションを感じる場所であることを確認することです。この計画の終了までに、当社は、インクルージョンの推進で世界を代表する企業の一つとして認められることを目指します。従業員の健康と幸福に配慮した事業として、従業員をさらに支援するための新しいプログラムを実施します。


・コミュニティ:ジボダン社との協働により、すべてのコミュニティに繁栄をもたらす

すべてのステークホルダーに持続可能な価値創造を提供するという場合、原料の調達先や、製造を行っているコミュニティも含んでいます。当社はサプライヤーと協力して、責任ある調達をさらに事業活動に組み込み、すべての原材料とサービスを、人と自然環境に優しい方法で調達します。当社はまた、従業員がコミュニティとともに、持続可能で実現可能なソリューションを開発して、より幸せで健康的な暮らしに貢献できるよう支援します。


「3つの成長ドライバーと4つの成長要因」は、次のポイントに支えられています:

あらゆる活動における、卓越性、革新性、簡潔性


当社は、オペレーションや業績をはじめ、優れた顧客体験の提供にいたるまで、バリューチェーン全体で最高の水準のものを提供することを目指しています。業界をリードするソリューションやサービスの提供から、製造工程の自動化を含むデジタル対応コラボレーションの拡大まで、すべてお客様中心のアプローチを支えるものです。革新性は、当社の活動にとっての生命線であり、お客様の課題を解決する差別化されたソリューションを開発し、バイオテクノロジーやデジタル化などの分野を先導するものです。


CEOのジル・アンドリエは次のように結んでいます。「現行の2020年に向けての5か年計画『責任ある成長・成功の共有』の完遂に向かう、私たちの大きな前進を誇りに思います。このことは、当社のお客様との強い関係性と、世界中の16,000人の情熱的な従業員の献身によってのみ実現します。そして、これからの5年間、またそれ以降におけるロードマップにおいても、当社の成功の中心であり続けます。『存在目的とともに、成長にコミット』することは、すべての人に繁栄をもたらす持続可能な価値創造を実現するという私たちの目的を表しています。また、B Corp認証の取得を目指すことで、私たちは自身がなりたいビジネスの形、つまり、世の中をより善くするための力となり、存在目的に沿って収益を上げることを示していきます。」



<新しい事業部名と価値提供>

ジボダン社は、ポートフォリオや提供する製品領域が拡大したことを明確にするために、2つの事業部の名称と位置付けを刷新します。


フレーバー事業部は、「テイスト&ウェルビーイング(Taste&Wellbeing)事業部」となり、食品の未来を形作ることにより、お客様にもたらす価値、つまり、美味しさだけではなく、体や心、そして地球のためにプラスとなり、心地よい食体験を生み出す部署であることを表します。


フレグランス事業部は、「フレグランス&ビューティ(Fragrance&Beauty)事業部」となり、パーソナルケア製品、ファブリックケア製品、衛生用品、ホームケア製品、さらにはファイン・フレグランスと美容分野全般において、クリエイティブパートナーとして選ばれるというビジョンを反映しています。



■ジボダン社について

ジボダン社は、フレーバーとフレグランスの創造における世界的なリーダーです。その歴史は250年以上にも及び、ジボダン社は長きにわたり香りと味を革新してきました。お気に入りの飲料や毎日の食事、高級な香水や化粧品、洗濯物のお手入れまで、その創造は感性を刺激し、世界中の多くの消費者を魅了しています。ジボダン社は存在目的に基づいた長期的な成長の達成に向けて取り組むとともに、人々と自然の幸せや健康を高める牽引役となることを目指しています。2019年度において全世界で14,900人を超える従業員を擁し、売上高は62億スイスフラン、売上高に対するフリー・キャッシュ・フロー比率は12.7%を達成しました。日本市場には1920年代に参入し、2020年には創業50周年を迎えます。現在、ジボダン ジャパン株式会社が日本において幅広く事業を展開しています。詳しくは https://jp.givaudan.com/ から、さあ、共に思い描きましょう。

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