国内No.1のTVCM効果分析ツール「マゼラン」を提供するサイカ、 新たに総額12.1億円を調達
併せてコーポレートブランドをリニューアル 広告業界DXを推進し、業界のデファクトスタンダードをめざす
2020.09.16 11:00
株式会社サイカ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:平尾 喜昭、以下 サイカ)は、DNX Venturesと、三井住友トラスト・インベストメント株式会社が運営するジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ、およびセールスフォース・ドットコムの投資部門であるSalesforce Venturesを引き受け先として総額12.1億円の資金調達を完了いたしました。これにより、累積資金調達額は21.6億円となります。また、事業成長に伴い今後さらに会社として高い目標を目指していくために、コーポレートブランドを刷新いたしました。
サイカ、新たに総額12.1億円を調達
サイカが提供する「XICA magellan(以下 マゼラン)」は、売上などの事業成果への効果を測ることが一般的に難しいとされるテレビCMなどのオフライン広告も含めて、あらゆる広告施策の効果を統合的に分析・可視化することで、企業のマーケティング投資の最適化を支援する広告効果分析ツールです。
おかげさまで、国内大手企業を中心に100社以上の導入実績があり、国内No.1のMMM(マーケティング・ミックス・モデリング)(*1)ツール、国内No.1のテレビCM効果分析ツール(*2)としてご評価いただいております。
今回の資金調達をうけ、サイカが提供するソリューションをMMM領域のデファクトスタンダードにしていくために開発部門・事業部門の人員強化および新規事業開発をおこなってまいります。
【本第三者割当増資における引受先一覧(順不同)】
<新規引受先>
ジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合
代表者 :阿久津 昌彦(三井住友トラスト・インベストメント株式会社)
所在地 :東京都港区芝三丁目33番1号
設立 :2000年3月
事業内容:プライベート・エクイティ・ファンド投資の運営
<既存引受先>
DNX Ventures
代表者 :マネージングパートナー 倉林 陽
所在地 :東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟22階SPROUND
設立 :2011年
事業内容:DNXは、2011年よりシリコンバレーと東京に拠点を構え、
日米市場を中心にB2Bスタートアップへの投資を行っている
ベンチャーキャピタルファンドです。これまでに3つのファンド、
累計約580億円を運用し、日米を中心に100社以上の
スタートアップ企業へ投資を実行、13社をエグジットに導いてきました。
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ
代表者 :代表取締役社長 稲川 尚之(いながわ たかゆき)
所在地 :東京都港区赤坂一丁目12番32号 アーク森ビル31階
設立 :2008年
事業内容:スタートアップ投資及びインキュベーション支援
Salesforce Ventures
・株式会社セールスフォース・ドットコム
代表取締役会長兼社長:小出 伸一
本社 :東京都千代田区
・Salesforce Ventures
代表者 :執行役員 日本代表 浅田 賢
所在地 :〒100-7012 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー12階
設立 :2009年(グローバル)
事業内容 :投資事業
【資金調達に関するコメント】
株式会社サイカ 代表取締役CEO 平尾 喜昭のコメント
この度、これまでもサイカと共に走ってきてくださった既存投資家のDNX Ventures、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ、Salesforce Ventures、そして新たな投資家としてジャパン・コインべスト3号投資事業有限責任組合より、総額12.1億円の投資を行っていただきました。
サイカのこれまでの成長を評価していただいたことを大変嬉しく思うとともに、これからの成長に期待を寄せてくださったことに心から御礼を申し上げます。
そして、日頃よりマゼランをご活用いただいているお客様、これまでの成長を支えてくれた会社の仲間にも深く感謝しております。
今回のラウンドで投資していただいた資金は、すでに国内No.1となっているマゼランを統合分析市場におけるデファクトスタンダードとするためのプロダクトおよび事業の強化に活用させていただきます。
また、サイカのソリューションを市場のデファクトスタンダードにするという、より高い目標を全社一丸となって目指していくために、コーポレートブランドもこのタイミングで刷新いたしました。
新型コロナウイルスの感染拡大を契機に業界全体がDXの必要に迫られている中で、広告効果分析における「あるべき姿」を定義し、業界をリードしてまいります。
DNX Ventures Managing Partner 倉林 陽氏のコメント
XICAはマーケティング・ミックス・モデリングを用いて広告効果を正しく測り、最適な広告予算配分を算出するソリューション「マゼラン」を大手広告主向けに提供し、業界のマーケティングのデジタル化を推進し大きな成長を遂げてきました。今回の大型調達で獲得した資金を活用し、今後も新たな機能、新規事業を展開し、XICAは益々進化していきます。日本のマーケティングのデジタル化を牽引し、更なる革新をしてくれることを期待しております。
ジャパン・コインべスト3号投資事業有限責任組合/三井住友トラスト・インベストメント株式会社 Director David Seu 氏のコメント
ポストコロナのニューノーマル時代においては、マーケティング活動の拡大とDXによる効果測定はこれからますます成長していく分野であり、サイカの革新的な手法は日本経済の復活に大いに貢献すると確信しています。
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ 代表取締役社長 稲川 尚之氏のコメント
企業にとって、データ活用とマーケティングの高度化はますます重要な取組みとなっています。データサイエンスを軸に意思決定を支援するマゼランは、単なる分析ツールではなく企業の変革を推進する強力なパートナーです。市場を牽引するサイカ社と、NTTグループとして引き続きご一緒できることを大変嬉しく思っております。
株式会社セールスフォース・ドットコム Salesforce Ventures 執行役員 日本代表 浅田 賢氏のコメント
サイカに追加出資を通じて引き続きご支援できることを嬉しく思います。これまでは効果の可視化が難しかったテレビCMやオフライン広告の効果測定を可能とするマゼランは、新しい生活様式・ビジネス環境に於いてますます重要なツールとなると考えており、サイカのお客様に引き続き高い価値を提供していくものと期待しています。
【コーポレートブランドの刷新】
また、マゼラン事業の成長に伴い、今後「MMM領域のデファクトスタンダード」という従来よりも高い目標を目指していくにあたり、サイカのビジョン、ミッション、およびコーポレートロゴを刷新いたしました。
新ビジョン
才能開花に満ちた公正な世界をつくる
新ミッション
データ分析を民主化し、マーケティングの適正評価を民主化する
新コーポレートロゴ
新コーポレートロゴ
【コーポレートブランド刷新の背景】
これまでサイカは、広告を適正評価する分析ソリューションを提供することで、広告主企業のマーケティング戦略を最適化し、またその過程で、広告媒体が企業の事業成果に与える効果を証明してきました。
今後、マゼランをMMM領域のデファクトスタンダードにすることで、広告主企業は自社が生み出した製品・サービスをより多くの消費者に届けることができるように、広告媒体を提供する企業は広告媒体の価値を高めるためのコンテンツにより多くの投資をできるようにしていきたいと考えています。
そこで、今回コーポレートブランドを刷新し、サイカの事業を通して、製品・サービス、コンテンツを作る企業が生み出す価値が最大化される世界を作っていきたいという思いを「才能開花に満ちた公正な世界をつくる」というビジョンに込めました。
ビジョンの実現に向けて今後サイカが行っていくことは、創業時から変わらず、これまで一部の専門家しか扱うことができなかった高度な分析手法を誰もが扱うことができるようになる仕組みを提供していくことです。そのため、ミッションを「データ分析を民主化し、マーケティングの適正評価を民主化する」としました。
新しいコーポレートロゴは、ロゴマークがサイカのアイデンティティである「才能開花」を表しており、座標軸やグラフから構成されるロゴタイプがサイカのコアとなるケイパビリティである「データ」や「分析」を想起させるデザインになっています。
新コーポレートロゴに込めた意味
※サイカおよびXICA、XICA magellanの名称・ロゴは、日本国およびその他の国における株式会社サイカの登録商標または商標です。
※その他、記載されている会社名・商品名についても、各社の商標または登録商標です。
●XICA magellanについて http://xica.net/magellan/
インターネット広告やテレビCM、交通広告など多種多様な広告の効果を統合的に分析し、広告予算の最適な配分案を算出することで、企業の全体最適なマーケティング活動を支援する広告効果分析ツール。国内No.1のMMMツールとしてテレビCMを出稿する国内大手企業を中心に100社以上の企業に導入され、国内の広告宣伝費トップ100企業(*3)の10%の企業で広告分析にマゼランが利用されるなど、高い評価を得ています。
●株式会社サイカについて http://xica.net/
サイカは、“データ分析を民主化し、マーケティングの適正評価を民主化する”というミッションのもと、2012年の創業以来、統計分析システムの企画・開発・提供分野において急成長を続けているITプロダクト開発企業です。創業当時より「分析のプロ」ではなく「現場のプロ」であるビジネスパーソンをユーザー対象としており、その独自戦略のもとに鍛え上げられた、プロダクトの操作性と直観性が高く評価されてきました。
*1 MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)とは、統計的な分析手法を用いて、様々なマーケティング施策が売上などの事業成果に与える効果を定量的に測定し、マーケティング投資の最適化やシミュレーションを行うものです。
*2 調査期間:2019年10月16~18日/調査概要:マーケティングミックスモデリングツールおよびオンオフ統合分析ツール10社を対象としたイメージ調査/調査手法:インターネット調査/調査対象者:22-69歳、男女、全国、マーケティング職種、上場企業勤務、TVCM出稿企業勤務/調査委託先:株式会社ショッパーズアイ
*3 出典:「広告宣伝費」が多いトップ300社ランキング|東洋経済オンライン|2017年09月10日( http://toyokeizai.net/articles/-/187757 )
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