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GSアライアンスが抗菌性を持つセルロースナノファイバー 複合天然バイオマス系生分解性樹脂を開発!

汎用の射出成形機で量産も可能な抗菌性を持つ天然バイオマス系生分解性樹脂 コロナウイルスとマイクロプラスチックゴミ問題を同時に解決する糸口

GSアライアンス株式会社(Green Science Alliance Co., Ltd.:環境、エネルギー分野の最先端材料を研究開発する化学会社、本社:兵庫県川西市、代表取締役社長:森 良平博士(工学))は、このような問題に対してこれまでセルロースナノファイバー複合天然100%バイオマス系生分解性樹脂、デンプン系生分解性樹脂、非可食性バイオマス由来のセルロース系生分解性樹脂、及びそれらの各種成形品など各種の環境に優しい生分解性樹脂、天然系コーティング材料、塗料などを開発してきおり、当社のこのような技術は、国際連合の専門機関の技術としても登録されています。成形品は楽天市場でもNano Sakuraの登録商標を用いて販売しています。

抗菌性を持つ天然バイオマス系生分解性樹脂 ダンベル試験片(左)射出成形品(右)


■開発の経緯

近年、プラスチックゴミによる地球環境破壊問題は深刻になりつつあり、特に海洋に存在するマイクロプラスチック問題は世界的に生態系を破壊する壊滅的なレベルになりつつあります。2050年には海中に漂うプラスチックゴミの量が魚の量を上回る可能性を指摘しています。既に我々人体にマイクロプラスチックが環境中から入っているという研究報告もあります。


一方で、新型コロナウイルスの影響により、マスク、医療用ガウン、医療用防護服、手袋、フェイスシールドなどの石油系材料を用いるプラスチック製品が大量に生産、使用、そして廃棄されています。人々の意識が変化して、今後もこの傾向は続くと思われます。しかしながら、これらのマスクのような石油系プラスチックからできている製品が新たなる海洋マイクロプラスチック汚染の原因になっているような報道もあります。


そこでこれらの製品、及び一般的な樹脂製品の素材を環境に優しい天然バイオマス系の生分解性樹脂に置き換え、さらにウィルス問題にも対応するために抗菌、抗ウィルス性を合わせ持つ天然バイオマス系生分解性樹脂を開発しました。国内外においても、このような両機能を持ち合わせる材料、成形品はあまり見受けられません。セルロースナノファイバーを複合化させ多孔質構造としており、複合化させた銀ナノコロイド系抗菌剤の抗菌効果が発揮されやすい構造になっているとも推測されます。また、銀ナノコロイドを直接樹脂に上手く複合化させることは困難であり、セルロースナノファイバーが銀ナノコロイドの担持体として機能しているとも推測されます。セルロースナノファイバー、銀ナノコロイドとも自社内で作っているので、これらの技術を上手く組み合わせることにより、今回の開発に至りました。


抗菌性は第三者試験機関で確認済みです。抗ウィルス効果はまだ確認中で、厳密には抗ウィルス性があると断言はできません。ただ銀ナノコロイドは抗菌性だけでなく、抗ウィルス性も有すると言われているので、今回開発した材料は抗ウィルス性もあると推測しています。


また本材料は汎用の射出成形機による量産も可能で、自社内に有しているカトラリーの金型を用いて、簡易的にフォークも作成することができました。


今後は原料としての樹脂ペレットと、成形品への応用も同時に国内外に事業展開していく予定です。



■会社概要

商号  : GSアライアンス株式会社

代表者 : 代表取締役社長 森 良平博士(工学)

所在地 : 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11

事業内容: 環境、エネルギー分野の最先端材料、技術の研究開発

URL   : https://www.gsalliance.co.jp/

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