“家づくりに《安心》の企業連携が登場” 市場の声から誕生したサービス「家づくり三住士」を提供開始
~ 建築資金エスクロー、建築資金立替、建物完成保証をパッケージ化 ~
2011.09.27 15:00
住宅業界でシステム基盤や業務基盤のクラウドサービス化を推進し、クラウドによる価値を最大化させ、高付加価値なサービスをビルダーに提供している住宅ソリューションズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:北上 義一、以下「HouSol」という)は、2011年10月1日より住宅クラウド・エスクローサービス「家づくり三住士」の提供を開始します。
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図1 三住士の安心要素
1.安心の企業連携による「家づくり三住士」
「家づくり三住士」は、以下の三つのサービスで構成されています。
(1)建築資金エスクローサービス
HouSolが、依頼主である施主と工事請負者の工務店に対して、中立・公平な第三者の立場で建築資金の適切な管理を行うエスクロー(第三者預託)の仕組みです。すべての建築資金(自己資金・つなぎ資金を含む)は、信託法に基づく信託口座を通して安全・確実に管理されます。
(2)建築資金立替払いサービス
建築資金立替払いサービスは、建築開始後の中間金としての支払時に活用するサービスです。施主に代わって、オリックス株式会社が必要資金を立て替えます。
(3)建物完成保証サービス
EAJの土地家屋調査士・司法書士ネットワークにより、不動産登記業務と連携して出来高のモニタリングを行います。また住宅会社に不測の事態が起こった場合に備え、あらかじめバックアップビルダーを決めています。
このように、建築資金の立替はオリックス株式会社が行い、建物完成保証の提供は全国の土地家屋調査士・司法書士をネットワーク化している株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン(以下「EAJ」という)が行います。さらに、建築資金エスクローサービスは、日立キャピタル信託株式会社とEAJおよびHouSolが信託法に基づく信託契約を締結し、HouSolから提供します。
一つのサービスに対して、専門分野の異なる複数企業が集って商品化したのは業界では極めて珍しいことです。つまり、各社の専門性を集約させ、安心の連携を築きました。
■具体的な安心要素
本商品の安心要素をピックアップすると図1のようになります。立て替え金の提供、資金の管理、建材・資材の提供、住宅の完成保証と家を作るうえで必要な安心が盛り込まれたサービスです。
2.「家づくり三住士」誕生の背景
従来、注文住宅を建てる際、施主は請負契約上、住宅ローン実行までの建築資金の中間金を支払う場合があります。その場合施主は自己資金か、または金融機関からつなぎ融資を受けて住宅会社に支払うことになります。近年では相次ぐ中堅ビルダーの破綻により、施主は住宅が完成しないばかりか、既に支払済みの中間金も返還されないといった深刻な問題も発生しています。
結果として、住宅ローンを扱う金融機関がつなぎ融資を取り扱わない、また、施主も中間金の支払いを躊躇するケースが増えているため、工務店の資金繰りに影響を及ぼしています。
さらに工務店の資金繰り悪化は、建設資材を供給するサプライヤー、下請けの専門工事業者等、ステークホルダーにとっても大きな問題となっています。
このような施主と工務店の相反する両者のニーズを、第三者の立場で安全かつ円滑に進めるための仕組み「エスクロー(第三者預託)」に、建築資金の立替と完成保証を組み合わせることで、住宅業界の「家づくりの新しい関係」を実現するために誕生しました。
3.販売計画
初年度としては、工務店に資材を販売している納材店やプレカット工場への販売、および、同社で提供しているHS共同仕入に参加しているFC・VC団体本部を通じた営業を重点的に行い、300棟を目標に提供予定です。
次年度以降は、FC・VC設立支援コンサルティングなど、FC・VCのワンストップソリューションの一環として、多様性をもった商品に仕立てる予定で、年間1,000棟の販売を見込むものです。
■住宅ソリューションズ会社概要
(1)商号 :住宅ソリューションズ株式会社( http://housol.com/ )
(2)代表者 :代表取締役社長 北上 義一
(3)本店所在地 :東京都新宿区西新宿六丁目16番6号 タツミビル10階
(4)設立年月日 :平成23年4月1日
(5)主な事業の内容:建材や設備資材の販売
建設事業資金にかかわる事業
住宅完成保証にかかわる事業
クラウドアプリケーション企画・開発・提供
Web型住宅展示場モールの企画・運営
(6)主要株主 :株式会社日立情報システムズ
株式会社ウエストホールディングス
(7)資本金 :7,100万円(資本準備金を含む)