最新鋭の航空レーザシステム 「CityMapper2」を日本で初めて導入します。 10月14日 稼働開始
2020.10.15 09:30
株式会社かんこう(本社:大阪市城東区、社長:越村 雅人)は、最新鋭の航空レーザシステム「CityMapper2」(ライカジオシステムズ株式会社製)を、日本で初めて導入いたします。
航空レーザシステムとは、航空機からレーザを照射することで地上の標高データや地形の形状データを計測する機器。CityMapper2は、弊社、現行機種と比べて4倍のデータ収集能力を持ち、多量の空間データを最高レベルの生産性と精度で高速に取得することができる航空測量センサーです。斜め画像、直下画像とLiDARデータを同時取得する世界初のハイブリッド・エアボーンセンサーを搭載しています。
エアボーンセンサー搭載システム
光学センサー
斜め45°画像用(RGB 150Mピクセルカメラ計4台)
直下画像用(RGB 150Mピクセルカメラ、近赤外線カメラ計2台)
光学センサーは、従来機種に比べて計測データの解像度が高く、街の隅々を視覚化する高い解像度データを取得します。対地高度2,000m上空(実用域)から地上解像度5.0cm。
LiDARセンサー
200万発/秒のパルス照射数
新世代のLiDARセンサーは、対地高度2,000m上空(実用域)から計測密度12.7点/平方メートル(時速240km・パルス2MHz)で、一定の点密度、パルス照射数の計測ができ、複雑で起伏に富む地形への対応の柔軟性を備え、狭い路線の計測から高高度の計測まで、幅広く行えます。
CityMapper2は、都市部の入り組んだ地形や建物の「デジタルデータ」を、3Dでより詳細に、効率よく作成でき、街のデジタルデータ化で変革をおこすものです。正射写真、点群データ、建物の3Dモデルなど、詳細な地理空間ベースレイヤー全てが、一度のフライトで作成可能となり、今後急増する3Dデータ取得のニーズを満たします。
株式会社かんこうでは、今後、新航空レーザシステム「CityMapper2」を使用して、山間部森林域における災害に対する効果的な治山対策等に活用していくとともに、都市部でのデジタルデータ活用にも注力して、今後増加が予想される様々な新たなニーズに的確に応え、サービスを提供してまいります。
以 上
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