「かんたんO2タイガー」 日本臨床工学学会において医工連携アワード2020の 「理事長賞(最優秀賞)」を受賞
2020.10.19 13:00
新和工業株式会社(神戸市、代表取締役:松島 寛和)の製品「かんたんO2タイガー」が2020年9月29日、30日に開催された日本臨床工学技士学会において医工連携アワード2020の「理事長賞(最優秀賞)」に選ばれました。
カウントダウン時
■「かんたんO2タイガー」誕生のきっかけ■
「かんたんO2タイガー」は神戸市機械金属工業会の医療用機器開発研究会(以下、医療研という)という医工連携団体で誕生しました。
きっかけはオープンラボ(以下、OLという)という兵庫県臨床工学会の会員と医療研の会員企業が集まり、臨床のニーズを吸い上げてアイデアをディスカッションする場で神戸大学付属病院の加藤 博史氏(臨床工学技士長)の発表したニーズでした。
■ニーズ■
「搬送中の酸素切れによる低酸素状態を防ぐ機器(方法)」
本来、病院で使用する酸素ボンベは「圧力」「流量」を計算式に当てはめて、対象患者に対して使用するボンベがあと「何時間何分」使用できるのか「残時間」を認識して運用しなくてはなりません。しかし実際の医療現場では看護師が多忙なため、「おおまかな目安」や「感覚」で運用されています。そのため、酸素切れによる医療事故が後をたちません。(医療安全情報No.48 酸素残量の未確認/No.146 酸素残量の確認不足等)
■プロジェクト始動■
ニーズを解決するため、東神戸病院の島田 尚哉氏(安全管理推進室主任がプロジェクトリーダーを担当し、製品開発がスタート。病院で看護師を対象にアンケートを取り、アンケート結果をもとにディスカッションを重ね、製品のコンセプトを決定しました。
■製品コンセプト■
(1)酸素の残時間が一目で分かる(2)操作がかんたんでシンプル(3)安価
■3世代のプロトタイプを経て製品化■
・第1世代のプロトタイプで操作仕様を決定
・第2世代のプロトタイプで臨床で試験的に運用
・第3世代のプロトタイプで製品化
■かんたんO2タイマーの意義■
神戸市の医工連携団体(医療研)において市内の中小企業と医療従事者が開発した製品が受賞したことは、大変有意義です。今後も「かんたんO2タイガー」が普及することによって、医療現場での酸素切れ事故の軽減に貢献できれば幸いです。
■販売元■
株式会社ライフメッド
〒113-0033 東京都文京区本郷2-17-17
TEL:03-3814-7511(代)
FAX:03-3812-7561
■お問合せ先■
新和工業株式会社
〒650-0015 神戸市中央区多聞通5-313
広報担当: 松島 寛和
TEL : 078-382-2231
FAX : 078-382-2230
E-mail : hirokazu@shinwa.co.jp
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