民音は、10月13日(火) 、フランス・パリ南郊ソー市にある小中高一貫校ラカナル学校と民音文化センターをオンラインでつなぎ、学校コンサートを開催しました。これには、約60名の小学5，6年生の児童と教員らが音楽授業の一環として参加しました。
出演は女性和楽グループ「花乃香」、司会はアンスティチュ・フランセ東京のスタッフでDJや落語家としても活躍するシリル・コピーニ氏が務めました。

津軽三味線の曲弾きや名曲『春の海』の合奏などが演奏されると、多くの子ども達が、初めて聴く日本の伝統楽器の音色に感動の拍手を送り、『花笠音頭』や『炭坑節』などの盆踊りメドレーでは、楽しく手踊りを体験しました。

最後に演奏されたアニメ「鬼滅の刃」の主題歌『紅蓮華』では、全員が喜びの表情で耳を傾け、熱気に包まれる中、終了しました。

コンサートの模様はYouTubeでもライブ配信され、在日フランス大使館、在仏日本大使館、文化庁の方々も視聴されました。

尺八奏者の柴香山氏は「コロナ禍でのオンライン公演でしたが、子ども達の反応や踊っている姿が実際に見えて楽しかったです」と述べました。

児童からは「音楽を通して世界を平和にできると思いました。音楽によるコミュニケーションは、沢山の人を感動させることができるからです」、「いつか尺八を演奏してみたいです」等の感想が寄せられました。