NextIO、『vNET I/O Maestro』の提供開始を発表 ~ サーバー管理を簡素化し、CAPEXを最大40%、OPEXを最大60%削減 ~
2011.10.24 18:00
I/O統合・仮想化ソリューションのパイオニア企業NextIO(所在地:米テキサス州オースティン、代表:K.C. Murphy)は、『vNET(TM) I/O Maestro』の一般提供を開始したと発表しました。
ラックレベルの本アプライアンスでI/Oリソースを統合・仮想化し、複雑なサーバーI/Oの導入・管理を簡素化できます。業界標準のPCI-Express(PCIe)スイッチング技術を基盤とする『vNET I/O Maestro』は、革新的なIOVアーキテクチャーによって1台のI/Oデバイスを複数の仮想化アダプターと見なすため、ラック内のサーバーは1つのPCIeデバイスを共有できます。
ITマネジャーは『vNET I/O Maestro』を利用して、マウスのクリック操作であらゆるサーバーとI/Oリソースを接続し、ラック内のサーバーで物理的リソースを共有したり、作業負荷によるニーズの変化に応じてサーバーにリソースを動的に導入・再割り当てすることができます。『vNET I/O Maestro』はアダプター、リーフスイッチ、ケーブルの数を減らすことができるため、運用効率を大幅に改善し、設備投資(CAPEX)を最大40パーセント、運用コスト(OPEX)を最大60パーセント削減できます。その結果、柔軟性と敏速性に優れたデータセンターI/Oインフラを実現できます。
ガートナーのバイスプレジデント兼ディスティングイッシュトアナリストであるCarl Claunch氏は、次のように述べています。「データセンターには複数のファブリックが存在しているのが現状です。残念なことに、その複数のファブリックを支えるインフラがデータセンターのコストを押し上げ、複雑性を増しています。当社はデータセンターを設計・運用する際のベストプラクティスとして、多数の接続機器を整理・統合し、簡素化することを推奨しています。」
【『vNET I/O Maestro』の特長】
『vNET I/O Maestro』は、従来のサーバーI/O運用にありがちな幾重にもわたるデータセンターの複雑性を排除し、複雑なサーバーI/Oの価値・生産性・効率を最大化します。顧客は『vNET I/O Maestro』を利用して、次のようなことを実現できます。
・VMwareの導入コストを削減し、マルチファブリックの複雑なデータセンターネットワークおよびストレージインフラの導入コストを最少化
・10Gbイーサネットをコスト効率の高い方法で導入
・新しいサーバーの導入期間を数週間からわずか数日に短縮
・サーバーラックのケーブルスプロールをなくし、管理容易性を改善
・アダプターとリーフスイッチの数を減らし、消費電力量と冷却コストを削減
『vNET I/O Maestro』は拡張性を組み込んで設計されているため、絶えず変わる作業負荷に対応して、サーバーの動的な割り当てと再割り当てをオンザフライで行うことができます。作業負荷のニーズに合わせてリソースをプロビジョニングする柔軟性を向上させており、以下のことを提供します。
・エニー・ツー・エニー接続:わずか数分であらゆるサーバーとI/Oリソースを動的に接続
・容易な保守:ホットプラグ対応I/Oモジュールとアプリケーションのリモート移行により、保守作業中もシステムの稼動が可能
・オープンスタンダード:PCIe標準の採用により、既存インフラに大きな変更は不要
すべての『vNET I/O Maestro』アプライアンスには、NextIOの管理ソフトウエアnControl(TM)が標準装備されているため、複雑なサーバーI/Oを集中的にリモート管理できます。nControlの使いやすいインターフェースはさまざまな機能を提供し、システム管理者がアプリケーション要件に合わせてI/Oインフラの性能を微調整できるようにしています。
【『vNET I/O Maestro』の機能】
『vNET I/O Maestro』は、オペレーティングシステムのWindows、Linux、VMwareが動作する業界標準のx86サーバーを15~30台サポートすることができます。このシステムは、サーバー間で共有可能な8つのホットスワップ対応I/Oモジュールと、特定のサーバー専用に割り当てたり、必要に応じて再割り当てが行える4つのホットスワップ対応I/Oモジュールを装備しています。
現在、共有スロットがデュアルポート10GbイーサネットNICとデュアルポート8GbファイバーチャネルHBAに対応しているほか、4つの専用スロットがあらゆるロープロファイルPCIeに対応しています。アプライアンスの背面にある標準PCIeポートは、サーバー接続用に10~20Gbpsの専用帯域幅を提供します。将来において、その他にも共有のための技術としてSAS、FCoE、フラッシュストレージなどのほか、GPUにも対応するため、サーバー管理者の「エニー・ツー・エニー接続」の選択の幅を広げます。
NextIOのKC Murphy最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。
「NextIOはエニー・ツー・エニー接続というビジョンの下、設立されました。当社が現在提供しているデータセンター向け統合製品は、複雑なI/Oの価値・生産性・効率を最大化します。データセンターの幾重にもわたるインフラの複雑性を排除できるため、当社のビジョンをさらに進め、世界中のデータセンター専門家のために新たな次元の効率性を提供することができるようになりました。」
現在、一般提供中で、世界中の顧客に出荷いたします。
詳しい情報については、こちらをご覧ください。
http://www.elsa-jp.co.jp/products/nextio/nextio_vnet/index.html
【NextIOについて】
NextIOは、複雑なサーバーIOの価値、生産性、効率を最大化させるラックレベルのIO統合・仮想化ソリューションを提供します。NextIOの革新的アーキテクチャーは、業界標準のPCIeスイッチング技術を基盤としています。演算処理とIOを切り離すことにより、ラック内サーバー全体での共有、仮想化、動的割り当てを可能にするラックレベルのサーバーIOリソースプールを作り出しました。データセンター管理者には、TCOの低減や収益を上げるまでの時間が増えることによるメリットが得られます。NextIOのソリューションは、法人、石油・ガス、高性能コンピューティング、金融サービス、学術、政府といった複数の産業分野にわたるデータセンター要件に対処できます。
詳細についてはこちらをご覧ください。
http://www.nextio.com
写真とマルチメディア・ギャラリーはこちらをご覧ください。
http://www.businesswire.com/cgi-bin/mmg.cgi?eid=50028546&lang=ja
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