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カールツァイスは日本でビジネス開始100年目を迎えました

~ 1911年(明治44年)11月1日築地に「カールツァイス合資会社」誕生 ~

光学・オプトエレクトロニクスで世界をリードするドイツ最大の光学機器メーカーの日本法人、カールツァイス株式会社(本社:東京新宿区、代表取締役社長:ロルフ・バイヤスドルファー)は2011年11月1日で、1911年(明治44年)に東京築地でビジネスを開始して100年、1世紀を迎えることになりました。


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日本で100周年を迎えるに当たり、カールツァイスAGの社長兼CEOミヒャエル・カシュケは「共に歩んだこの100年間を振り返るととても誇らしく思います。これからも長きに渡り、日本で活動を続けていきたいと考えています。」と述べています。

写真: http://www.atpress.ne.jp/releases/23603/1_1.JPG
ロルフ・バイヤスドルファー
(カールツァイスジャパン株式会社代表取締役社長)
ミヒャエル・カシュケ
(カールツァイスAG取締役社長兼CEO)


【日本におけるビジネス】
日本でのビジネスは、1911年のカールツァイス合資会社設立より前の134年前、まさに東京大学が誕生した1877年(明治10年)に、複式顕微鏡の注文を東京大学受注したところから始まりました。その後、カールツァイス製の機器は研究機関、産業界、民間や公共機関のお客様に利用されております。かの有名な東郷提督も1904年(明治37年)の日露戦争でカールツァイス製の双眼鏡を使用しています。

このようにカールツァイス社は、当初顕微鏡といった光学系の製品で名を知られることになりました。若い科学者の研究を元に、カールツァイス社は多数配列式レンズ等の光学系の計算方法を最初に発見し、その結果、比類ない高性能な顕微鏡の製造に成功しました。これを機に驚異的な成長を遂げ、国際市場での成功を収める要因となりました。そして、医薬、測量、観測、写真撮影用等の分野に様々な革新的製品を生み出していきました。

また、日本とドイツの企業は市場で競う事が多いですが、光学市場も例外ではありません。しかし、これは同時に日独の高い技術力により多くのコラボレーションの機会をもたらしてくれるという事でもあります。現在カールツァイス・グループは光学、電子光学、電子機器等用の製品を多くの日本企業に提供しています。

カールツァイス社にとって、日本はアジア地域での有力な市場です。長年の良好な関係で築き上げた信頼と信用により、ツァイスブランドは伝統ある、高性能、革新的なブランドとして日本で高く評価されております。カールツァイス社は常に売り上げの10%を研究と開発に投資し、革新性を追い求め続けております。

日本でのビジネスについて、カールツァイス社ロルフ・バイヤスドルファー代表取締役社長は、「カールツァイスは日独の懸け橋として、日本の皆様のご支援を受け、ビジネスを初めとして様々な分野で深く根を下ろして参りました。これも、ひとえに長きにわたり暖かく見守って頂きました日本の皆様の賜物と深く感謝をしております。」と述べています。

なお、カールツァイス社および「カールツァイス100周年」に関する詳しい情報は、カールツァイス社ウェブサイトをご覧ください。
http://www.zeiss.co.jp/


【日本のカールツァイス・グループ】
日本においては、カールツァイス社の他、カールツァイスメディテック株式会社、カールツァイスマイクロスコピー株式会社、カールツァイスビジョンジャパン株式会社があり、現在、東京、大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌に支社があります。

カールツァイスの製品は、日本において様々な業界のお客様にご利用いただいています。例えば、2011年に名古屋市科学館にオープンした世界最大のプラネタリウムに投影システムを提供しました。このカールツァイス“ユニバーサリウム”プロジェクターは、350人の観客を収容できる35メートルのドーム内に限りなく本物に近い星空を再現します。


【それぞれの分野におけるカールツァイス社】
医療技術分野においてカールツァイス社は、光干渉断層法(Optical Coherence Tomography; OCT)におけるイメージング装置で大変な成功を収めてきました。
OCT機器は、もはや日本の眼科や病院では当たり前となっています。20年前初めてのOCT機器が最初に導入されたころ、日本の医師たち、特に故 田野教授は、この技術の最初の採用者の中でも、特に際立った存在でした。結果として、今日、日本は世界で最も進んだOCT市場として、多くの患者に最高の網膜診断を提供しています。

最新の顕微鏡検査法研究の分野においては、現在、理化学研究所 脳科学総合研究センター(埼玉県和光市)の宮脇 敦史教授とその研究チームが画期的な実験を行っています。宮脇 敦史教授たちは、カールツァイス製の顕微鏡を使い、脳の基礎構造まで明瞭に観察することで、色のついた生体細胞を透明な物質に変える方法を発見しました。

今年、カールツァイス・グループの眼鏡レンズ事業が、日本のカールツァイスの子会社に統合され、日本でもカールツァイス・ブランドの眼鏡レンズの販売が始まりました。多焦点レンズの最高峰に位置するアイフィット(Eye Fit)は、累進多焦点レンズの3つの異なるタイプの中から一つの選択肢を提供します。
ですから、お客様は、オフィスなのか、車を運転するのか、新聞や本を読むのか、その時の状況や用途に応じて、どのタイプが一番その時々の自分に合っているかを選ぶことができます。

そして、写真業界においては、カールツァイスは、一眼レフカメラレンズの最高峰の製品群を提供しています。カールツァイス製のレンズは、ソニーの最新モデルとカムコーダーに採用されています。


その長い歴史と、現在の力強いビジネス環境を鑑みて、カールツァイス・グループは、日本における活動が良好な状況にあり、今後もこの成功が順調に推移し、そのキービジネスがより成長するものと考えています。


【カールツァイスAGグループについて】
カールツァイス・グループは世界をリードする国際的な光学・電子光学メーカーです。カールツァイス社は将来を見据えた医療、研究、工業、アイケア、コンシューマプロダクツなどの革新的なソリューションを提供しております。

カールツァイス・グループは2010年度に約29.8億ユーロの売り上げを達成しました。2011年度から眼鏡用レンズメーカーのカールツァイスビジョン(2010年度は8.8億円ユーロを売り上げ)をひとつのグループとして統合しました。カールツァイス・グループには、ドイツの10,000人以上の従業員を含め、世界全体で約24,000人の従業員がおります。

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