国内最大のレザープロダクトコンペティション 「Japan Leather Award 2020」表彰式を開催 ~二子玉川ライズ ガレリアにて受賞作品の公開展示も実施~
一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)(所在地:東京都台東区/会長:藤原 仁)は、国内最大のレザープロダクトコンペティション「Japan Leather Award 2020」の表彰式を、2020年11月28日(土)に、二子玉川ライズ ガレリアにて開催いたしました。
「Japan Leather Award」は、国産のなめし革を使用した作品を全国から募集し、優れた作品を表彰するとともに受賞者をPRすることで、新たな“発想・表現”のできる人材の発掘と育成に取り組んでいます。また、日本の皮革・革製品の魅力を伝えられるよう、審査会や表彰式などを消費者により近いイベントとして開催しています。
2020年は、フットウェア部門・バッグ部門・ウェア&グッズ部門・フリー部門・学生部門の5部門から合計205点の作品が集まり、本表彰式に先立ち、10月2日(金)に行われた審査会で、7名の審査員により各部門・各賞8作品(うち1作品がグランプリ)と審査員賞7作品の計15作品が選ばれました。
表彰式では、各受賞者がステージに登壇し、それぞれにトロフィーを授与。表彰式の最後には、審査員長を務める長濱 雅彦東京藝術大学教授からグランプリが発表されました。見事グランプリを受賞した小林 仁太氏は、「光栄です。信じられない気持ちです。革の専門ではない僕の取り組みを業界が主催するジャパンレザーアワードで評価してくれたことを嬉しく思います。今後はこの3Dプリンターという技法をより深掘りしていきたいと思っています」と、ステージ上で喜びを表現していました。
また、表彰式終了後は、会場となった二子玉川ライズ ガレリアで29日(日)まで受賞作品の公開展示や販売コーナーをはじめ作品に関するコメントなども多数寄せられ、コロナ禍にも関わらずレザーファンの注目を集めていました。
今後も「Japan Leather Award」を通じて、ひとりでも多くの方にレザーの魅力を発信してまいります。
■ライブ配信された表彰式の模様はこちらからご覧いただけます。
【Japan Leather Award 2020 グランプリ作品】
=ウェア&グッズ部門ベストプロダクト賞=
小林 仁太(所属:CONCUSSION)
作品名 :TECHNO LEATHER CRAFT:HEXAGON PATTERN COIN CASE
●作品コンセプト
「Techno Leather Craft Projectは、3D CADと3Dプリンタを活用した、オリジナルのレザー加工技法です。コンピューター上で設計した型を3Dプリンタで出力し、ナチュラルレザーにプレスして立体的な形状を成形しています。この技法を活用しコインケースを作成しました。見た目の面白さだけでなく、皿型形状でコインの出し入れが容易となっている等、機能面も熟慮した造形となっています」
【Japan Leather Awardとは】
Japan Leather Award は国産皮革素材を生かした作品で競う国内最大のレザープロダクトコンペティションです。5つの部門(フットウェア部門/バッグ部門/ウェア&グッズ部門/フリー部門/学生部門)に分かれ、部門毎にベストプロダクト賞とフューチャーデザイン賞の2賞が用意されています(学生部門は最優秀賞の1賞のみ)。審査は、7名の審査員の協議によって行われ、上記の中で最も優れた作品にグランプリが与えられます。
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