災害地へのドローン運搬やコロナ禍の省人化対策に! 瞬間通電でON/OFF切り替える磁気式アタッチメント 「スイッチングマグホルダー」を12月1日(火)より販売開始
2020.12.02 10:30
下西技研工業株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:下西 孝)は、瞬間通電でON/OFFを切り替える、磁気式アタッチメント「スイッチングマグホルダー」を2020年12月1日(火)より販売開始いたしました。
この製品は、FA機器やロボットハンドなどの一般的な用途はもちろん、運搬用ドローンの荷物脱着部や、AGV(無人搬送車)連結部分の自動脱着などへの活用が期待されています。
2020年12月1日より開催の新価値創造展に出展中です。
下西技研工業(株)HP
新価値創造展2020オンライン
https://shinkachi-portal.smrj.go.jp/event/shinkachi2020/
■ダントツの製品を目指して
磁力をコントロールして脱着を容易にするデバイスにマグネットホルダーがあります。
様々な種類の従来製品が存在しており、吸着力や安全性、電力消費量、保管時の扱い易さなど、それぞれに明らかなメリット・デメリットがあります。
そのため、顧客がどのニーズを優先するかによって、マグネットホルダーを使い分ける必要がありました。
従来製品が抱える問題点を全てカバーする、今までにない商品を作りたいという想いから「スイッチングマグホルダー」が着想されました。
■ブレークスルーしたポイント
新開発の「スイッチングマグホルダー」は、2種類の永久磁石を使用しています。
保磁力が高い磁石と、保磁力が低い磁石を配置し、保磁力が低い磁石の磁化方向を変えることで吸着力のON/OFFを切り替えるという構造に活路を見出しました。磁束の向きをスイッチさせることから、「スイッチングマグホルダー」と命名しました。
薄型で大きな吸着力を発揮し、ON/OFF時の瞬間通電以外は電力を消費しない省電力タイプです。
操作も簡単で誰にでも扱えます。
「スイッチングマグホルダー」は、薄型、吸着力、省電力、停電時の安全性、取り扱い易さという5つの評価基準について、全ての項目で従来製品より勝る画期的でオンリーワンな製品です。
スイッチングマグホルダー
■原理・構造
保磁力が高い磁石と、保磁力が低い磁石を配置し、保磁力が低い磁石の磁化方向を変えることでON/OFFを切り替えます。
スイッチングマグホルダー原理・構造
■特長
・従来製品に比べ半分程度の薄さで、同等以上の吸着力を生み出します。
一方、電力使用量は大幅削減しています。(当社試算値で90%以上もOFF!)
・瞬間通電でON/OFFを切り替えられるので、非常に省電力です。
・無通電で吸着を維持し続けるので、停電時でも安全が確保できます。
・モバイルバッテリーで長時間駆動も可能です。
・常時はホルダーに吸着力がないので、取り扱い易く安全・便利です。
・用途発展性があり、活躍の幅が広がっています。
■各製品比較表
スイッチングマグホルダーは、全ての項目で○以上の判定です。
他の製品を大きく凌駕しています。
スイッチングマグホルダーと他社従来製品との比較表
■活用シーン例
【運搬用ドローン】
物資運搬用ドローン
●災害支援物資運搬
・荷物着脱時の操作が容易
(荷物破損の危険性が低い)
・飛行中の荷物保持に電力を消費しないので、バッテリー消耗を極小化
(遠方地への支援が可能)
●林業、電線施設作業などへの応用
・運搬物の確実な切り離し(受け渡し)
【倉庫の無人化・省人化】
AGV(無人搬送車)の台車連結
●AGV(無人搬送車)の台車連結
・AGVと台車の連結(脱着)が容易にできる
・台車の自動脱着装置への展開が図れる
■今後の転用
<業界>
・今後スイッチングマグホルダーの展開先としては、ロボット、FA機器、生産ライン、医療機器、物流・搬送、運送時の積み荷固定などさまざまな業界が考えられます。
・薄型・強力・圧倒的省電力のスイッチングマグホルダーは、多くのシーンでご利用いただけると考えています。
<単品販売とモジュール品開発>
・スイッチングマグホルダーに関しては、これまでの当該カテゴリーの製品を大きく超えるポテンシャルを持った製品なので、引き続き当社自らが営業活動を行い、モジュール品の開発を行う一方、用途のこなれた業界(ロボット、FAなど)には、併せて商流の多様化も検討していく予定です。
■会社概要
会社名 : 下西技研工業株式会社
所在地 : 〒578-0981 大阪府東大阪市島之内2丁目4番地16号
代表者 : 代表取締役 下西 孝
設立 : 1990年(平成2年)5月
資本金 : 3,000万円
事業内容: 精密機器部品の設計・開発および製造
URL : http://www.simotec.co.jp