「JMDC」と「慶應義塾大学薬学部」は共同研究を開始 ~小児分野における医薬品使用実態の調査を始める~
株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:松島 陽介)は、慶應義塾大学薬学部(医薬品開発規制科学講座:教授 漆原尚巳ら)とともに、小児における医薬品の使用実態調査を開始します。
日本では、小児用の医薬品開発が非常に少なく、臨床現場では、オフラベルでの薬剤使用や大人用製剤が個々の医師や薬剤師の工夫により使用されています。
本研究は、JMDCの保有する診療報酬請求情報データベースを用いて、約160万人の小児(日本の小児人口の1割を超えるデータ規模に相当)を対象に、各年齢における薬剤処方、診療行為及び医療費の実態を明らかにすることで、小児における薬剤使用や薬剤開発の一層の向上に寄与することを目的としています。
この調査研究は、小児医療の発展のためにビッグデータを活用してJMDCが始動させた支援プロジェクト「Big Data For Children」の一環として行っています。
【株式会社JMDCについて】
医療ビッグデータ業界のパイオニアとして2002年に設立。独自の匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有しています。健康保険組合向けには、5億4,000万件以上のレセプトデータと2,600万件以上の健診データ(2020年3月時点)の分析に基づく保健事業の支援を行っており、病院向けには、レセプトデータやDPCデータをベースに、独自の技術で名寄せを含めてデータクレンジングした上で、臨床評価指標などの病院経営の指標開発の支援を行っています。
製薬メーカーや医療機器メーカーに対しては、健康保険組合と医療機関のデータを用いて、新薬・新機器のエビデンス構築のデータやデータベース研究や、安全性評価、市場性予測など多岐にわたる支援を行っています。
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