昭和天皇が太平洋戦争の全容について語った第一級史料 『昭和天皇独白録』12月8日電子書籍版発売
株式会社文藝春秋電子書籍編集部は、『昭和天皇独白録』(寺崎英成 マリコ・テラサキ・ミラー)の電子書籍版を12月8日(火)に発売します。
「昭和天皇独白録」は、4日間計5回にわたり、張作霖爆死事件から終戦に至るまでの経緯を、5人の側近たちの質問に昭和天皇みずからひとつひとつ答えられたことを、御用掛だった寺崎英成が手書きで記した第一級史料です。欄外に寺崎用箋とある特注の便箋に170枚にわたって書かれていました。
月刊「文藝春秋」1990年12月号にその全文が発表された時は、書店に雑誌をもとめて行列ができるなど、内外に一大反響を巻き起こしました。
また、2017年には寺崎氏の原本がオークションにかけられ、美容外科「高須クリニック」院長・高須克弥氏が27万5千ドル(約3千万円)で落札、翌年宮内庁へ寄贈したニュースが話題を呼びました。
読者からの電子化リクエストも多かった作品が、全文発表から30年の時を経て電子化です。
■内容
はじめに
記録の発見と公開について (マリコ・テラサキ・ミラー)
昭和天皇独白録
第一巻
第二巻
“遺産”の重み (マリコ・テラサキ・ミラー)
解説にかえて 座談会「『独白録』を徹底研究する」
(出席者)伊藤隆 児島襄 秦郁彦 半藤一利
文庫版のためのあとがき
関係年表
■著者プロフィール
寺崎英成(てらさき・ひでなり)
1900年東京生まれ。暁星中学より旧制一高をへて東大法学部卒。1927年外務省入省、米国、中国在勤を通し有数の知米派のひとりとなる。1941年ワシントンの日本大使館に着任し、戦争回避に奔走。開戦後の1942年一家で帰国する。終戦後正式に復職、1946年宮内省御用掛として任命され、昭和天皇とマッカーサーに深く信頼された。戦中戦後の無理がたたり健康を損ね、1951年死去。
■書誌情報
書名:昭和天皇独白録
著者名:寺崎英成 マリコ・テラサキ・ミラー
配信日:2020年12月8日(火)
価格:640円(税込)
※価格は電子書店によって異なる場合があります。
商品URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1671980300000000000V
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