2020年文藝春秋・電子書籍ダウンロード数ベスト10発表
1位は大反響を呼んだ『女帝 小池百合子』
2020.12.18 10:00
文藝春秋電子書籍編集部では、文藝春秋の電子書籍約5200点のダウンロード数を元に集計した、2020年電子書籍ベスト10を発表しました。
1位 『女帝 小池百合子』(石井妙子)
2位 『裸一貫! つづ井さん2』(つづ井)
3位 『コンビニ人間』(村田沙耶香)
4位 『一人称単数』(村上春樹)
5位 『コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画』(冨山和彦)
6位 『少年と犬』(馳 星周)
7位 『猫を棄てる 父親について語るとき』(村上春樹)
8位 『熱源』(川越宗一)
9位 『反日種族主義 日韓危機の根源』(李 栄薫・編著)
10位 『女と男 なぜわかりあえないのか』(橘 玲)
1位は東京都知事選直前に刊行された『女帝 小池百合子』(石井妙子)でした。争点となったコロナ対策を現職の小池知事に任せて大丈夫かと考えた多くの有権者が読んだためでしょう。
【著者・石井妙子さんのコメント】
時短営業やステイホームが叫ばれるコロナ禍の中、読者の手もとに届くのだろうかと不安に思いながらの出版でした。ですが発売直後から思いがけず、「自宅待機となり、電子書籍で読んでいます」という声をたくさん頂きました。「非常時における強さ」という電子書籍の特性、このような状況下でも本を読もうとして下さる方々がいるという事実に接し、深く感激いたしました。電子書籍に親しみを持つ若い世代の読者と出会えたことも望外の喜びです。すべての読者に心より感謝申し上げます。
2位は人気コミックエッセイ『裸一貫! つづ井さん2』(つづ井)。とことん自由に人生を楽しむ、女子たちの日常コメディーの第2巻です。
3位の『コンビニ人間』(村田沙耶香)は芥川賞を受賞した2016年が1位、17年2位、18年2位、19年は1位と、5年間ずっと売れ続けている作品です。来年はどうなるのか、興味深いところです。
コミック作品、合本、電子オリジナルの好調という、ここ数年の文藝春秋の電子書籍の傾向は今年も続いています。
コミックは10作品がベスト100入り、合本はテレビドラマ人気に支えられ25位に『合本 半沢直樹』(池井戸 潤)、安定して売れ続けている『合本 竜馬がゆく』(司馬遼太郎)が90位と存在感を見せました。映画の電子パンフレットという初の試みに挑戦した『ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK』が20位、大人気和風ファンタジー・八咫烏シリーズの外伝(阿部智里)が26、33、75、98位と4作品、さらに2021年10月にドラマ化が決まった『日本沈没 決定版』(小松左京)が44位に入っています。
このランキングをまとめた『2020文藝春秋電子書籍ベスト100【文春e-Books】』を、12月18日より各電子書店で順次配信します(無料)。
新刊あり、名作ありの、バラエティに富んだ100冊です。年末年始の読書計画に役立てていただける内容ですので、ぜひダウンロードしてください。
■書誌情報
書名:2020文藝春秋電子書籍ベスト100【文春e-Books】
著者名:文藝春秋・編
価格:無料
配信開始日:2020年12月18日(金)
Kindleほか、Apple Books、楽天Kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、hontoなど主要電子書籍にて配信
商品ページ:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692095200000000000W
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