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「市原ぞうの国」来春リニューアル新施設 動物たちの森に人が迷いこむ『MAZEOO』(メイズー)の中に 荒川河川敷で保護された迷い鹿のためにみんなで作る 『ケープの森』クラウドファンディング開始!

2020.12.14 14:30

“国内最多のゾウが群れで暮らす動物園”「市原ぞうの国」(千葉県市原市山小川937、園長:坂本 小百合)では、荒川河川敷で保護され当園で引き取った迷い鹿『ケープ』が安心して仲間と暮らせる『ケープの森』をクラウドファンディングによって進めるプロジェクトを2020年12月14日(月)スタートいたします。


URL: https://camp-fire.jp/projects/view/359574

クラウドファンディングメイン画像


「市原ぞうの国」では、園内の半分を超えるエリアを大規模リニューアルする工事を現在進めており、2021年3月19日(金)に新「市原ぞうの国」としてリニューアルオープン予定です。リニューアル計画を進める中、新型コロナウイルス感染症の流行が拡大。例年より少ない入園者数の中、工事資金に充てたかった財源を園の運営に回さなければならない厳しい状況となりました。リニューアルに合わせて、みなさんと一緒に園内にぞうさんの水遊び場を作るクラウドファンディングを2020年10月より開始し、現在までのところ多くの方にご支援をいただいております。

今回新たに、「市原ぞうの国」の新施設『MAZEOO』(読み:メイズー)の中にリニューアル計画に当初無かった「ケープの森」をみなさんで作るプロジェクトを立ち上げました。



■「市原ぞうの国」へやってきて6ヶ月。『ケープ』のこれまで

<6月2日(火)午前>

荒川河川敷サイクリングロードで鹿が1匹走りまわっていると地元警察から足立区に一報が入りました。


<6月3日(水)午前>

足立区と警察の職員の方が、鹿を捕獲し足立区の施設に保護。

足立区の方は、動物園・施設等、数十か所に引き取りを打診しましたが、生息地域が不明な事と野生動物が持つ病気が園内の飼育動物に感染する恐れなどもあるとして、全て断られてしまったそうです。


<6月5日(金)午後>

市原ぞうの国に足立区の方から電話にて「荒川河川敷で保護した鹿を受け入れて頂きたい」との連絡が入りました。

坂本小百合園長が「川沿いを伝ってたまたま都内に入りこんでしまっただけで、受け入れ先が無いのはかわいそう。これも何かの縁だわ」と、受け入れを即決。姉妹園「サユリワールド」では日本鹿を13頭飼育していましたが、野生の鹿を受け入れるのは初めてのことでした。


<6月8日(月)午前>

「サユリワールド」の敷地に新しく作った飼育施設に到着しました。到着後、足立区の方も協力して頂き脱走防止の網をかけて施設の寝室にいれました。

到着後も緊張でドキドキしている様子で、「隙あらば逃げよう」というそんな様子でした。

困難から逃げる(エスケープ)から、鹿は『ケープ』と名付けられました。

少しして外に出てきた『ケープ』に50m離れたサユリワールドで暮らしているメスの日本鹿たちが、熱い視線を送っている様子が見られました。


<6月21日(日)>

1週間ほどはあまり食欲がなく心配しましたが、少しずつ木の葉、青草、フルーツなどを完食するようになりました。健康診断でも飼育施設のどこかに角をぶつけ曲がってしまった以外は、特に問題はありませんでした。飼育施設にスタッフが入るとすぐに寝室に入ってしまう状態でした。


<7月3日(金)>

当園にきて1ヶ月、色々なフルーツを出して何が好きなのか試した結果、「スイカ」や「ヤマモモ」が好物だとわかりました。


<8月6日(木)>

飼育スタッフのお姉さんが一番のお気に入りのようです。お姉さんを見つめる目から「好き」が伝わってきます。時々お姉さんの手からもエサを食べてくれるようになりました。


<11月17日(火)>

大好きなお姉さんの手から時々エサを食べてくれる『ケープ』ですが、初めて会う人や時々会う人には相変わらず慎重な態度です。サユリワールドは人とふれ合うのが大好きな動物達が暮らす動物園なので警戒心が強く、慎重な『ケープ』にとっては、好い環境ではないと判断しました。


<2021年3月>

リニューアルオープンを予定している「市原ぞうの国」では、『MAZEOO』(メイズー)を新設予定です。丸太を用いた動物の展示や子供たちが遊べるアスレチックなど、人も動物も楽しい時間が過ごせる工夫をした今までにない施設です。その中の一画が「ケープの森」となります。丸太を用いて隠れる場所がある「ケープの森」なら慎重な性格の『ケープ』もメス鹿と一緒に安心して暮らせるのではないかと考えています。



■「ケープ」が安心して仲間と暮らせる新施設構想

野生育ちの『ケープ』の性格に配慮するため「木」を使うことを基本とし、見え隠れできる安心感を確保しながら、メス鹿とも暮らせる『ケープの森』というコンセプトが出来上がってきました。「ケープの森」は新施設構想として上がっていた日本初の動物の行動展示型迷路施設『MAZEOO』(メイズー)の中に作る予定です。



■『ケープ』担当飼育スタッフのコメント

野生の鹿を飼育するのは初めての経験で、小屋の掃除をする時には、『ケープ』も私も緊張しながらの日々でした。エサをあげても私がいると食べてくれず、私が飼育施設から出たことを確認してからエサを食べていました。

今では、知らない人が見ていても食べてくれるまで緊張がほどけています。新しい飼育施設で慎重な性格の『ケープ』でも無理なく自分のペースでお嫁さんと暮らしていけたら嬉しいです。

そして、いつの日か『ケープ』の子供が誕生したら、一番に「おめでとう!」を言いたいです。



■園長のコメント

今回、市原ぞうの国のリニューアル計画に、当初無かった野生鹿の『ケープ』が安心して仲間と暮らせる『ケープの森』を作りたくプロジェクトを立ち上げました。

東京都に迷い込んでしまった鹿が縁あって市原ぞうの国にきて6か月、野生の鹿が人に慣れるのは時間と安心して暮らせる環境を作ってあげる事が一番だと確信しています。コロナ禍で多くの方が『ケープ』の生末を心配され、野生動物との共存を考えさせられたのでないでしょうか。どこから来た鹿なのかわからないからと引き取りを拒否され山へ放つ事も出来なかった野生の鹿『ケープ』は、いつの日か安心して人と一緒に暮らす事ができるのではと考えています。どうぞ、皆様お力添えいただきますようお願い申し上げます。


市原ぞうの国 園長 坂本 小百合



■人との適度な距離を望む『ケープ』が安心して仲間と暮らせる環境を皆さんと一緒に作りたい!

 クラウドファンディング2020年12月14日(月)から2021年2月14日(日)まで開催!!

URL: https://camp-fire.jp/projects/view/359574


このプロジェクトでは、『ケープ』が大好きな「大きなヤマモモの木植樹」や「ケープが隠れる丸太」など『ケープ』が快適に暮らせることにつながるリターンをご用意いたしました。

プロジェクトへの協力で「ケープデザインのオリジナルTシャツ」や「ケープの落角」など、ケープと貴方をつなぐリターンをご用意!!クラウドファンディングにご協力いただくリターンとして、「ケープデザインのオリジナルTシャツ」、「ケープの落角」など、ケープが大好きな方に喜んでいただけるメニューを9種ご用意いたしました。プロジェクトの締め切りは、2021年2月14日(日)です。なお、リターンメニューは今後「ケープのオリジナルぬいぐるみ」や「木材を使ったオリジナル商品」の予定もあります。



■市原ぞうの国

千葉県のほぼ中央に位置する市原ぞうの国には、国内最多飼育数のぞうさん12頭をはじめ、レッサーパンダ、ビーバー等約80種類の動物たちが暮らしています。サッカーやダンスなどダイナミックなパフォーマンスを披露する『ぞうさんショー』は、毎日開催しており、ぞうさんの背中に乗ることが出来る『ぞうさんライド』や、お鼻にぶら下がることができる『ぞうさんリフト』など、ぞうさんとふれあうことができる様々なアトラクションも開催しています。

また、カピバラ、カバなど園内にいるほとんどの草食動物たちに直接エサをあげられ、より身近に動物たちとのふれあいができる動物園です。

2005年夏公開映画「星になった少年」は、市原ぞうの国 園長 坂本 小百合が原作者です。映画のモデルとなったアジアゾウのランディも暮らしています。


<サユリワールド>

「市原ぞうの国」に隣接する姉妹施設「サユリワールド」では、キリンをはじめ、カピバラ、ビントロング、ワオキツネザルなど、坂本小百合園長セレクトの“いやしの動物”たちとの究極のふれあいをお楽しみいただけます。



■リニューアルに伴う開園時間とエリアの変更について

2021年3月19日を予定している新「市原ぞうの国」のリニューアルオープンに伴い、「市原ぞうの国」の開園時間とエリアが通常営業とは異なります。工事の状況などによって変更となることもありますので、最新情報はホームページでご確認ください。

http://www.zounokuni.com


・2021年1月17日(日)までは通常開園となります。

・2021年1月18日(月)~2月28日(日)は、ゾウ舎周辺の一部分を金曜~月曜のみ開園させていただきます。

・2021年3月1日(月)~3月18日(木)は、「サユリワールド」を除き全面休園となります。


<お車でお越しのお客様>

首都圏の主要エリアから60分強で到着!

お車でお越しのお客様は、圏央道「市原鶴舞IC」より約5分でご来園いただけます。


<高速バスでお越しのお客様>

東京、羽田、横浜など主要なターミナルから高速バスを利用して来園いただけます。また、市原鶴舞バスターミナルからは当園まで5分ほどでお越しいただける無料送迎バス(要予約)もご利用いただけます。

詳しくは当園公式ホームページをご確認ください。

横浜駅から75分 羽田空港から45分 東京駅から60分 勝浦駅から50分


<電車でお越しのお客様>

JR内房線五井(ごい)駅乗り換え、小湊鉄道「高滝駅」より無料送迎バス有(要予約)約10分

東京~五井 JR総武線経由/快速60分

JR京葉線経由/特急ビューさざなみ40分 快速56分

五井~高滝 小湊鉄道45分

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