京セラ鹿児島国分工場に新研究棟を建設
研究開発体制の強化により、製品・技術開発のスピードアップを図る
京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫)は、情報通信や環境エネルギー分野における研究開発体制の強化を目的に、鹿児島国分工場(鹿児島県霧島市)内に新たに研究棟を建設しますので、お知らせいたします。本日、地元行政である鹿児島県霧島市と立地協定を締結し、2021年1月より新研究棟の建設を開始する予定です。
現在、鹿児島国分工場内には、材料技術の研究を行う「ものづくり研究所」、プロセス技術の研究を行う生産技術部門、解析評価技術の研究を行う分析部門の3部門があり、当社の研究開発における主要拠点の一つとなっています。情報通信分野では、5G対応のスマートフォンやIoT機器に使用されるコンデンサ、セラミックパッケージ、環境エネルギー分野では、固体酸化物形燃料電池(SOFC)の主要部品であるセルスタックなどの研究開発を行っています。さらに、既存の研究を応用し、航空・宇宙、医療・ヘルスケアなど、新規分野への展開を図っています。
新研究棟では、敷地内に分散していた3部門を集約し、連携を強化することで、製品・技術開発のスピードアップを図るとともに、製品の立ち上げ時から設備の自動化や生産の効率化に至るまで、総合的にサポートできる体制を確立します。また、社外の技術者を含めた交流の場としても活用し、技術情報の共有をはじめ、人材育成、イノベーションの創出を推進していきます。
鹿児島国分工場 新研究棟(仮称) 完成予想図
■ 新研究棟の概要
名称 | 京セラ株式会社 鹿児島国分工場 新研究棟(仮称) |
所在地 | 鹿児島県霧島市国分上小川字大ノ丸1450-1 |
投資総額 | 約100億円 |
建築面積 | 5,990平方メートル (鉄骨、5階建) |
延床面積 | 22,902平方メートル |
建設計画 | 着工:2021年1月 / 操業:2022年9月(予定) |
主な研究内容 | 積層セラミックコンデンサ、電子デバイス用セラミック パッケージ、SOFC用セルスタックの開発など |
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