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小樽水産加工の技術を全国に届けたい。2020年12月『小樽港海の幸お届け便』が船出しました。

なまら旨い!江戸後期のにしん漁から始まった小樽の水産加工

あたりまえになっていたウマイ魚は たいせつにするべきこの街の宝ものでした

2020年の春、世界が予想だにしなかった状況に陥り、日本内外からたくさんのお客様を迎えていた小樽の街も寂しい光景になっていました。イベントも中止になり、小樽の魅力をみなさんに知っていただく機会も少なくなりました。その一方、みなさんがおうちで過ごす時間が増え、家で食事をする機会が増えた方も多かったのではないでしょうか。私たちはおいしい小樽の魚介を食べていただこうと地元の各水産加工会社の商品をとりまとめた「恵比寿箱」をつくりました。5月のことです。

ご用意した数量はあっという間に完売。皆さまからのお声に、私たちが住う小樽にあたりまえのようにあった加工品や魚たちが、あらためてこの街の長い歴史を支えてくれた宝ものだったと気づいたのです。これも祝津のえびす様の計らいだったのかもしれません。この度、地元企業と小樽らしさを追求しながら商品開発をする「小樽百貨UNGA↑」と「水産加工業協同組合」の各社があらためて手を結び、「小樽港海の幸お届け便」が生まれました。

北前船の往来もあり、北海道では歴史の古い小樽の水産加工業ですが、「小樽水産加工業協同組合」として、各社の製品をひとつの箱に入れてお届けするのは、初めての取り組みとなります。かつて「春告魚」と呼ばれた鰊が前浜に帰ってきたように、コロナウイルスによる沈黙の後、きっとまたこの街に活気という大きな波が戻ると信じて。皆さまのご多幸を祈りながら、小樽百貨UNGA↑らしく、この街から口福をお届けいたします。
小樽港海の幸お届け便
リーフレット表面
リーフレット中面

小樽百貨UNGA↑

北海道初の営業倉庫として使われた歴史的建造物の旧小樽倉庫本庫に、2019(令和元)年12月18日オープン。海運の街小樽から開運を願い、今なお小樽に遺る歴史や文化を載せた食品とクラフトのオリジナル商品が約100種類、地元のクラフト作家作品が約50種類、それと北前船の寄港地のセレクトした良品を取り扱う。1階が店舗で、2階はギャラリーとして貸し出しが可能。
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