捨てられるガラスに価値を生み出したい！光学ガラスの廃材から生まれたプロダクトをクラウドファンディング『CAMPFIRE』にて販売開始

2020.12.23 11:15

各種光学材料の販売から、光学部品の設計、製作、組立まで手掛ける株式会社エイ・ケイ・コーポレーション(本社：東京都板橋区、代表取締役：鎌田利幸)は、新事業「νd(ニュー・ディー)」で生産する製品を2020年12月14日よりクラウドファンディングサイト『CAMPFIRE』にて販売開始しました。

尚、「νd」は光学部品の生産工程で生じる光学ガラスの廃材に、新たな機能を与えて生まれ変わらせることを目的として立ち上げた事業です。

＜『CAMPFIRE』プロジェクトページ＞

https://camp-fire.jp/projects/view/329888

実施期間：2020年12月14日～2021年2月8日

「νd」光学ガラスの廃材から新しい価値を生み出したい！

■プロジェクトの背景

＜光学ガラスについて＞

光学ガラスは、カメラやプロジェクターなどのレンズに使用されているガラスです。用途上、入射した光を忠実に再現する必要があることから、一般的な窓ガラスや食器に使われているガラスとは違い、透明度やゆがみ、内部品質(泡や異物)などが厳しく管理されています。故に、きわめて不純物が少なく均質で非常に透明度が高いという性質を持っており、また屈折率が高いのも特徴で、美しい輝きがあります。そういった特徴を持った光学ガラスという素材は、単に光学的な機能を満たすだけのものではなく、見た目においても魅力的な素材であると私たちは考えました。

＜廃材を再生させる＞

この光学ガラスから作られるレンズやプリズムなどの光学部品は、曲率や寸法精度などが厳しい基準で要求される為、そこから外れたものは、例えば見た目には分からなくても勿論NG品となってしまいます。そうすると、手直しが難しい素材という事もあり、基本的には元の目的の部品としては使うことができません。

カメラなどの光学製品の高性能化に伴い、光学部品に求められる精度はますます厳しくなっています。その為、そういったNG品を完全に無くすことは難しく、また、製造上はどうしても端材の発生も避けられません。

光学ガラスのもつ透明度や輝きに魅力を感じていながらも、それまで廃棄するしかなかったガラスを目にするたびに歯がゆい思いをしていた私たちは、「νd」を立ち上げました。「νd」ではそれらのガラスを再生することで、ただ捨てられてしまうだけのガラスを少しでも減らすことを目指しています。

まずは、光学ガラスというものが単に光学機器の一部品としてのみではなく、それ自体も魅力を持った素材であることを広く知って頂くため、この度『CAMPFIRE』にて購入型のクラウドファンディングという形で販売を行うことにしました。

■リターン品の概要

【万年カレンダー】

寸法　　　　：幅102mm×高さ約110mm×奥行き約38mm ※スタンド含む

リターン価格：5,000円