2021 年2 月1 日 新造船「涼かぜ(すずかぜ)」が就航!
2020.12.24 14:00
近鉄グループの国道九四フェリー株式会社(代表取締役社長:三重野 雄資)では、お客様サービスと利便性の更なる向上を図るため、来年就航20年を迎えるフェリー「遥かぜ(はるかぜ)」の代替となる「涼かぜ(すずかぜ)」の建造を進めてきましたが、2021年2月1日から就航することが決定しましたのでお知らせいたします。
「涼かぜ」は船体塗装や内装デザインを一新し、現行の「遥かぜ」よりも船体を大型化(総トン数「遥かぜ」697トン ⇒ 「涼かぜ」1200トン)させ、客室スペースを拡大するとともに車両積載台数を増やしました。
客室スペースを拡大する一方で旅客定員は変更せず、椅子席やカウンター席の増設、3階客室へのトイレ増設などを行うことで、これまで以上にゆったりと船内でお過ごしいただけます。また、車両積載台数を増やすことで、混雑時の乗船待ち時間短縮が期待されます。
船内設備についてはエレベータや多目的トイレなどを設置してバリアフリーに対応するとともに、授乳室やキッズスペースを設けるなど、あらゆる年代のお客様に安心・快適にご利用いただける空間を提供いたします。
なお、当社では保有する全船に抗ウイルス・抗菌加工を実施しておりますが、本船についても同加工を実施します。
なお、新造船「涼かぜ」の見学会を同年1月30日に開催します。
1.「涼かぜ」の概要
(1)名 称 「涼かぜ(すずかぜ)」
(2)就航日時 2021年2月1日(月) 7:00佐賀関港発
(3)就航航路 佐賀関港(大分県大分市)~三崎港(愛媛県伊方町)
(4)建造費 約19億円
(5)新造船「涼かぜ」と現行船「遥かぜ」の比較
※( )内 「遥かぜ」の概要
船名 涼かぜ〔すずかぜ〕 (遥かぜ)
船舶所有者 国道九四フェリー株式会社 (国道九四フェリー株式会社)
造船所 株式会社臼杵造船所 (株式会社臼杵造船所)
就航年月日 2021年2月1日 (2001年1月18日)
船舶の種類 汽船 (汽船)
航行区域 限定沿海 (限定沿海)
総トン数 1200トン (697トン)
全長 86m65cm (71m50cm)
幅 13m40cm (12m60cm)
航海速力 16.0ノット (16.0ノット)
機関出力 1471kw×2基 (1471kw×2基)
旅客定員 292名 (292名)
〔内訳〕 一般席 271名 (267名)
展望席 15名 (19名)
個 室 6名 (6名)
積載台数 57台〔普通乗用車換算〕 (41台)
2.「涼かぜ」の特徴
・船体塗装のデザインを一新するとともに、船内空間は「元気さ」と「スマート
さ」をテーマにフロアごとに内装を変化させ、既存のフェリーとは異なる新た
なイメージとします。
・通常のいす席、桟敷席のほかに、授乳室やキッズスペース、有料の個室、展望
席、マッサージチェア室など、あらゆる年代のお客様に快適にご利用いただけ
る設備を設けます。
・車両積載台数が乗用車換算で現行の「遥かぜ」より16台程度増加するため、
混雑時の待ち時間短縮につながることが期待されます。
・客室スペースを現行の「遥かぜ」よりも拡大しますが定員は変更しないため、
これまで以上にゆったりと船内でお過ごしいただけます。
・エレベータ、多目的トイレなどを設置しバリアフリーに対応します。
・より安心してご乗船いただけるよう、抗ウイルス・抗菌加工を実施します。
<船内の様子>
2階いす席
3階桟敷席
3.一般見学会の概要
港に停泊する「涼かぜ」船内を自由にご覧いただけます。
開催日 2021年1月30日(土)
場所 愛媛県・三崎港 (13:10~14:00)
大分県・佐賀関港(16:00~17:00)
※関係者向けの内覧会を以下の日時で実施します。
報道機関の皆様へは1月中旬に改めてご案内を差し上げますので、是非ご取
材いただければ幸いです。
開催日 2021年1月30日(土)
場所 大分県・佐賀関港( 9:00~11:00)
愛媛県・三崎港 (13:00~14:00)