東日本大震災の復興支援プロジェクトEAST LOOPが10周年 デザイナーや企業からも依頼を受ける地域ビジネスに発展
~編み物が紡ぐ、これからも続く東北と笑顔でつながるものづくり~
2021.01.29 11:00
株式会社福市(本社:大阪府大阪市西区、代表取締役:高津 玉枝)は、2011年3月11日に起こった東日本大震災の被災者の自立を支援するプロジェクトEAST LOOP(手編みのブローチなどの生産・販売)を立ち上げてから、2021年で10年を迎えます。
震災当初から被災地支援で立ち上がったEAST LOOP。これまで、編み物を通して被災者のやりがいや生きがいづくり、そして収入や自立にもつなげてきました。たくさんの商品を作り続けることで、編み手の方たちの技術が知らず知らずのうちに向上しました。
そして現在、安定した技術力を習得したこと、そして編み手さんたちの仕事に取り組む真摯な姿勢によって、全国の毛糸メーカー様から継続的な仕事の依頼を受けるまでに成長しました。また、デザイナーや企業からも編み物制作の依頼を受けて、今では地域ビジネスとして確立しています。
もうすぐ震災から10年が経ちますが、復興支援プロジェクトが地域ビジネスに発展した例は決して多くありません。
たくさんのものを失った人たちが、手を動かし、編み物を続けることにより、いかにして仕事や収入・生きがい・仲間・新しい居場所を見つけ、立ち上がっていったのか──震災から10年となる今だからこそ、たくさんの人に商品を通じて、知っていただけたらと思っています。
EAST LOOPは、これからも笑顔でつながる商品を東北から全国の皆様にお届けしてまいります。
また、今後は編み物という手仕事を通して、被災した方々が前を向き元気になっていた様子を世界にも発信したいと考えております。
東北のこれからをさらにつなげていくため、みなさまより応援いただけたら幸いです。
岩手県大槌町の作り手さんたち
【EAST LOOPプロジェクトの経緯】
2011年:EAST LOOP誕生(株式会社福市)
被災地の200名以上の女性が参加する。
2012年:経済産業省のソーシャルビジネス・ケースブック(震災復興版)にて取り上げられる
2013年:EAST LOOPプロジェクトをNPO法人 遠野山・里・暮らしネットワークに移管
2014年:合同会社東北クロッシェ村設立
毛糸メーカーからの仕事の依頼を受けはじめる。
2021年:震災から10年。累計10万点以上のEAST LOOP商品が販売された。
■代表商品 商品概要
商品名 :ハートブローチ
かぎ編みのハートが2つ重なったデザイン。デザイナーの岩切エミ先生にデザインを依頼し、「被災地と全国の人のハートをつなげたい」という想いからこのハートブローチが生まれました。
商品の台紙には、「made in 陸前高田 by オレンジ」など作り手さんのニックネームと生産地を示す地図を記載しています。商品代金の50%が生産者グループに届きます。
サイズ: 約6cm(ヨコ)×約4cm(タテ)
カラー: 赤、ピンク、キミドリ、青、紺、アイボリー
※2021年3月頃新色発売予定。
素材 : ハート(綿)、ブローチ(真鍮製)
価格 : 800円(税抜)
詳細 : https://shop.love-sense.jp/?mode=cate&cbid=1898567&csid=0
一番人気のハートブローチ 編み手さんによって形に個性が出る
ハートブローチの生産風景
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▽EAST LOOPについて詳しくはこちら
https://shop.love-sense.jp/?mode=f3
■会社概要
商号 : 株式会社福市
※株式会社福市は、合同会社東北クロッシェ村の協力会社として
EAST LOOP商品の販売やPRを行っています。
代表者 : 代表取締役 高津 玉枝
所在地 : 〒550-0011 大阪府大阪市西区阿波座1-9-21 ACDCビル 2F
設立 : 2006年11月
事業内容: フェアトレード商品などの輸出入及び販売等
資本金 : 1,500万円