日本初!(※1)Port(TCP/IP)監視等で特許を取得した 60IPの死活監視・電源制御が行える新機種を発売
電子機器のフリーズを検知すると、自動的に再起動・復旧
死活監視システム「NONフリーズ(ノンフリーズ)」を開発するバリューソリューション株式会社(本社:川崎市川崎区、代表取締役:日野 利信)は、Port(TCP/IP)監視等で特許を取得した死活監視・電源制御が行える6IPの現行モデルに対し、さらに小型軽量化しながらも最大60IPの死活監視が行える新機種「NONフリーズ(NF-Z200/JP)」を2021年1月末に発売いたします。
1. 商品の概要
【死活監視システム「NONフリーズ」とは】
「NONフリーズ」は、ping(ICMP Echo)による監視だけでなく、日本で初めてPort監視(※2)も行うハードウェア機器で、特許取得済みの製品です。電子機器がフリーズした状態(OSやプログラムの稼働が止まった状態)を検知すると、人手を介することなく自動的に再起動し、復旧を行います。また、コマンド(Telnet/HTTP)による制御やWOLの発行にも対応しています。さらに、監視用の専用ソフトウェアを電子機器にインストールする必要がないため、IPカメラやルータといった組込機器の監視も可能にしました。これまでのPort対応型死活監視システムはフリーズ発生時、電子機器を再起動するためだけに現地を訪問することが必要でしたが、「NONフリーズ」を導入すれば、運用コストの大幅な削減が期待できます。
※1 2020年12月当社調べ
※2 TCP/IP通信による対象機器の任意のサービス稼働監視
この度、発売する新機種(NF-Z200/JP)は、上記の機能を継承したうえで、大きさを約1/3にまでサイズダウンを実現、監視カメラやデジタルサイネージなどのスペースが限られた設置環境でも対応できる省スペースモデルとしてリリースいたします。さらに拡張機能として、Wi-Fiアクセスポイント等のように多数の機器を1台で制御したいというニーズにも応えるべく、最大60IP(※3)の電子機器(OSやプログラム)の稼働状況の監視が1台で可能となりました。
※3 監視可能IP数4IP/30IP/60IPの3モデルを用意しており、標準版は4IPの監視となります。
2. 主な利用例と監視対象機器
2020年7月から約1ヶ月間、岡田電機株式会社の協力の下、東急電鉄株式会社の駅構内にてIPカメラ監視における実証実験を行いました。
目的:駅構内設置の監視カメラ(IPカメラ)のフリーズ対策
方法:駅構内の数十台の監視カメラを「NONフリーズ」で死活監視
(監視方法:監視カメラが使用している映像送信プログラムを監視)、
フリーズが発生した場合にPoEスイッチに対してTelnetコマンドを送出し、
監視カメラの再起動を行う。
結果:フリーズの100%(※4)を「NONフリーズ」で自動復旧し、業務効率化と
保守費用のコストダウンが図れたため、積極的に導入に向けての検討を
進めたい。
※4 東急電鉄調べ
東急電鉄株式会社の実証実験担当者は、「これまでは機器による監視の自動化が難しく、フリーズ検知と復旧をやむを得ず人力に頼らざるを得ず、『IPカメラの稼働を人が監視』していました。しかし、今回の実証実験の結果、フリーズにおける高い検知性能を確認することができ、自動再起動による復旧の省力化が実現できたことで、大きな業務効率改善につながると確信できました。IPカメラが「駅構内の見張り役」として、本来あるべき役目を担うことをNONフリーズが高い稼働率で実現してくれたので、非常に感謝しております。鉄道事業にはこの構内IPカメラ以外にも応用できる範囲がまだまだあるので、積極的に検討を進めていきたいです。」と語る。
▼死活監視システム「NONフリーズ」岡田電機株式会社様事例ページ
http://non-freeze.com/lp/index.html
▼「NONフリーズ」を試していただけるデモサイト公開中
→詳細はお問い合わせください。
3. その他の利用例と監視対象機器
(1)高速道路における逆走探知の監視カメラ
(2)宿泊施設のFree Wi-Fiシステム:
Wi-Fiアクセスポイント、ルータ、PoEスイッチ、SIPサーバ等
(3)マンションの光回線、ネットワークシステム:
Wi-Fiアクセスポイント、ルータ、監視カメラ等
(4)デジタルサイネージ:
ルータ、STB、表示モニター、その他接続機器等
(5)太陽光発電システム・電力会社等:
テレメーター、稼働確認システム、サーバ、ルータ等
(6)ネットワーク保守・運営会社:
PC・サーバ、ルータ等
(7)自治体における見守りシステム:
監視カメラ、ルータ等
4. 今後の展望
販売パートナーであるミツイワ株式会社及び岡田電機株式会社と提携し、IoT環境に向けたあらゆるネットワーク機器を常時監視することで安定稼働を実現し、より安心してご利用いただける環境を目指していきます。
特に新型コロナウイルスの影響により、テレワークや在宅勤務が増え、大学などの教育機関においてもインターネットを介した遠隔会議システムの利用が急増しています。それに伴い、PCやルータのフリーズによる遠隔再起動、自動再起動のニーズが益々高まってきておりますので、それらへの対応モデルも視野にいれております。
また、用途の拡大による更なる小型高性能化、クラウド型遠隔一元管理システムにおける機能向上のための開発を重ねてまいります。
【バリューソリューション株式会社について】
名称 : バリューソリューション株式会社
所在地 : 〒210-0001 神奈川県川崎市川崎区本町1-4-1
代表者 : 代表取締役 日野 利信
事業内容 : 情報・通信機器の企画・開発・製造・販売事業
設立 : 2015年5月15日
資本金 : 49,500千円(資本準備金含む)
Webサイト: http://www.value-solution.co.jp
□関連情報□
ミツイワ株式会社Webサイト: https://www.mitsuiwa.co.jp/solution/mss/non/
岡田電機株式会社Webサイト: http://www.okadadenki.co.jp/
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