大堀相馬焼バーチャル伝承館、ネット上で“開館”
~2021年3月浪江町にオープン予定の「大堀相馬焼伝承館(仮)」完成に先駆けて~
大堀相馬焼協同組合(福島県浪江町、理事長:小野田 利治)は、このたびウェブ上に「大堀相馬焼バーチャル伝承館」をオープンしました。
▼URLはこちら: http://www.somayaki.or.jp/hall/index.html
福島県浪江町の「道の駅なみえ」内には現在、町の伝統工芸である大堀相馬焼の工房および展示・販売のための施設(仮称:大堀相馬焼伝承館)が、2021年3月のオープンを目指して建設中です。より多くの方にこの施設への興味・関心を持っていただくため、実際の施設完成に先駆けてネット上の仮想空間(バーチャル)で“開館”したのが、「大堀相馬焼バーチャル伝承館」です。
このサイトでは、実際にその場にいるかのように施設内を見て回ることができます。展示・学習コーナー、販売コーナー、工房内のろくろ場、窯場の4か所に“入室”し、インフォメーション(i)のマークをクリックすると、大堀相馬焼の歴史や技法が学べたり、画面上でろくろを回す体験ができたりするほか、販売コーナーからは通販サイトにリンクし、ネットショッピングやZoom陶芸体験が可能です。今後は本サイト上で定期的なイベントの開催も予定しています。
▼大堀相馬焼とは
福島県浪江町大堀地区に受け継がれてきた、江戸時代から300年余の歴史を持つ伝統工芸。2011年の東日本大震災と原発事故で浪江町は全町避難となり、20軒以上の窯元たちは全国へ分散避難を余儀なくされた。その約半数が各地で工房再建を果たし、伝統の灯を守っている。2017年3月、浪江町の一部で避難指示が解除されたが、大堀地区はいまだに避難区域として残る。2021年、町の復興シンボルでもある「道の駅なみえ」内に大堀相馬焼伝承館が完成すれば、元の大堀には戻れなくても、ついに浪江町内に拠点が復活することとなる。
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