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コロナ禍の芸術家支援を通じ、子どもの表現力を向上  「放課後子どもクラブ」で芸術家と子どもたちが交流

「アートのまち」取手市では、新型コロナウイルス感染症拡大のために経済的な影響を受けている芸術家のために様々な支援を行っています。その一環として、市内市立小学校全校(14校)の「放課後子どもクラブ」に芸術家を派遣して参加型プログラムを実施し、子どもたちの表現力やコミュニケーション力向上に資する「芸術家パートナーシップ事業」を実施しています。


マーブリングの実施風景



■「アートのまち」取手市

取手市は、東京芸術大学の取手キャンパスを擁する、「アートのまち」として知られています。市内には芸術家たちが数多く暮らし、街の中で作品を生み出していることも取手の芸術の特色の一つとしてあげられます。

市内には、壁画や東京芸術大学卒業生によるアート作品などが公共施設や屋外に点在するほか、定期的に芸大生による「ふれあいコンサート」を実施するなど、まちのいたるところでアートに触れることができます。また、芸大やアーティストとの交流を教育の場にも積極的に取り入れており、子どもたちはアートを通じて豊かな心を育んでいます。



■コロナ禍における取手市の芸術家支援策

新型コロナウイルス感染症の影響により、多くのイベント等が中止・延期を余儀なくされています。そのようななか、芸術家の活躍の場も減少しており、経済的な影響を受けています。創作活動が困難な状況下では、芸術活動そのものが絶たれることも懸念されます。取手市では、そうした芸術家に活動の場を提供し、経済的な援助にも資するよう、様々な施策を実施しています。



■芸術家パートナーシップ事業

芸術家パートナーシップ事業は、そうしたコロナ禍における芸術家支援策の一つです。

取手市では、市内市立小学校14校の「放課後子どもクラブ」と協力し、それぞれの学校にアーティストを派遣して、子どもたちに参加型プログラムを体験してもらう機会をつくりました。子どもたちは、アートの本質的な面白さを体感しながら、アーティストとのふれあいを通じてコミュニケーション能力や表現力を向上させていくことが期待されます。



■概要

・事業名     : 芸術家パートナーシップ事業

・期間      : 令和2年12月7日から令和3年3月4日まで(予定)

・プログラム内容 : マーブリング(水面プリント)、パフォーマンス、

           音楽、折り紙、工作、絵画など

・参加アーティスト: 16名(別添にてアーティスト詳細およびプログラム一覧あり)


(注意)各学校において開始日・終了日・プログラム内容が異なります。各学校とも、全8回の交流プログラムが予定されています。

また、報道機関向けに取材日の設定も行っております。取材の際には、必ずお問い合わせの上でお越しください。なお、取材日当日の具体的なプログラム内容は、アーティストが実際に現場に入り、子どもたちとの関係性を築きながら決定していくこととなりますので、別途お知らせいたします。



■アート創作活動拠点オンライン公開事業

取手市では「芸術家パートナーシップ事業」のほかにも、現在のコロナ禍において、より多くの市民がアートに触れられる機会の提供につとめています。感染症に配慮しながら、アートを身近に感じてもらうことができ、さらに芸術家への支援にもなる取り組みとして、「アート創作活動拠点オンライン公開事業」を実施しています。

これは、芸術家の創作活動拠点の取材や活動の様子をインターネット上で公開するものです。創作活動の様子など、通常は紹介されることのないより深い部分をご紹介することで、芸術家をより身近に感じていただくことができます。映像を撮る側も撮られる側も、両方が公募によって選定された芸術家であることも魅力の一つで、紹介映像自体が心を動かす一つの作品となっています。

公開は1月30日となる予定です。今後取手市公式ホームページ等でもご紹介していきますので、ぜひご覧ください。

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