肉醤油独特の風味を活かしたソーセージ『TOKYO Xプレミアム肉醤油ブルスト』と『肉醤油ブルスト』　実店舗・通販にて販売開始

2021.01.20 09:30

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ドイツ製法手づくりハム・ソーセージ専門店クロイツェル(所在地：東京都町田市、代表：吉岡学)は、豚肉から作った醤油「肉醤油」を使った『TOKYO Xプレミアム肉醤油ブルスト』と『肉醤油ブルスト』の販売を、実店舗・通販にて開始しました(ブルストとはドイツ語でソーセージのこと)。

肉醤油ブルストは2020年度ドイツの食品コンテスト(DLG※)にて金賞を受賞した商品です。

※DLG(ドイツ農業協会国際品質競技会)とは

1887年より開催している世界最古で最大規模を誇る競技会で、ドイツの伝統あるマイスター精神と厳しい審査基準から世界屈指の食品コンテストと言われています。

商品イメージ

▼ドイツ製法手づくりハム・ソーセージ専門店クロイツェル

http://kreutzer.gr.jp/

【『肉醤油』について】

日本発の肉加工品を世界に発信したいとの思いから、醤油・味噌専門メーカーであるケンコー食品工業株式会社(所在地：宮崎県都城市)、東京都立食品技術センターと2年にわたり共同研究を重ね、製品化に漕ぎつけました。

クロイツェル店主とケンコー食品工業株式会社代表取締役　吉田努氏は東京農業大学醸造学科の同級生で、偶然に食品機械の見本市で再会した際に、肉と味噌・醤油を作る時に使う麹がよく合うのではないかとの話になりました。そこで、吉田氏の作る麦麹で牛肉を熟成して肉醤油を作ったところ、味は美味しいものの独特のクセがあったために製品化には至りませんでした。

一方、東京都立食品技術センターとは、TOKYO Xを使った付加価値が高い商品開発の共同研究を行っていました。TOKYO Xは東京都が開発した銘柄豚で、上質な脂と、臭みのない繊細な味わいが特長とされています。TOKYO Xのソーセージ、サラミ、生ハム等の試作を行う中で、「日本は仏教の伝来ともに肉食が禁じられたが、もし肉食文化がそのまま発展していたらどのような加工品を作っていたのだろうか」というパラレルワールド的な話に思いを巡らせました。その場合おそらく日本の国菌である麹を使っていたのではないかと想像し、麹を使うことで日本独自の肉加工品ができるのではないかという発想に再びたどり着いたのです。

まず手始めに豚肉と麹を合わせ、馴れずしや塩辛のようなものを作りましたが、熟成期間が短かったために肉の旨みを十分に引き出すことが出来ませんでした。そこで、再度肉醤油の製造に挑戦することとしました。

肉と麹を発酵させた「肉醤(ししびしお)」は平安時代、蒸した野菜をつけるディップのようにして食べられていたといわれています。この度開発した肉醤油は、「肉醤」から着想を得て、通常の醤油の原料である大豆を豚肉に置き換えたもので、肉の力強い香りと旨みを有しています。

開発にあたっては、恩師である東京農業大学名誉教授　山本泰先生にアドバイスをいただきながら、東京都立食品技術センター、ケンコー食品工業株式会社にて米麹、豆麹、ふすま麹、小麦麹、大麦麹、それらのブレンドを用いた製造方法を検討し、最も味、香りの優れていた大麦麹を用いることとしました。

肉醤油を効かせたブルストは豚肉と麹が混然一体となり、強い旨みを有しています。香辛料は、和のイメージに合い、かつ肉の旨みを引き出すアクセントとなるものとして、日本古来の七味と粒山椒等を使用しました。特に七味は調合にこだわり、都内の老舗七味店にオリジナルで作っていただいています。

今回、販売開始する「TOKYO Xプレミアム肉醤油ブルスト」は上品な旨みとすっきりした脂が特徴のTOKYO Xを、「肉醤油ブルスト」は国産三元豚を使い、いずれも肉醤油で味付けをしました。

自宅で過ごす時間が多くなった今、おうち時間を少しでも楽しんでいただければと通販も行っています。

日本古来の文化から新たに生み出した肉醤油とTOKYO X等をつかった東京発(TOKYO EX)のソーセージを世界に発信していきます。今後は肉醤油単体での販売や、肉醤油や麹を用いたさらなる商品の開発も予定しております。

【商品概要】

●TOKYO Xプレミアム肉醤油ブルスト

価格　： 100g　780円(税込734円)

食べ方：焼いて、ボイルして

通販　： https://www.kreutzer.gr.jp/shopdetail/000000000172