男女330人に「注目のテクノロジー」に関する アンケート調査を実施 「2020年1番注目されたテクノロジー」はAI技術(21.2%)
IEEE(アイ・トリプルイー)は世界各国の技術専門家が会員として参加しており、世界的な課題となっているネットワークセキュリティーに関しても、さまざまな提言やイベントなどを通じ技術の進化へ貢献しています。
IEEE(アイ・トリプルイー)は注目のテクノロジーに関して、会社員の男女330名にアンケート調査を実施しました。
■調査サマリー
●2020年1番注目されたテクノロジーはAI技術/IoT・スマートホーム(21.2%)
●2021年以降、成長を期待しているテクノロジーは高速通信技術(30.0%)
●新型コロナウイルスの感染拡大で最も困ったことは、移動制限に関して(25.8%)
■調査概要
【データ出典】
調査方法 :インターネットによる調査
調査対象 :全国にお住まいの会社員の男女
調査期間 :2020年12月
調査エリア:全国
サンプル数:330名
■2020年最も注目されたテクノロジーは「AI技術」
330人にアンケート調査を実施したところ、『2020年1番注目されたと感じるテクノロジーはなんだと思いますか?』という質問に対して、IoT・スマートホームなどに関する「AI技術」と回答した方は21.2%と、注目されていることがわかりました。また、5G通信等の「高速通信技術」と答えた方は15.2%、「自動運転技術」は13.0%とこちらも注目度の高い技術であることがわかりました。
■2021年以降、最も成長を期待するテクノロジーは「自動運転技術」
『2021年以降、成長を期待するテクノロジーはなんですか?』という質問では、「高速通信技術」が30.0%、「AI技術」が28.8%、「自動運転技術」が25.5%となり、上位の3つは2020年に注目された技術と同様になりました。
■2020年新型コロナウイルスの感染拡大で、最も困ったことは移動制限に関して
『2020年新型コロナウイルスの感染拡大で、最も困ったことはなんですか?』という質問では、通勤・通学や帰省に関する「移動制限」と答えた方が25.8%、マスクや消毒用アルコールなどの「買占め」が23.6%となりました。
■早稲田大学/ハーバード大学 高橋 利枝教授のコメント
IEEEが実施したアンケート調査の結果では、2020年最も注目されたテクノロジーは「AI技術」。さらに2021年以降、成長を期待するテクノロジーも、5G通信などの「高速通信技術」(30.0%)に次いで「AI技術」(28.8%)があげられています。
新型コロナウイルス感染症によるパンデミックによって、10年かかると言われていたDX(デジタル・トランスフォーメーション)やAI化に拍車がかかり、社会のパラダイムシフトが起きつつあります。
私たちが現在立たされているカオスの縁から、人を幸せにするAI社会を創発させるためには、これまでのような技術主導の「AIファースト」や、国際競争に勝つための「ネーションファースト」ではいけません。
AIロボット技術の進化とともに、ポストコロナ時代がルネサンスとして大きく花咲くために、今必要とされているのは、地球上の全ての人類のための「ヒューマンファースト」なイノベーションなのです。
■IEEEについて
IEEEは、世界最大の技術専門家の組織であり、人類に恩恵をもたらす技術の進展に貢献しています。160カ国、40万人以上のエンジニアや技術専門会の会員を擁する非営利団体で、論文誌の発行、国際会議の開催、技術標準化などを行うとともに、諸活動を通じて世界中の工学やその他専門技術職のための信用性の高い「声」として役立っています。IEEEは、電機・電子工学およびコンピューターサイエンス分野における世界の文献の30%を出版、22,000以上の現行標準を策定し、年間1,800を超える国際会議を開催しています。
詳しくは http://www.ieee.org をご覧ください。
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