【ダイキン】業務用換気機器 全熱交換器ユニット『ベンティエール』3商品を新発売
後付け設置に適した業務用換気機器の商品ラインアップを拡充 ~『空気の相談窓口』を通じて寄せられる換気相談への対応も強化~
2021.02.15 14:00
ダイキン工業株式会社は、室内の快適な温度や湿度を保ちつつ省エネ性も維持しながら効率的な換気ができる全熱交換器ユニット『ベンティエール』に、小規模店舗や事務所、学校への追加設置に適した「屋外設置形」「天井吊形」「露出設置形(150㎥/hタイプ)」の3商品をラインアップし、2021年5月から順次発売します。
従来の全熱交換器ユニット『ベンティエール』は天井内への埋め込み設置が主流で、既存の建物に追加で設置する場合には天井の張替工事が伴うなど、導入のしづらさに課題がありました。昨年来、小規模な店舗や事務所、学校などでも従来以上に効果的な「換気」が求められている中、当社は2020年9月に、建物の内壁や天井、軒下などに比較的容易に後付け設置することができる露出設置形『ベンティエール』を発売しました。このたび『ベンティエール』に、業界初(※1)となる屋外設置が可能な「屋外設置形」、天井内にスペースがない学校等への後付けに適した「天井吊形」、小空間にも対応可能な「露出設置形(150㎥/hタイプ)」の3商品を新たにラインアップし、従来と異なる設置方法や新たな換気量シリーズの拡充で設置の自由度をさらに拡大します。機器本体やダクトの設置スペースが確保できない等の理由で設置が難しかった場所への導入を可能にし、様々な用途の業務用空間において、快適性、省エネ性を維持しながら効率的な換気ができます。
(※1:当社調べ。2021年2月15日時点。業務用全熱交換器において。)
従来の全熱交換器ユニット『ベンティエール』は天井内への埋め込み設置が主流で、既存の建物に追加で設置する場合には天井の張替工事が伴うなど、導入のしづらさに課題がありました。昨年来、小規模な店舗や事務所、学校などでも従来以上に効果的な「換気」が求められている中、当社は2020年9月に、建物の内壁や天井、軒下などに比較的容易に後付け設置することができる露出設置形『ベンティエール』を発売しました。このたび『ベンティエール』に、業界初(※1)となる屋外設置が可能な「屋外設置形」、天井内にスペースがない学校等への後付けに適した「天井吊形」、小空間にも対応可能な「露出設置形(150㎥/hタイプ)」の3商品を新たにラインアップし、従来と異なる設置方法や新たな換気量シリーズの拡充で設置の自由度をさらに拡大します。機器本体やダクトの設置スペースが確保できない等の理由で設置が難しかった場所への導入を可能にし、様々な用途の業務用空間において、快適性、省エネ性を維持しながら効率的な換気ができます。
(※1:当社調べ。2021年2月15日時点。業務用全熱交換器において。)
さらに、当社が2020年6月1日に業界に先駆けて開設した『空気の相談窓口』に全国から寄せられる相談への対応も強化します。主に業務用空間の換気を対象に開設した『空気の相談窓口』には、これまでに店舗やオフィス、クリニックなどを中心に約5,000件の相談が寄せられました。業務用空間の換気は住宅よりも複雑で、電話だけではお客様の困りごとを把握しづらく、現場の確認が必要になるなど、お客様への回答に時間を要するケースが多いことが分かりました。そのため、2021年4月1日より、よりスムーズな回答をめざした取り組みを開始します。具体的には、相談内容に類似した事例の紹介や、IAQセンサーを用いてCO2濃度を可視化できるコンテンツを展開します。また、当社商品の販売を担う全国10カ所のグループ会社に相談対応の専任者を配置し、地域に寄り添い、きめ細かく対応します。
「空気で答えを出す会社」を掲げる当社ならではの商品とノウハウで、換気や空気質に関するお客様の疑問や困りごとの解決をめざします。
「空気で答えを出す会社」を掲げる当社ならではの商品とノウハウで、換気や空気質に関するお客様の疑問や困りごとの解決をめざします。
屋外設置形『ベンティエール』の製品特長
1.業界初の屋外設置仕様で、室内スペースに余裕がない場所にも設置可能
既存の建物に換気機器を増設する際、従来は機器本体を室内に設置するしかなく、天井内のスペースに納められた照明や空調、ダクト配管などの配置によっては、換気機器を新たに導入できない場合もありました。
本商品は機器本体を屋外に設置できるため、室内のスペースに余裕が無い場合でも換気機器の増設が可能です。また、機器本体を室内に設置する場合には本体に接続するダクトが4本必要であることに対し、本商品は接続するダクトが2本のため、室内の意匠性の低下も抑えられます。
ルームエアコンの室外機と同じ底フレームを採用した設計のため、ルームエアコンの室外機とほぼ同等の設置面積で据付けられます。
本商品は機器本体を屋外に設置できるため、室内のスペースに余裕が無い場合でも換気機器の増設が可能です。また、機器本体を室内に設置する場合には本体に接続するダクトが4本必要であることに対し、本商品は接続するダクトが2本のため、室内の意匠性の低下も抑えられます。
ルームエアコンの室外機と同じ底フレームを採用した設計のため、ルームエアコンの室外機とほぼ同等の設置面積で据付けられます。
2.屋内の天井に設置する仕様の機器と比べ、搬入、据付け、ダクト工事にかかる工数が軽減
屋外の床に設置できる仕様のため、屋内への搬入や脚立等を使って天井から吊り下げる作業が不要で、据付けにかかる工数を軽減できます。また、機器本体が屋外にあることで、屋外と機器本体をつなぐ外気(OA)ダクトと排気(EA)ダクトが不要になり、ダクト工事にかかる工数も削減できます。
3.メンテナンスやフィルター清掃が容易で、安定した換気量を確保しやすい設計
屋内の天井に設置する仕様の機器と比べ、外気を取り込む吸気口のフィルター(OAフィルター)の取り外しや点検口の開閉がしやすく、定期的なメンテナンスによる安定した換気量の確保が比較的容易に行えます。なお、OAフィルターの取り外しに専用工具は不要なため、ユーザー自身でも簡単にフィルター清掃が可能です。また、機器本体のメンテナンスも屋外で行えるため、室内への人の出入りの抑制にもつながります。
天井吊形『ベンティエール』の製品特長
1.天井内に機器本体やダクトを納めるスペースがない建物でも比較的容易な増設が可能
天井から吊り下げる露出設置方式で、学校など、天井内に機器本体やダクトを納めるスペースが無い建物への増設が可能です。また、室内側の空気の吹出口や吸込口が本体と一体になった構造のため、室内側へのダクト施工が不要で、より手軽な設置が可能です。
2.学校の教室などの広い部屋への増設に適した換気量を採用
風量に400㎥/hと500㎥/hの二種類をラインアップすることで、学校の教室や病院など、広い部屋に換気機器を増設するニーズにも対応します。
露出設置形『ベンティエール』150m3/hタイプの製品特長
1.天井や内壁、軒下に設置できる従来の露出設置形に小空間に適した風量帯をラインアップ
2020年9月に発売した露出設置形『ベンティエール』250㎥/hタイプに加え、狭い空間にも適した小風量150㎥/hタイプを新たにラインアップします。空間の広さに対して換気量が大きすぎるとエアコンにかかる負荷が増加するため、部屋の広さに応じた風量の換気機器が必要です。本商品は、従来機の特長である既存の建物の天井や内壁、軒下など様々な場所に取り付け可能な設置自由度をそのままに、より狭い空間への換気機器の増設ニーズに対応します。また、換気量に応じた直径100mmのダクトを採用することで施工のしやすさも向上します。
2.露出設置形『ベンティエール』とエアコンを接続した「換気ができるエアコン」の組み合わせを拡充
露出設置形『ベンティエール』とエアコンの室内機(ラウンドフローおよびスタイリッシュフロー)をダクトで接続することで、夏でも冬でも屋外から取り入れた新鮮な空気を快適な温度にしながら室内全体に届けることができ、業務用においても「換気ができるエアコン」を実現します。150㎥/hタイプを発売することで、小さい空間に適した小容量タイプの室内機との接続が可能になります。
その他の共通特長
1.熱交換エレメントを搭載し、換気に伴う室内の温度や湿度の変化を軽減
全熱交換器ユニット『ベンティエール』は、給気ファンと排気ファン、熱交換エレメントを備えた第1種換気方式の換気機器です。強制的な給気と排気により空気を素早く入れ替えるだけでなく、換気に伴う室内の温度や湿度の変化も軽減します。
全熱交換器は、夏場は屋外から取り入れる外気の余分な熱や湿気を取り除き、室内の温度と湿度に近づけた状態で室内に送り込みます。冬の場合はその逆で、排気に含まれる熱や湿気を取り出して、屋外から取り入れた空気とともに室内に戻します。換気の際、エアコンに余計な負荷を掛けずに快適性と省エネ性の低下を防ぎます。
全熱交換器は、夏場は屋外から取り入れる外気の余分な熱や湿気を取り除き、室内の温度と湿度に近づけた状態で室内に送り込みます。冬の場合はその逆で、排気に含まれる熱や湿気を取り出して、屋外から取り入れた空気とともに室内に戻します。換気の際、エアコンに余計な負荷を掛けずに快適性と省エネ性の低下を防ぎます。
2.CO2センサー(別売品)との連動により、人の混み具合に合わせて風量の自動調整が可能
CO2センサーを取り付けることで、人が混み合うなど室内のCO2濃度が上昇した際には、自動で換気量を増やすことができます。また、CO2濃度が低い場合は自動で換気量を減らした、より効率的な換気が可能です。また、CO2濃度はリモコン画面に表示できるため、換気状況の目安になるCO2濃度の値を視覚的に確認できます(※2)。
(※2:CO2濃度の表示には液晶ワイヤードリモコンBRC1Gシリーズが必要になります。)
(※2:CO2濃度の表示には液晶ワイヤードリモコンBRC1Gシリーズが必要になります。)
3.空調とまとめて集中管理でき、エアコンとの連動運転で省エネ性・快適性を向上
集中管理コントローラーとの接続によりエアコンとの一元管理が可能です。エアコンと連動運転することで、春や秋のような中間期にはエアコンを使わず外気を直接取り込んだり、運転立ち上げ時は換気のみ遅延させて運転したりするなど、より省エネ効率の高い運転を実現します。
相談受付窓口『空気の相談窓口』の概要
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