近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、２０２１年３月９日（火）から５月９日（日）まで、展覧会「上村淳之米寿記念 １『上村松園・松篁・淳之 三代展 ー日本画の行方ー』」を開催します。館長である日本画家 上村淳之が８８歳の米寿を迎える事を記念した展覧会を２期にわたり開催し、本展はその第１期の展覧会となります。

上村淳之は、祖母 上村松園、父 上村松篁の身近な薫陶の下に独自の画業を築き、米寿を迎える今もなお、七十年にも及ぶ制作活動に熱い情熱を傾けています。１期の本展では、淳之の秀作を中心に、松園・松篁の作品と共に「上村三代」にわたる作品を展観します。当館所蔵作品のほか借用作品を多数おりまぜて「若き日の淳之の制作への深い想い」を探りながら、三代に受け継がれた美の系譜を紹介します。詳細は別紙のとおりです。

【第２期は、上村淳之 米寿記念２として、『上村松園・松篁・淳之 三代展 ー鳥たちに魅せられてー』と題し、5月15日(土)～7月25日(日)の会期で開催予定】

　　　　　　　　　　上村淳之「雁金」1988年 京都市美術館蔵

1.　名　　称　 　上村淳之米寿記念１

　　　　　　　　　「上村松園・松篁・淳之 三代展 ー日本画の行方ー 」
2.　開催期間　 　２０２１年３月９日（火）～５月９日（日）
3.　主　  催　　 公益財団法人 松伯美術館、読売新聞社
4.　後　　援　　 NHK奈良放送局、読売テレビ
5.　会　　場　　 松伯美術館
6.　休 館 日　　 月曜日（但し、5月３日(月・祝)は開館。）
7.　開館時間　　 午前１０時～午後５時（入館は午後４時まで）
8.　入 館 料　 　大人（高校生・大学生を含む）：８２０円、　

　　　　　　　　小学生・中学生：４１０円
＊ ２０名以上は団体割引１割引
＊ 障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで2割引
9.　展示作品数　　 約35点（素描、下絵を含む）
10. 主な展示作品　  ●上村淳之　「雁金」1988年 京都市美術館蔵、

　　　　　　　　　　「晨(あした)１・２」1978年 国立国際美術館蔵、
　　　　　　　　　　「鴫」2000年 京都市立芸術大学資料館蔵 ほか
●上村松園　「月と花(藤原時代春秋)」1933年 個人蔵、「雪」1940年 当館蔵 ほか
●上村松篁　「春静」1983年 当館蔵、「冬暖」1933年 当館蔵 ほか
 ＊出品作品は、都合により変更する場合があります。