「奇跡の醤(ひしお)」の八木澤商店。次の100年に向けた資金募集 ―陸前高田 八木澤商店―
2021.03.11 19:00
2021年3月11日。東日本大震災から10年を迎えます。
当社ミュージックセキュリティーズ株式会社(代表取締役:小松 真実、所在地:東京都千代田区)が運営するインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」では、東日本大震災が起きた2011年の4月25日に、投資と寄付を組み合わせる形で、最初の被災地応援ファンドを募集させて頂きました。
2014年8月までに38社40本のファンドを募集し10億円を超える温かい資金が集まり、中でも、岩手県陸前高田の八木澤商店のファンドには3,000人を超える出資者から約1億5,000万円の資金が寄せられました。
その八木澤商店が、10年の時を経て再びファンドを立ち上げ、本日より募集を開始しました。被災前に立地していた地区に再び建設される新社屋と味噌工場の運転資金(人件費、原材料費など)にあてられます。
新工場の建設により、これまで業務委託していた味噌の製造工程を自社生産に切り替え、利益率の向上を目指します。
八木澤商店の味噌
一口 :32,400円(手数料2,400円含む)
募集総額:30,000,000円
事業者 :株式会社八木澤商店
募集期間:2021年3月11日~2022年3月31日
分野 :食品製造、酒
https://www.securite.jp/fund/detail/6842
東日本大震災で、工場と直販店をすべて失った八木澤商店。
すべてが流された中で、偶然、釜石市の水産技術センターの研究所に「もろみ」を預けていたことから、醤油づくり再開への希望が繋がりました。
できた醤油は、「奇跡の醤(ひしお)」と呼ばれています。
八木澤商店は、陸前高田市から離れた一関市に工場建設するなどし、復旧から復興への10年間を過ごしてきました。
そしてこの度、震災に限らない様々な苦闘を乗り越えて、本社を震災前に所在していた陸前高田市・今泉地区に戻し、しょうゆと味噌づくりの灯を再び灯そうとしています。
代表取締役で震災直後に社長に就任し経営再建してきた河野 通洋さんは、「七転八倒の10年間だったが、やっと、スタートライン、未来に光が見えてきた。震災でなにもなくなったけど、また発酵の町になって戻ってきたんだと、町の人たちに思ってもらいたいですね」と語ります。
あの大震災から10年。
200年以上の歴史を有する八木澤商店の次の100年に向けた取組みが本格化します。
◆「セキュリテ」とは
ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営する、1口数万円の少額からご出資いただけるインパクト投資プラットフォームです。
経済的なリターンを求めるだけではなく、それぞれの地域で抱える課題や貧困や環境などの社会的な課題に対して、皆様からの出資を通じて解決しようとする、経済的な価値と社会的な価値の両方を追求する新しい投資の仕組みです。
(第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号)
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