40代以降で「介護脱毛」する人が増えている!? 「賛成」「理解できる」合わせて74.8% はじめるなら、アンダーヘアの白髪が増える50代前半までに
シリーズ「人生100年時代」
「人生100年時代」の今。長い人生をよりよくするには、何が必要なのでしょうか? 今回は、近ごろ耳にすることが増えた「介護脱毛」にフォーカス。介護される側になったとき、より快適に過ごすヒントをリサーチしました。介護脱毛とは、将来、自分が介護されることを想定して、アンダーヘア(VIO)の永久脱毛をすること。VIO脱毛という言葉の認知度は59.8%にのぼり、レーザー脱毛した人の5割がVIO脱毛を体験ずみですが、「介護脱毛」の認知度はまだ低め。しかし、言葉の内容を説明したあとでは、「賛成」や「理解できる」が合わせて74.8%に上り、「介護脱毛したい」という回答も半数を超えていました。
【ダイジェスト】
40代以降で「介護脱毛」する人が増えている!?
「賛成」「理解できる」合わせて74.8%
はじめるなら、アンダーヘアの白髪が少ない50代前半までがベスト
40代以降で「介護脱毛」する人が増えている!?
近年、「介護脱毛」が注目を集めている背景には、介護する人にとってアンダーヘアがあると排泄ケアがしにくい、という実態があるよう。今回の調査では、「介護脱毛」の認知度は約3割と低めでしたが、慶田朋子先生が院長を務める銀座ケイスキンクリニックでは、VIO脱毛の施術数は2017年から2020年の間に6.2倍に増加し、そのうちの半数が40代以上なのだそう。年代的に親の介護を意識する機会が増え、脱毛の必要性をより強く感じるためだと考えられます。実際、皮膚の健康を保つうえで、介護脱毛のメリットは大きいと慶田先生。「アンダーヘアには便や尿、汗や皮脂など、さまざまな刺激物質が付着します。これらがきちんと取り除かれず肌に残っていると、かぶれやにおいの原因に。脱毛して洗いやすく、清潔に保ちやすい状態にしておくことは、介護はもちろん、それ以外の肌トラブルのリスクを減らすことにもなるのです」。
ちなみに、VIOのVは脚のつけ根から上の逆三角形の部分、Iは陰部周辺、Oは肛門周辺をさしますが、若い世代ほど温泉などに入るときにまわりの目を気にしてVゾーンの毛を少量だけ残す人が多いそう。「40代以上は人の目より快適性を優先する傾向が強く、Vゾーンもすべて脱毛する人が目立ちます」(慶田先生)。
「賛成」「理解できる」合わせて74.8%
「介護脱毛」に対する読者の反応はおおむね好意的。「みんながやるべきとは思わないけど、自分の家族にはしておいてほしいし、自分自身もしておきたい」(30 代・フルタイム)、「介護してくれる人のことや、自分の肌のかぶれや不快感を考えると、必要だと思う。VIO脱毛は流行りとか若者文化と思われがちだが、そんな側面ばかりではない」(40代・フルタイム)などの声が集まりました。また、医療・介護職の人や家族の介護経験がある人からもたくさんの声が寄せられ、多くが賛成・理解できる派でしたが、一方で、抵抗がある派に票を投じた人のなかには、「介護する側だが、気になったことがない」(50代・フルタイム)と、いうかたも。また、明確に「賛成」「抵抗がある」と答えられない人や、まだ自分ごととして考えられないという人も目立ち、「理屈はわかるが恥ずかしい」(40代・専業主婦)、「初めて知って驚いた」(30代・専業主婦)のようなコメントも寄せられました。
はじめるなら、アンダーヘアの白髪が少ない50代前半までがベスト
介護脱毛をしたい人は54.5%。その理由としては、「老後の準備としてチャレンジしたい」(40代・専業主婦)、「介護する側、される側、どちらも気持ちよくいられそう」(60代・専業主婦)など、前向きにとらえ、介護する側の負担を減らしたいと考えている人が目立ちます。年代別にみると、若い人ほど「したい」「どちらかといえばしたい」という割合が高く、20代では81%という結果に。実際に介護脱毛(VIO脱毛)をしている人からは、「においなどの不快感がなくなり、つねに清潔」(30代・専業主婦)、「生理中の蒸れ、かぶれがなくなった」(40代・フルタイム)など、生理時の快適さに満足している人が多く見られました。一方「したくない」も45.5%と半数近くいて、理由としては「自然のままでいい」「施術に抵抗感がある」「費用が高い」などがありました。また、介護脱毛の意味を、「介護する側の都合で脱毛されること」と勘違いしている人も。介護脱毛は、あくまで自分の意志で自分のアンダーヘアを脱毛することであり、決して強制されるものではありません。
ちなみに、「VIO脱毛は、毛根にある黒い色素(メラニン色素)にレーザーを照射し、毛が生えないようにするしくみ。白髪には反応しないので、アンダーヘアの白髪が少ない50代前半までに始めたいですね」(慶田先生)とのこと。7割がこの事実を知らないと回答しているので、いずれ介護脱毛をしてみたいという人は、覚えておくといいですね。
人生100年時代。だれもが、介護「する側・される側」になる可能性は、ますます高くなっています。介護脱毛について、信頼できる人とオープンに話すことで、介護を自分ごととして考えたり、快適な毎日のための選択肢が増えたりするきっかけになるのは、有意義なこと。また、タイミング的に白髪が増える前という条件があることからも、若いうちから検討したい老後の準備の選択肢のひとつとして、注目度が増していきそうです。
アンケート概要
●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数1412人)
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2021年1月26日~31日
●「オレンジページくらし予報」について
読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた“くらしの目利き”たちが数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて<次のくらし>を読み解いていくのが「オレンジページくらし予報」です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。
●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊35周年を迎えた生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=283,167部(2020年印刷証明付発行部数)。
プレスリリース添付資料
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