Unearth International Limited、 東証二部上場の日和産業株式会社に対し、 企業価値向上に向けた要望書を提出
経営陣の報酬制度の見直し及び業界平均DOEに沿った増配を要求
2021.04.01 10:00
Unearth International Limited(代表:Managing Director 内藤 昌弘、以下「Unearth」)は、日和産業株式会社(本社:兵庫県神戸市、取締役社長:中澤 敬史、以下「日和産業」)に対して、2021年3月30日付けで経営陣の報酬制度の見直し及び特別配当政策の実行を要求する書簡を提出いたしました。
Unearthが要望書を提出した目的として、日和産業が保有する過剰な現預金の効率化を図り、企業価値及び株主価値を向上させることとしています。
要望書では、日和産業が同業他社と比較して収益性・資本効率性ともに大幅に劣後していることを指摘の上、同社が保有する莫大な現預金の非効率性や現経営陣による株主価値創造の失策と役員報酬制度の欠陥に言及し、株主資本を有効活用できないのであれば株主還元に充てるべきだと主張しています。
<概要>
1. 要望書の目的
現経営陣による資本コストの意識向上及び株主目線の経営姿勢の強化、保有資産の効率化を図り、企業価値及び株主価値を向上させること。
2. 要望内容
(1) 経営陣の報酬制度の見直し
- 経営者のモラル・ハザードを誘発する固定給のみの報酬体型からの脱却
- 業績連動型ボーナス制度とストック・オプション制度を導入
(2) 株主還元策の強化・余剰現預金の効率的使用
- 一株当たりの年間配当額を10円に設定
- 特別配当政策として最低3年間継続
(3) 積極的な事業投資・余剰現預金の効率的使用
- 株主還元策に投下される資金の他、約68億円の事業投資戦略を明確化
- KPI(重要業績評価指標)を定め、株主に開示
3. 要望理由
日和産業が長期にわたって低水準なPBRで推移していること、長年保有している使用使途の無い現預金を有効活用できていないことから、株主還元策を強化すべきと判断し、この度の要望に至りました。また、現経営陣と対話を継続してまいりましたが、企業価値向上に向けた具体的な改善策が見受けられませんでした。
現経営陣の方針は具体的な株主価値創造の策を示せておらず、これまでは外的圧力が一切ないが故に現状が容認されておりましたが、我々Unearthはその現状に一石を投じ、日和産業の抜本的改革を求めます。
また、本要望の実行は、日和産業の更なる企業価値向上が期待できることから、当社以外の株主様にもご賛同いただける提案であると考えています。
日和産業が過剰に保有している現預金を有効活用できないのであれば、株主から適正価格で日和産業の株式を買い取り、MBOを検討すべきだと考えます。そうではなく、日和産業が引き続き上場企業として存続を続けるのであれば、企業価値向上に向けた具体的な指針を株主に開示すべきだと考えます。是非とも本要望書の通り、余剰資産の有効活用を図り株主価値の最大化を目指していただきたいと存じます。
■会社概要
商号 : Unearth International Limited
代表者 : Managing Director 内藤 昌弘
所在地 : F20,1st Floor,Eden Plaza,Eden Island,Seychelles
事業内容: 1. M&Aに関する仲介、斡旋及びアドバイザー業務
2. 経営コンサルティング業務
3. 有価証券の保有、運用及び投資
4. 前各号に附帯する一切の業務
URL : https://unearth-int.com/
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