アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」、 筑波大学と共同研究開発した新フィッティング評価指標「共感スキル」を 「コンピテンシー診断」機能に実装、法人への提供を開始
~社員の対人関係スキルを数値化でき、人材マネジメントへの活用が可能に~
2021.04.06 12:30
総合人材サービスのパーソルグループで中途採用におけるアセスメントリクルーティングを提唱する「ミイダス」を手がけるミイダス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社⻑:後藤 喜悦)内HRサイエンス研究所は、筑波大学の相川研究室と共同研究により開発した新フィッティング指標「共感スキル」を、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」で受診できる「コンピテンシー診断」(※1)内に実装し、法人への提供を開始しましたので、お知らせします。
※1:コンピテンシー診断とは:あなたの持っている強み、向いている仕事、自分と相性の良い上司のタイプや部下のタイプ、ストレス要因などが分かる適性テストで、「ミイダス」に会員登録(個人ユーザー)、アカウント開設(法人企業)した後に受診することができます。
※1:コンピテンシー診断とは:あなたの持っている強み、向いている仕事、自分と相性の良い上司のタイプや部下のタイプ、ストレス要因などが分かる適性テストで、「ミイダス」に会員登録(個人ユーザー)、アカウント開設(法人企業)した後に受診することができます。
■ミイダスとは
「ミイダス」は、一人ひとりが能力を見出し、発揮できる「適材適所」の実現を目指しており、採用基準の明確化と面接を正しく評価できる「アセスメント機能」を搭載した、アセスメントリクルーティングプラットフォームです。この度、法人側の「コンピテンシー診断」に「共感スキル」指標を提供することで、対人関係スキルが職務遂行上重要と考えられる一部の職種の適性診断など自社内の人材マネジメントへの活用することが可能となり、企業と社員とのフィッティング精度の向上を目指します。
■背景
独立行政法人労働政策研究・研修機構の各職業におけるスキル調査(※2)において、「企業的職種(営業、企画職、販売員、システムエンジニアなど)」と「社会的職種(医療従事者、接客業、教員)」は「共感に関連する職務遂行スキル因子(※3)」と強い相関(相関係数:0.57、0.70)を示しており、両職種においては「共感」が業務を行ううえで、求められている能力と考えられます。一方で、現実的職種(製造業技術者など)、研究的職種(研究者、学芸員など)、芸術的職種(芸術家、映像関係、服飾関係など)慣習的職種(士業、公務員など)では、「共感に関連する職務遂行スキル因子」と円滑な業務遂行に相関が高くはない(※2)ことから全ての職種に求められている能力ではなく、一部の職種の適性との関連が考えられます。
HRサイエンス研究所と筑波大学の相川研究室は、「共感」を得点化し特徴を抽出できる質問を開発し、新たな評価指標「共感スキル」として法人側の「コンピテンシー診断」機能に実装しており、「共感スキル」が職務遂行上重要と考えられる一部の職種の適性診断など自社内の人材マネジメントへの活用することができます。
※2:労働政策研究・研修機構『職務構造に関する研究―職業の数値解析と職業移動からの検討―』(https://www.jil.go.jp/institute/reports/2012/0146.html)
※3:※2の調査結果の職務遂行スキル5因子の「ヒューマン」に該当する項目の中で、「他者との協調」「他者の理解」「説得」「ネゴシエーション」「指導」のスキルを「共感に関連する職務遂行スキル因子」として定義
HRサイエンス研究所と筑波大学の相川研究室は、「共感」を得点化し特徴を抽出できる質問を開発し、新たな評価指標「共感スキル」として法人側の「コンピテンシー診断」機能に実装しており、「共感スキル」が職務遂行上重要と考えられる一部の職種の適性診断など自社内の人材マネジメントへの活用することができます。
※2:労働政策研究・研修機構『職務構造に関する研究―職業の数値解析と職業移動からの検討―』(https://www.jil.go.jp/institute/reports/2012/0146.html)
※3:※2の調査結果の職務遂行スキル5因子の「ヒューマン」に該当する項目の中で、「他者との協調」「他者の理解」「説得」「ネゴシエーション」「指導」のスキルを「共感に関連する職務遂行スキル因子」として定義
■「共感スキル」の概要
ミイダスが開発した評価指標「共感スキル」とは、仕事を円滑に進めるために必要な「対人関係スキル」を数値化したもので、営業職や販売職、医療従事者、教員など特定の職種やポジションにおいて特に求められる能力と考えられます。「感情察知」「他者尊重」「感情コントロール」「他者配慮」の4つの因子から構成され、ミイダスの「コンピテンシー診断」を受診すると、その診断結果に、4つの因子を総合的に評価した「共感スキル総合得点」が算出されます。
●感情察知:見聞きしたことから相手の感情を推し量って知る力
●他者尊重:相手の感情や立場、価値観、考え方を尊重する力
●感情コントロール:自身の感情そのもの、または感情的な言動をコントロールする力
●他者配慮:相手の感情や立場を理解、配慮した言動ができる力
●他者尊重:相手の感情や立場、価値観、考え方を尊重する力
●感情コントロール:自身の感情そのもの、または感情的な言動をコントロールする力
●他者配慮:相手の感情や立場を理解、配慮した言動ができる力
■「共感スキル」研究開発の過程と今後の展望
2019年7月からHRサイエンス研究所と筑筑波大学の相川研究室は「共感スキル」に関する共同研究を開始し、2020年9月に個人ユーザーへの試験的な展開を経て、この度法人提供の開始する運びとなりました。今後、2021年度中を目処に「共感スキル」の受診済み自社社員の傾向分析及び「共感スキル」を元に法人から「ミイダス」ユーザーへのオファー送信ができる機能の実装を見込んでいます。
■ミイダス株式会社について
ミイダス株式会社は、パーソルグループ全体のHR領域におけるイノベーション推進を牽引し、より一層の企業の人材ニーズに対する貢献を目的として、2019年4月に発足しました。 ミイダス株式会社が運営するアセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」は、2015年7月よりサービス提供を開始しており、2019年にはHRアワード2019「プロフェッショナル 人材採用・雇用部門」最優秀賞を受賞。現在では、導入社数22万社を超えるサービスとなりました。
■HRサイエンス研究所について
HRサイエンス研究所は「人の科学」と「データの科学」を両輪として研究を遂行し、「ミイダス」を通じて価値を提案していくための組織として創設されました。同研究所は「仕事で発揮するソーシャル・スキルのアセスメント開発」「ゲームを利用したアセスメント開発」「ミイダスが保有するビッグデータを利用した機械学習による次の転職先の予測」などの研究を進めており、今後は科学に基づいた新しい転職のあり方や働き方を提案、最終的には「ミイダス」を通じてのサービス化を目指しています。
■「PERSOL(パーソル)」について
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、 転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。 グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。 また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、 市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、 クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。
■本件の問い合わせ先
ミイダス株式会社 PR・広報チーム MAIL:miidas-pr@miidas.jp
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