SBI FinTech Solutions、 メディカル・データ・ビジョンとの業務提携 ~早期資金化で医療機関のファイナンスニーズに対応~
2021.04.12 16:00
総合フィンテックソリューション企業であるSBI FinTech Solutions株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:金子 雄一、以下「当社」)は、国内最大規模の診療データベースを保有するメディカル・データ・ビジョン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎 博之、以下「MDV」)と、医療機関向けの金融関連サービスを中心とした業務提携契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。
■業務提携の目的及び内容
MDVは、「医療・健康情報の一元化と利活用を促進し、生活者メリットの創出に貢献する」ことを目指して事業を推進しております。病院、クリニック、介護施設等をはじめとする、医療・健康情報の一元化を行うことで、患者が自身の診療履歴や健康状態を管理・閲覧できる環境の創出、また、データ分析により更なる医療の質向上に寄与できるものと考えており、病院や健康保険組合等からの膨大な診療データと、医療ビッグデータの利活用に関する豊富な経験と深い知見を有しております。
一方、当社は、25年以上にわたり手掛けてきたEC・実店舗向けの決済サービスをはじめ、世界220の国と地域で利用可能な国際送金サービスやバックオフィス業務の効率化を支援するクラウドサービス等を提供する総合フィンテックソリューション企業であり、従来金融機関では提供できない領域に対する様々なニーズにフィンテックを活用した安全かつ効率的な顧客便益の高いサービスを提供することで、社会に付加価値をもたらす企業を目指しております。
SBIグループでは、新型コロナウイルス感染症拡大で明らかになった医療統計データの利活用の重要性に着目し、メディカルインフォマティクス分野を今後の事業展開の新機軸の一つに位置づけております。MDVは2020年11月10日に当社の親会社であるSBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)と資本業務提携契約を締結し、双方の知見、ノウハウ、ネットワーク等を活用した協業を推進しており、このたびのMDVと当社の業務提携は、医療機関向けの様々な金融関連サービスの課題に対するソリューションを提供していくというSBIグループ戦略の一環となります。
MDVと当社は、メディカル金融分野において、まずはMDVの保有する医療機関とのネットワークと当社の保有する金融ノウハウを活用した医療機関向けのファクタリングサービスの展開を予定しております。お互いの強みや経営資源を共有することで両社の更なる発展と顧客便益の向上を目指し、メディカル金融事業の拡大や新サービスの共同開発等を推進してまいります。
■業務提携の当事会社の概要
1. MDVの概要
(1)名称 メディカル・データ・ビジョン株式会社
(2)所在地 東京都千代田区神田美土代町7番地 住友不動産神田ビル10階
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 岩崎 博之
(4)事業内容 1. 医療情報統合システムの開発、製作、販売、保守業務
2. 各種医療データの分析、調査、コンサルティング業務
3. 医療機関向け経営コンサルティング業務
4. 各種医療データの運用及び提供サービス業務
5. ポータルサイトの企画、設計、開発、運営
(5)資本金 992百万円
(6)設立年月日 2003年8月20日
(7)大株主及び持株比率 SBIホールディングス株式会社 20.68%(2020年12月31日現在)
2. 当社の概要
(1)名称 SBI FinTech Solutions株式会社
(2)所在地 東京都渋谷区渋谷2丁目1番1号 青山ファーストビル9階
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 金子 雄一
(4)事業内容 決済事業及びフィンテック関連事業のグループ統括
(5)資本金 14億5,266万円
(6)設立年月日 2011年4月4日
(7)大株主及び持株比率 SBIホールディングス株式会社 74.24%