サーバーワークスとインサイトテクノロジーが協業し、 金融機関に特化したデータベースの クラウド化支援・運用に関する6サービスを提供開始
2021.04.15 11:30
データベースの専門家集団である株式会社インサイトテクノロジー(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:森田 俊哉、以下:インサイトテクノロジー)とアマゾン ウェブ サービス(AWS)のAWSパートナーネットワーク(APN)※1プレミアコンサルティングパートナーである株式会社サーバーワークス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大石 良、以下:サーバーワークス)は、2021年4月よりデータベースのクラウド化支援領域での協業を開始します。本協業に合わせて、サーバーワークスが9,600以上のプロジェクトで培ってきた、AWSへの移行に関するノウハウと、インサイトテクノロジーのデータベース専門化集団としての高い技術力を組み合わせて、金融機関のお客様に特化した6サービスの提供を開始します。
■協業の背景と目的
長期化するコロナ禍において、企業では在宅勤務に対応するために、Web会議システムや電子認証などのテレワーク向けITツールの導入を急速に実施しました。さらに、企業は、コロナ感染による市場構造の変化と景気後退に対応するため、これまでのような大規模なシステム投資を避け、クラウドによる柔軟性に富んだシステムの構築を進めようとしています。
しかし、企業システム、特に基幹業務システムなどのクラウド化で必須となるデータベースのクラウド移行に関しては、技術者のスキル不足、プロジェクト管理の煩雑さなど多くの課題を抱えています。とりわけ、金融機関においては一層のセキュリティ投資が必要とされながらも、求められる技術は日進月歩であり、クラウド化を検討する上で大きな課題となっています。
そこで、国内トップレベルのAWSノウハウと9,600以上のプロジェクト実績を持つサーバーワークスと25年以上に渡るデータベース専門化集団であり、データベース監査市場で国内トップシェアを誇るデータベース運用管理の製品を持つインサイトテクノロジーは両社の高い技術力を組み合わせ、金融機関のデータベースのクラウド化に対する課題解決に向けた新サービスを開発いたしました。
新サービスの内容は、「AWSへのデータベース移行サービス」、「データマスキングソリューション提供サービス」、「データ暗号化ソリューション提供サービス」、「データベース選定/設計サービス」、「クラウドデータベースコスト削減コンサルティングサービス」、「データベース監査ソリューション提供サービス」の6サービスとなります。
既にサーバーワークスでは金融機関のクラウド化のニーズに応える「金融クラウド導入コンサルティングサービス」を提供しておりましたが、今回のサービス提供により、従来以上に多くの金融機関の皆様に最適なクラウドデータベースソリューションを提供できると考えております。
■提供サービス
「AWSへのデータベース移行サービス」
AWSへのデータベース移行及び、異種データベース移行のアセスメント、移行計画策定から本番移行までの作業を行います。
「データマスキングソリューション提供サービス」
豊富なマスキングアルゴリズムで高速に個人情報の匿名化や、機密情報の秘匿化を行う「Insight Data Masking」を始めたとしたソフトウェアや組み込み機能を使用し、データの安全性/秘匿性の向上を実現します。
「データ暗号化ソリューション提供サービス」
AWS環境でのデータベース使用時に問題となるデータの安全性担保のために必要となる暗号化の方式決定、実装まで行います。
「データベース選定/設計サービス」
データベースエキスパートによるお客様の用途・ワークロードに適したデータベースの選定・設計を行います。
「クラウドデータベースコスト削減コンサルティングサービス」
オンプレからクラウド化することによるコスト削減効果及び、DBソリューション最適化によるコスト削減効果の検証・提案を行います。(すでにクラウドでDBを利用している企業にも、コスト削減の検証・提案をいたします。)
「データベース監査ソリューション提供サービス」
SOX法など情報保護の法規制へ対応するために必要な、情報漏洩を防ぐための様々なデータベース製品に対応したデータベース監視ツール「PISO」を始めとしたソフトウェアや組み込み機能を使用し、課題解決をします。
「データベースクラウド移行テクニック無料セミナー」を開催
サービス開始を記念して、セミナーを開催。
■今後の展開
今後インサイトテクノロジーとサーバーワークスは、共同プロモーションや事例の公開、セミナーなどを開催することで、企業のクラウド移行支援を加速するとともに、「データ分析基盤構築」「AWSデータベースセキュリティ」「データ変化点検知」などの分野で連協を強化し、さらに付加価値の高いサービスを提供いたします。
■株式会社インサイトテクノロジーについて
株式会社インサイトテクノロジーは、1995年の創業以来、企業におけるデータの価値を最大化するために何が必要かを常に考え、データベースの専門家集団として、必要な製品やサービスを提供し続けてきました。しかし、データを貯め込むこと、そこからインフォメーション(情報)を得ること自体はお客様の課題解決に直接つながるものではありません。そこから得られる「インサイト」(本質を導き出すための洞察)こそが、お客様の経営に価値をもたらすと確信しています。社名の通り、データを活用しデータからお客様が求める「本質」を得られるために、「データ」と「AI」から得た「Insight」によって、新しく豊かな社会を創造できるように、ソフトウェア、ハードウェア、サービスなど特定の分野や形態に捕らわれず、お客様そして社会が必要とされる物をご提供しています。自社開発のセキュリティ監査ソフト「PISO」は、導入企業約700社、データベース監査市場で13年連続国内シェアNo1*の実績があります。またインサイトテクノロジーが主催するデータベース技術者向けカンファレンス「db tech showcase」には世界中からデータベースのエキスパートが講師として参加し、毎年1,000名規模のエンジニアが参加しています。
URL: https://www.insight-tec.com/
*出典:内部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望 2020年度(デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社)
※1 APNは、AWSのエコシステムを支えるシステムインテグレーター(SI)、戦略的コンサルティングファーム、ソリューションプロバイダ、マネージドサービスプロバイダ、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)、SaaSベンダー、PaaSベンダー、開発者用ツールベンダー、管理/セキュリティベンダーなどによって構成されております。
※本件は株式会社サーバーワークスからも発表されることがあります。
※本広報資料の転送/引用は、ご自由にご利用下さい。
※記載されている企業名、商品名、サービス名は、株式会社インサイトテクノロジーならびに各社の商標または登録商標です。
※Amazon、アマゾンウェブサービス、Amazon Web Services、およびAWSは、米国および/またはその他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
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