「優れた工業技術企業」×「学生プロダクトデザイナー」 “新商品開発プロジェクト型” コンテスト 『TOKAI PRODUCT DESIGN AWARD』開催が決定
~優秀受賞作品は「Makuake」にて商品化・発売で力試しの場に~
2021.04.16 14:00
株式会社中村製作所(所在地:三重県四日市市、代表取締役:山添 卓也)は、株式会社マクアケと株式会社 中日新聞社の協力を得て、東海エリアの「企業」と「学生デザイナー」によるプロダクトデザインコンテスト『TOKAI PRODUCT DESIGN AWARD』を開催し、4月16日より学生からのエントリーを受付、12月から商品化を目指します。
ホームページ https://static.chunichi.co.jp/chunichi/pages/k/tokai_pda/
「優れた工業技術企業」×「学生プロダクトデザイナー」のコラボレーションによる新商品開発コンテスト【TOKAI PRODUCT DESIGN AWARD】開催が決定
■購買行動の変化に着目したニューノーマルな商品開発の場へ
“買い物のあり方”が変化した昨今。購入方法は店舗からネット通販へ、購入理由は価格の安さや見た目の好みだけでなく、商品や企業に対して「いいね」の気持ちとして購入する人が増えてきました。消費者の購買行動の変化に合わせた展開が話題を呼んでいるのが、新商品をどこよりも早く応援購入できるプラットフォームMakuake。
今回はすでにMakuake内で新商品を発売し、想定を上回る応援を獲得した東海三県の企業3社(愛知県代表/株式会社来光工業、岐阜県代表/ニッケン刃物株式会社、三重県代表/株式会社中村製作所)がコンテストを通して学生デザイナーから技術を生かした新商品アイデアを受け、最優秀作品を商品化しMakuake内にて「発売」することが本コンテストのゴールです。
■コロナ禍でさらに困難を極める学生デザイナーの就職・ステップアップをサポート
“受賞歴”だけでなく“商品化”で学生のままキャリアスタートを叶える
2021年は大学就職・キャリア支援活動調査で内定低下傾向が前年より大幅増加で64%を占め、コロナ禍の影響を受け学生の就職難が増しています。なおかつ経験者が優遇されるデザイン業界では、社会人経験、実務経験のない学生のデザイナー職獲得は困難を極めています。本コンテストでは、そうした学生の武器として、受賞歴だけにとどまらず商品化経験と販売実績を手にデザイナー職での就職率向上を目指し、在学中からキャリアスタートを支援します。
対して企業側は、精密なものづくりの技術力でメーカー部品製造を行ってきたものの景気の影響を受け次々とtoC事業に乗り出す企業が増える中、課題が山積します。社内にデザイナーを抱える工業系中小企業はほぼなく、開発に当たってはマーケティングリサーチ力が不足するため市場ニーズをつかめない商品開発が行われている中で、デザイン実務経験がないからこその柔軟な発想による新市場に着手し、日本のものづくりの可能性を見出します。
■新卒副業デザイナー創出も視野。企業とデザイナーの新しい協力体制の基盤づくり
今後は学生・企業のいずれも参加数を増やし、東海エリアの商品開発の新しいプラットフォーム化を目指すとともに、工業企業とデザイナーの新時代の協力体制を構築します。
■実施概要
コンテスト名:TOKAI PRODUCT DESIGN AWARD
内容 :東海エリア3社のものづくり技術を生かした製品アイデアを
プロダクトデザインを学ぶ学生から公募。
最優秀賞を獲得したアイデアは商品化し
「Makuake」にて販売を目指す。
募集テーマ :・愛知県代表/株式会社来光工業
〔テーマ〕火の周りで使えるキャンプギア
・岐阜県代表/ニッケン刃物株式会社
〔テーマ〕料理が楽しくなるデザイン刃物
・三重県代表/株式会社中村製作所
〔テーマ〕家庭で簡単に調理するキッチングッズ
応募資格 :(1)愛知、三重、岐阜県内に在住もしくは各県内の高校、
専門学校、短大、大学、大学院等に在籍している学生
(2)受賞後、参加企業からの依頼に応じて商品化に向けた
協力が可能であること※個人・グループは問いません。
応募受付期間:2021年4月16日(金)~2021年10月9日(土)
応募方法 :コンテストホームページの登録フォームよりエントリー。
作品シートを事務局までメールまたは郵送で提出。
受賞・副賞 :・最優秀賞1点 :商品化検討+賞金10万円+表彰状
・優秀賞3点(各社1点):商品化検討+賞金2万円+表彰状
審査委員 :・香川大学創造工学部 教授 井藤 隆志 氏
・大同大学情報学部 情報デザイン学科 準教授 岡田 心 氏
・リアル・スタイル株式会社代表取締役 鶴田 浩 氏
・Makuake キュレーター 武田 康平 氏
協力 :株式会社 中日新聞社、株式会社マクアケ、
セントラル画材株式会社
後援 :公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会/JIDA
■参加企業紹介
【愛知県代表/株式会社来光工業(春日井市)】
創業1972年、超精密が求められる部品加工を得意とし、削りだしの際に使用する生爪は注文の多くが特注品。
高い設計力と精密仕上がりが顧客からの熱い信頼を得る。
Makuakeではソロキャンパー向けの屋外用傾斜鉄板プレートを販売。
【岐阜県代表/ニッケン刃物株式会社(関市)】
創業1946年、ハサミやペーパーナイフの刃物専門企業。
若手チームで開発した商品がおみやげグランプリ及び観光庁長官賞を受賞。
新作の名刀ペーパーナイフはMakuakeにて1,600万円の応援購入を達成。
【三重県代表/株式会社中村製作所(四日市市)】
創業1969年、『空気以外なんでも削る』をモットーに高精度加工でロケットや航空部品加工を行う。
四日市の伝統工芸品である萬古焼と金属を組み合わせた蓄熱土鍋best potやチタン製印鑑はグッドデザイン賞を受賞。