『エン転職』1万人アンケート(2021年4月) 「コロナ禍でのテレワーク」調査
「テレワークをしている」方は2割にとどまる。 出勤する理由トップは「テレワークでは対応できない業務がある」。 「テレワークの能否が転職先選びに影響する」のは36%。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する総合満足度No.1(※)日本最大級の総合転職支援サービス『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)上で、ユーザーを対象に「コロナ禍でのテレワーク」についてアンケートを実施し、13,105名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
※2018年、2019年、2020年オリコン顧客満足度調査「転職サイト」ランキング総合1位(https://life.oricon.co.jp/information/310/)
調査結果 概要
★ 「テレワークをしている」方は2割にとどまる。
★ テレワーク開始のきっかけは「1度目の緊急事態宣言時」が68%。
★ テレワークができる職種でも出勤する理由は「テレワークでは対応できない業務」「会社が定めたルール」「出勤しなければならない職場の雰囲気」。
★ 36%が「テレワークができるかどうかが転職先選びに影響する」と回答。
調査結果 詳細
1:「テレワークをしている」方は2割にとどまる。(図1、図2)
現在テレワークをしているか、職種の特徴とあわせて伺いました。「テレワークができる職種で、テレワークをしている」と回答したのは18%にとどまり、8割以上が「テレワークはしていない」(テレワークができる職種だが、テレワークはしていない:17%、そもそもテレワークができない職種である:65%)という結果でした。コロナ禍以前に比べて一般的になりつつあるテレワークですが、依然として8割以上の方が実施していないことが分かりました。年代別に見ると「テレワークができる職種で、テレワークをしている」と回答したのは20代:16%、30代:20%、40代:19%で、「20代」のテレワーク実施率が最も低いことが分かりました。職種別では「エンジニア系」のテレワーク実施率が54%と最も高い結果でした。
【図1】現在、テレワークをしていますか?(年代別)
【図2】現在、テレワークをしていますか?(職種別)
2:テレワーク開始のきっかけは「1度目の緊急事態宣言時」が68%。(図3)
「テレワークができる職種で、テレワークをしている」と回答した方に、テレワークが始まった時期・きっかけを伺ったところ、68%が「1回目の緊急事態宣言時(2020年4月~5月)」と回答しました。初回の緊急事態宣言が、働き方の変化のきっかけとなったことが分かりました。
【図3】「テレワークができる職種で、テレワークをしている」と回答した方に伺います。テレワークが始まった時期・きっかけを教えてください。
3:テレワークができる職種でも出勤する理由は「テレワークでは対応できない業務」「会社が定めたルール」「出勤しなければならない職場の雰囲気」。(図4)
「テレワークができる職種だが、テレワークはしていない」と回答した方に、出勤している理由を伺いました。トップ3は「テレワークでは対応できない業務があるため」(49%)、「会社が定めた出勤の方針・ルールがあるため」(44%)、「出勤しなければならない職場の雰囲気があるため」(26%)でした。年代別で差がついたのは「会社が定めた出勤の方針・ルールがあるため」(20代:53%、30代:43%、40代以上:40%)で、若い年代ほど会社の方針やルールの影響を感じていることが分かりました。コメントもあわせてご紹介します。
【図4】「テレワークができる職種だが、テレワークはしていない」と回答した方に伺います。出勤している理由は何ですか?(複数回答可)
「テレワークでは対応できない業務があるため」と回答した方
・書類の作成等はテレワークで行なうこともあるが、ほとんどが現場での作業のため、テレワークの頻度は少ない。(26歳男性)
・客先でのヒアリングや納品作業があるため、出社はしないが客先に出向いている。(30歳女性)
「会社が定めた出勤の方針・ルールがあるため」と回答した方
・緊急事態宣言の発令中はテレワークが推奨されたが、宣言解除後は出社することになった。(27歳女性)
・保育園や小学校が休園・休校になった場合や持病があるなど特別な事情がある場合に限りテレワーク可という方針になっている。(32歳女性)
「出勤しなければならない会社の雰囲気があるため」と回答した方
・営業だから来いという雰囲気が社内に蔓延している。(25歳男性)
・テレワークも一度は会議で検討されたが、いつの間にか話自体がなくなっていた。(30歳男性)
4:36%が「テレワークができるかどうかが転職先選びに影響する」と回答。(図5)
テレワークができることが、転職先選びに影響するか伺ったところ、36%が「影響する」と回答しました。年代別に見ると、20代では「影響する」(42%)が最も多かったのに対し、30代や40代以上では「どちらでもない」(30代:42%、40代以上:45%)が最多でした。具体的なコメントもあわせてご紹介します。
【図5】テレワークができることは、転職先を選ぶ上で影響しますか?
「影響する」と回答した方
・このご時世に対応した会社からは社員を大切にする姿勢が感じられる。(23歳女性)
・出社する必要のない仕事が多かったことが分かり、これを機に世の中の働き方を変え、無駄をなくすべきだと考えるようになった。(32歳男性)
「どちらでもない」と回答した方
・テレワークにもメリットデメリットがあるため特に気にしないが、都内など感染リスクの高い地域での仕事の場合はテレワークができる方が良い。(24歳男性)
・テレワークができるのが理想だが、現職で毎日出社しているため出社に抵抗はない。(30歳女性)
「影響しない」と回答した方
・テレワークのみの場合、新しい職場環境に馴染むのに時間がかかると感じるため。(27歳女性)
・希望する職種ではテレワークは難しいため。(31歳男性)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)を利用するユーザー
■調査期間: 2021年1月27日~2021年3月28日
■有効回答数: 13,105名
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◆本件に関する問合せ先
エン・ジャパン株式会社
広報担当:大原、清水、関、星
TEL:03-3342-6590
◆エン・ジャパン株式会社について
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