【コロナ禍での事業転換の取組み】地域の子育て世代コミュニティ...

【コロナ禍での事業転換の取組み】地域の子育て世代コミュニティの悩みから考案。コロナ禍での子連れ外出控え・育児疲れを解決する中正旅館の日帰り新プラン 「子育てさんだってワーケーションプラン」を開始します

150年続く老舗旅館の7代目若社長が、県よろず支援拠点と一緒にコロナ禍での挑戦

この度、中正旅館(亘理郡亘理町・代表 菊地正彦・57歳)は、コロナ禍の外出自粛でストレスが溜まりがちな子育て世代に対し、三密を回避し安心してのびのびと育児と食事とリラックスタイムを楽しめる日帰り新プラン「子育てさんだってワーケーションプラン」を令和3年4月23日から開始します。

本サービスは、育児も仕事ととらえ、育児をリラックスできる環境で行う「子育てさん向けのワーケーション」提案です。本サービスは、7代目となる菊地正豊(27歳)が、地元の育児中の友人から「コロナ禍でどこにも出かけられず子供も親も育児につかれている」という悩みを受け、地域の社会課題解決のために企画しました。子連れで外出するリスクを考えると家にこもりがちになり、育児疲れになっている人が多いことに着目。育児も仕事であるという認識から、子育てさんのための新しいワーケーションプランを検討しました。働く場となる家庭から少し足をのばし、当旅館によるお食事と大浴場を楽しんで頂き、リフレッシュしながら育児を行ってもらうプランを開始します。

新プランの企画、食事メニューの検討・撮影支援は県よろず支援拠点と一緒に行い、料理の開発は料理長で父親の菊地正彦が手掛けました。また、本プランの開始までには様々なコロナ禍での支援制度・支援機関を活用。宮城県宿泊施設ビジネスモデル転換支援事業補助金(以下、ビジネスモデル転換補助金)の活用、宮城県中小企業再生支援協議会(以下、再生支援協議会)での支援など、多くの支援を活用し約四か月の継続支援の結果、本プランのリリースに至りました。
コロナ禍で大きな影響を受けた地方旅館の、再起に向けた現在進行形の取組みについてぜひとも取材頂き、頑張る中小企業と各支援機関の現状を知って頂けますと幸いです。
料理長でもある代表が開発したお食事
料理長でもある代表が開発したお食事
新プランはお子様が走り回れるほどの広さの個室を用意
新プランはお子様が走り回れるほどの広さの個室を用意

1.新プラン開発の背景

当館(中正旅館)は明治5年創業の150年続く老舗割烹旅館。震災後の主要顧客は工事現場等のビジネス利用客と観光客。また地元の法事での利用がほとんどでした。コロナ禍でいずれの需要も大きく落ち込み、大きな方針転換を余儀なくされていました。

若き後継者候補で7代目となる菊地正豊は、早急な事業転換が必要と判断。ちょうど宮城県で応募が開始されるビジネスモデル転換補助金を活用し、デイユースのビジネスマン向けワーケーション対応宿への転換を図るため、県よろず支援拠点に相談。県よろず支援拠点では「単なるワーケーションプランではデイユースが増えないため、地元の人にご利用いただける新プラン確立が必須」と判断し、新プランの検討を開始。

菊地正豊が行ったのは地域コミュニティでのお悩み解決。コロナ禍で育児環境も激変。「子供は何をするかわからないので外に連れていけない」「飲食店個室でも子供が騒ぐので周りの目が気になる」といった育児世代の声を聞き、「子育ては大変な仕事。その育児環境が変わったのだから、子育てさんにもワーケーションという発想で、息抜きをしながら育児できる場が必要ではないか」と考え当プランを企画しました。

2.新プランのコンセプト

子育てさんもコロナ禍での外出控え等による育児疲れが出ています。主に働く男性に向けたワーケーションプランは多いですが、本プランは「子育てさんへのワーケーションプラン」です。たまには三密を避けた広々空間で、贅沢な海の幸の料理と大浴場、客室(個室)を使ってのびのびと子育てをするためのプランです。

3.ご利用ターゲット層と利用シーン

子育てをする主に女性とお子さんの家族連れ。1~3組で楽しめる、育児ママ女子会 (定員が6名の部屋を半分で使用)としても利用可能です。

4.新プランの特徴

①料理長でもある現代表と、県よろず支援拠点・フードコーディネーターの遠藤とで開発した「若い世代に向けた気軽に楽しんでもらえる会席プラン」

子育て世代は何かと忙しく、ゆったりと会席料理を楽しむ機会が少ないことに着目。子育てをしながら気軽に、見た目でも味でも楽しめる会席プランを目指し開発しました。開発にあたっては3回以上の試作と試行錯誤を繰り返し、徐々に目指す品質に近づいていきました。
試行錯誤を何度も繰り返した新プランの料理メニュー(春期版)
試行錯誤を何度も繰り返した新プランの料理メニュー(春期版)
父である代表 菊地正彦と、7代目後継者となる息子の菊地正豊とでスタイリング・撮影を共同作業で実施
父である代表 菊地正彦と、7代目後継者となる息子の菊地正豊とでスタイリング・撮影を共同作業で実施

②お子さんが走り回れる定員6名以上の個室を確保しゆったりくつろげ、大浴場も貸し切り

小さなお子様が走り回っても気兼ねなくくつろげるよう、お部屋は個室を用意します。当館は大人数の法事利用等にも対応してきた経緯から、大広間や大人数の個室がつかえることが強みです。大浴場は貸し切りとし、気兼ねなくご利用を頂けます。
貸し切りの大浴場
貸し切りの大浴場
中正旅館の外観
中正旅館の外観

■プラン概要

【商品名】子育てさんだってワーケーションプラン
【特徴】育児をする主に女性層向けのワーケーションプラン。お食事と個室・貸し切り大浴場がセットになった日帰り利用プラン。お部屋利用時間は10:00~16:00までゆったり。
【発売日】令和3年4月19日
【販売価格】
①会席ランチプラン(大浴場利用あり) おひとり様3,000円
②会席ランチプラン(大浴場利用なし) おひとり様2,800円
※未就学のお子様は無料。
※お子様の飲食物は持込OK。
※お子様も飲めて授乳中でも問題のないペットボトル麦茶をプレゼント。

■宮城県よろず支援拠点の経営支援について

当拠点は中小企業庁が設置した無料の経営相談所です。当拠点では令和2年12月から継続でご支援をし、資金繰り改善、新プラン企画、食事メニュー開発、写真撮影スタイリングについて17回の相談対応を実施(令和3年4月19日現在)。その間、他の支援機関とも連携。宮城県とはビジネスモデル転換補助金の申請・利活用で連携し、再生支援協議会とはコロナ禍での資金繰り改善で連携。支援機関横断的にコロナ禍での再起に向け取り組みを継続中。

【宮城県よろず支援拠点について】
連絡先:佐藤 創(さとう そう)  電話番号:022-393-8044 メール:sato_0211@office.miyagi-fsci.or.jp
住所:〒980-0011仙台市青葉区上杉1-16-8プロスペール本田3階

■資料に関してのお問い合わせ先

中正旅館(なかしょうりょかん)  担当:菊地 正豊(きくち まさとよ) 電話:0223-34-1224
E-Mail: info@nakashou-inn.com
Webサイト: https://nakashou-inn.com/
住所:〒989-2351 宮城県亘理郡亘理町中町東53

取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては
プレスリリース内にございます企業・団体に直接ご連絡ください。

プレスリリース配信 @Press

記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)