大阪の老舗和紙問屋、 多種多彩な和紙で貼り箱を別注で作製支援する 新サービス「彩紙器(さいしき)」の取り組みを6月より展開
~大阪府が認定の地域産業資源「紙器」を活用、紙系のモノづくりで地域活性化を図る~
2021.05.21 09:30
和紙問屋の小野商店(所在地:大阪市生野区、代表:河手 靖夫)は、2021年6月より、近畿地方で中小企業向けて、同社が取り扱う多種多彩な和紙で貼り箱を別注で作製する支援サービス「彩紙器(さいしき)」の取り組みを新たに展開します。大阪府が認定する地域産業資源のうち「紙器」を活用し、紙関連のモノづくりの協業を通じて、地域活性化を図ります。
貼り箱をはじめとした紙器は、和紙などの紙素材だけでなく、デザイナー、印刷や加工、箱の作り手など異業種との協業無くして成しえません。大阪府が認定する地域産業資源「紙器」を活用することにより、紙関連のモノづくりの協業を地域活性化に繋げるのが狙いです。
貼り箱に使用する和紙素材 1
【担当者のコメント】
昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、インターネット通販などの巣ごもり消費が今後も一定程度広がり、貼り箱をはじめとした紙器の需要がさらに高まることが予想されます。今回、別注の貼り箱作製支援サービスという新たな取り組みを通じて、商品や製品の高級感の演出や他社との差別化、認知度向上など中小企業のブランド力向上を支援することで、同社の販路拡大と収益源の多様化を図っていきたい。
【貼り箱について】
ボール紙を生地にして箱を作り、四隅をクラフトテープで止め、その箱の大きさに合わせた和紙などの貼り紙を、専用の膠(にかわ)やゼラチンなどの接着剤で貼り込み、手加工で包んで仕上げる化粧箱。企業の商品や製品のブランド力向上を図るための紙製品。
※貼り箱の参照画像一覧: https://photos.app.goo.gl/u3gaREPQgQfBPAef7
和紙を使った各種貼り箱の事例
【大阪府の地域産業資源について】
地域の中小企業が地域資源を活用して行う新事業展開を支援するため、法律に基づき、大阪府内の地域産業資源を指定しました。平成30年10月24日付けで農林水産品が1品目、鉱工業品が1品目追加され、現在、府内では460品目の地域産業資源が認定されています。
※大阪府の地域産業資源活用
参照URL: http://www.pref.osaka.lg.jp/keieishien/tiikisanngyousigenn/
【会社概要】
小野商店は全国の機械漉き和紙や手漉き和紙を取り扱う卸売店。紙漉きの表現技法を生かし、お客様の仕様で別注抄造も行っています。また自社の事業を「企業のブランディングを和紙で彩る」とし、和紙の卸販売と紙器をはじめとした各種紙製品作りを通じて、企業のブランド力向上を支援しています。今後も引き続き国内外に和紙の魅力を発信して参ります。
会社名 : 小野商店
代表者 : 河手 靖夫
所在地 : 〒544-0024 大阪市生野区生野西1-5-29
設立 : 1948年10月
事業内容: 各種機械漉き和紙や手漉き和紙の卸売並びに別注抄造、紙製品作りの支援
URL : http://www.onopapers.com
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