株式会社ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジー、 シンクライアントシステムPhantosys 10を強化した BYODソリューションを EDIX東京 教育ITソリューションEXPOに出展
株式会社ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジー(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:松室 高志)は、コロナ禍で加速するBYOD(Bring Your Own Device)に対応したシンクライアントシステムPhantosys 10(ファンタシー10)を、『EDIX東京 教育ITソリューションEXPO』(5月12日(水)開催)で発表します。
これまで学校は、学校が整備したパソコン(パソコン教室)で授業を行い、教室内のパソコン環境はOSバージョン、アプリケーション画面の表示や設定は統一された環境で準備され、常に安定したパソコン環境を学生に提供してきました。
近年はコロナ禍で加速するBYODの普及やITコストの見直しから、学校が整備したパソコンを用意するのではなく、学生自身のパソコンを持参して学ぶBYODの検討が始まっています。
しかし、BYODを活用した授業と言っても様々な課題が山積しています。
学校が整備したパソコン教室と同じように、BYODデバイスでも安定した授業が行えるのかが重要となります。
具体的には、BYODデバイスの機種やOSバージョンの違いによる影響、利用するアプリケーションのインストール設定やOS設定値の統一性、特殊なアプリケーションを利用できるかの選定が必要となります。
仮想環境(VDI)で仮想マシンを多数用意して運用するのも一つですが、仮想環境は仮想ソフトウェア費用とライセンス費用が必要です。また、仮想サーバーのスペックとサイジングが非常に難しく、運用した結果パフォーマンスを得られない場合は、追加費用を投じて改善するかの判断が必要となる場合もあります。
また、BYODデバイスは個人が自由にパソコンの環境を変更して利用できるのが本来であり、学校のパソコン環境と同じように統一性や制限した環境を求めるのも相反する事になります。
そこで、当社ではPhantosys10をBYOD向けに強化し、学生が自由にパソコンを利用できるOS環境は残したまま、学校の授業で利用するOS環境をイメージ化して、1台のBYODデバイス内でOS環境を切替えて利用することが可能になりました。
Phantosys10 BYODソリューションの強化として、新たにUSBブート機能を実装しました。専用のUSBメモリ(USBブート)をBYODデバイスに接続して起動すると、PXEブートを必要とせず、Phantosys10サーバーへの接続とOSイメージ起動が可能になります。これにより、学内の情報コンセントや学生の自宅(NAT環境)からのPhantosys10サーバーへの接続とOSイメージ起動が可能になります。
更にPhantosys10の特長の一つであるローカルキャッシュ機能を利用し、BYODデバイスのハードディスク内にローカルOS領域とは別にローカルキャッシュ領域を作成します。作成したローカルキャッシュ領域にPhantosys10で起動するOSイメージを保存することで、ローカルOSとPhantosys10のOSイメージも起動することができます。
専用のUSBメモリを接続してBYODデバイスを起動すると、Phantosys10起動メニューが表示され、Phantosys10のOSイメージを選択し起動することができます。
専用のUSBメモリを外して起動すると、自動でローカルOSが起動して利用できます。
専用のUSBメモリはセキュリティキーとしての役割も兼ね、万一紛失しても情報は含まれていませんので安心して利用できます。
メーカーが異なるBYODデバイスの課題として、仮想マシンを利用して標準化されたハードウェアでOSイメージが作成できます。標準化したOSイメージからBYODデバイスを起動すると、そのパソコンに適したデバイスドライバーがWindows Update機能により摘要されるので、異なるハードウェアのパソコンでも同じOSイメージで起動することができます。異なるパソコンで発生した標準化したOSイメージとの差分データ(デバイスドライバー等)は、Phantosys10のローカルキャッシュスナップショット機能で固有にスナップショットを作成し保持することができます。
BYODデバイスで利用するPhantosys10のOSイメージは、事前にBYODデバイスのローカルキャッシュ領域にOSイメージをキャッシュコピーするのが前提になります。
OSイメージをキャッシュコピーすることで、ネットワークが切断された状態でもOSイメージを利用することができます。
Phantosys10サーバー上にあるWindows OSイメージを利用して、パソコンを起動するには、Microsoft社のWindows VDAライセンスが各パソコンに必要でした。
Phantosys10の強化で新たにキャッシュコピーツールを実装し、パソコンはWindowsを起動せずにOSイメージを全てキャッシュコピーするツールを開発しました。
これにより、Windows VDAライセンスはイメージ作成用の仮想マシンのみ必要となり、各パソコンはキャッシュコピーする際にWindows OSイメージを起動する必要がなくなり、Windows VDAライセンスを節約できます。
■主な機能
・Phantosys10のローカルキャッシュを使い、1台のパソコン上に個人用と授業用のイメージが共存できます。
・専用のUSBメモリを接続して起動すると授業用イメージが起動、専用USBメモリを外して起動すると個人用イメージが起動します。
・授業は最適化された統一イメージで行え、個人の環境差によるトラブルを防ぎスムーズな授業が行えます。
・オンライン授業や自宅学習でも学校の授業と同じ環境なので学習に集中できます。
・サーバーはパブリッククラウド上にも配置可能、自宅からサーバーに接続してイメージの更新もできます。
・ローカルキャッシュ内のイメージはPhantosys10で管理されます。イメージは統一され更新も簡単です。
・パソコンのハードディスクの容量が許す限りLinuxを含む、複数のイメージを起動できます。
・仮想マシンを使うイメージの共有化に対応、スナップショットで異なるパソコンを同じイメージで起動可能です。
・キャッシュコピーツールでWindowsを起動せずにイメージのキャッシュコピーができるので、Windows VDAライセンスが節約できます。
・パソコンのグループ毎にイメージを割り当てることで、学生毎に異なるイメージが利用できます。
■教育ITソリューションEXPOへ出展
日本最大の教育 総合展EDIX東京内の教育ITソリューションEXPO(2021年5月12日~14日、 東京ビッグサイト)に出展します。
Phantosys 10を使ったBYODソリューションを体験いただけます
会期中はオンライン商談にも対応しているため、来場が難しい場合でも、オンラインでご相談に対応します。
お気軽に会場のブースにお立ち寄りいただき、オンライン商談もご利用ください。
「第12回 教育ITソリューションEXPO」
・主催 : リード エグジビション ジャパン株式会社
・会期 : 2021年5月12日(水)~14日(金)
・時間 : 10時~17時
・会場 : 東京ビッグサイト 青海展示棟
・当社ブース番号: 8-39(Aホール)
・公式サイト : https://www.edix-tokyo.jp/ja-jp/about/edict.html
・オンライン商談: https://www.edix-tokyo.jp/ja-jp/visit/online.html
■リリース中の用語について
・シンクライアント(Thin client)
パソコンはクライアント(端末)内にOSやソフトがインストールされ、全ての処理をしますが、シンクライアントは、クライアント側はシンプルな接続用のOSしかありません。
シンクライアントからサーバーに接続し、サーバー側でクライアントに画面データを作成しに転送して使うシステムです。
・イメージ
OSやソフトなどの様々なデータが含まれたファイルの事。
・BYOD(ビー・ワイ・オー・ディー)
Bring your own deviceの略で、個人用のパソコンなどのデバイスを業務等で利用する事。
■製品サイト
https://www.wasay.co.jp/product/byod/
■株式会社ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーについて
株式会社ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーは、2005年の設立以来、次代を担う子供達の教育のために、便利で安心して使えるコンピューター環境を提供しています。さらに、教育分野で培ったEASY to USEの環境をビジネス分野にも広げています。ネットワークブート方式シンクライアントシステムPhantosys10、オンライン授業・学習支援システムTeacherViewの他にも、iPad環境復元・展開ソフト、HDD瞬間復元ソフトなども販売中です。
※本文中の会社名、製品名やブランド名等は、該当各社の商標又は登録商標です。
■お客様からのお問い合わせ先
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TEL : 06-6944-8901
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