【観光×教育】ラオス・ナムアン村の子供の未来のために 日本語教育を!教師用宿舎と交流の場を作りたい! ~クラウドファンディングで支援募集を開始!~
サザンブリーズ合同会社では、ラオス・ナムアン村の子供たちの未来を考え、2017年より教育支援を行ってまいりました。今回は、ラオスの子どもだちに日本語教育の機会を届けるため、クラウドファンディングで支援を募り、日本語教師の宿舎および村人の交流の場をつくる資金とさせていただくこととしました。ラオスの子どもたちの未来を私たちと一緒に見届けていきませんか。
プロジェクトページ: https://www.zenes.jp/projects/southernbreeze-naman
はじめまして。私たちはラオス・ベトナム・カンボジア・ミャンマーの4か国で日本人観光客への安全・安心の旅行を手配する旅行会社です。1996年の創業以来、年間受入客数は6万6千名を誇り、お客様にアジアの魅力をお伝えしてまいりました。
私たちは、25年間インドシナ半島で仕事をさせていただいている恩返しとして、支援の届かない地域での活動を行っております。ベトナムでは水害被害救済と少数民族村への古着寄付や枯葉剤被害者への救済事業、カンボジアでは井戸の寄付を実施しました。
その中でも、国連が定める世界最貧国の一つにとされているラオスへの恩返しプロジェクトを、ラオスの教育省と協力しながら2016年末より持続的に行っております。
【これまでのラオス恩返しプロジェクト】
第1期:小学校の新校舎建設
第2期:トイレと手洗い場の建設
第3期:図書館の修繕
そして、今回のプロジェクトでは、第4期として日本語教師が長期滞在できるような宿舎の改築を行います。この施設は、村の人が集まり、子供たちの教育や未来に関しての相談や情報交換の場所としても使用できるように、とも考えています。日本語や英語など外国語を話せると高収入の仕事を得る機会が高まることから、日本語教育を拡充できるこのプロジェクトは子供たちにとって大変意義のあることです。
私たちが継続的に関わっているナムアン村は、とにかく自然が豊かな場所です。特に、雨季は田んぼが一面に広がり、高い山が連なるのどかな風景を感じられます。近くにはラオスの桂林と呼ばれる「バンビエン」という観光名所もあります。
もちろん、豊かな自然が広がるという魅力もありますが、村の人々の優しさも魅力です。これまでのプロジェクトでは、一緒に校舎の色を塗ったり、建設を手伝ったり、「子どもたちの未来をより良いものにしよう」と一丸となって動いてくださる素敵な人々が住む村でもあります!
■ナムアン村の貧困の負の連鎖を断ち切りたい
自然豊かで優しい村人たちの住むナムアン村。
しかし、子どもたちの未来には黒い影が潜みます。農村部のナムアン村では、義務教育(小学校卒業)を修了できても、就職先がなく畑仕事や出稼ぎするしか選択肢がほとんどありません。さらには、人身売買やプランテーションでの児童労働が大きな問題となっているのが現状です。
貧しさが生み出す負の連鎖を断ち切ることができないでいるのです。
この負の連鎖を断ち切るためには、「教育しかない」と強く実感しています。しかし、教育の充実を図ろうとも、日本語や英語を教える教師がナムアン村にはいません。
子どもたちが小学校卒業後もしっかりと教育を受ける環境があり、将来の選択肢が広がるようになれば。そこで、教師が長期間滞在できるような宿舎施設を改築する本プロジェクトを企画しました。
■教育機会を提供するために、日本語教師をナムアン村に呼び寄せたい!
本プロジェクトでは、教師用の宿舎および村人たちの交流施設を改築していくための資金を募ります。
さらに、2021年4月現在、村は水不足に悩んでいます。
ナムアン村には140の家族が住んでいるのにも関わらず、井戸は1つかありません。教育の場には清潔な水を確保する必要があり、そための井戸の建設と水浄化器の設置も合わせて行います。
本プロジェクトを行うことによって、
・日本語教師がナムアン村に長期滞在でき、安定した教育を提供できる
・村の人が集まり、子供たちの教育や未来に関しての相談や情報交換の場所を提供できる
・子どもたちとの交流や日本語を教えるためのボランティアを日本から募り、宿泊施設として使用できる
ようになります。
そして将来的には、
・安定して日本語教育の機会を子どもたちに提供できる
・教育を受けることで、就職や留学など未来の選択肢が広がる
・ラオスの魅力を伝える日本語ガイドの育成を通して、ラオスの観光業の発展を支える
といった、様々な可能性を生み出すことを目標にしています。
■日本語教育によって日本×ラオスの観光の架け橋に!
日本語教員のナムアン村での長期滞在が可能になれば、村の子どもたちは安定した教育を受けられるようになります。日本語を勉強したナムアン村の子どもたちは、将来的に日本で就職をしたり、ラオスの日系企業で働いたりする選択肢を得ることができるのです。
また、ラオスのまだ知られていない魅力を伝えるためのガイドとして活躍できる人材を育成し、日本とラオスの観光の架け橋になる人材育成を将来的に目指しています。
実際、ラオスの魅力を伝えるガイドは不足しています。
その一方でガイドになったことで得られる収入は、ほかの業種より高く設定されているため、ナムアン村の村人たちへの安定的な雇用を生み出せる可能性を秘めています。
例えば、ラオスの公務員の月収が約2万円である一方、外国語を生かせる企業に就職すると月4万、5万円の収入です。さらに、日本語ガイドとなると1度の案内で7千円から1万5千円になります。
観光立国として認知のあるタイやベトナム、カンボジアに比べると、ラオスはまだまだ知られておらず、日本語ガイドが不足しています。そのため、日本語ガイドは貴重な存在で、他の国よりも日本語ガイドの教育意義があります。
ガイドとして勤務経験のあるスタッフは、ボランティア先で日本人の方と関わることがあり、通訳者がかっこよく見え、日本語が美しく感じたことがきっかけで日本語の勉強を始めたといいます。
「小さな学校でバイトしながら日本語を勉強したり、日本での6ヶ月の研修をしたのち、最終的にガイドになりました。」そんなスタッフにガイドになって良かったことを聞きました。
「ガイドになって楽しかったことは、働きながら勉強ができること。例えば、分からない日本語をお客様に教えてもらい、次の案内時に生かすことができます。お客様とのやり取りの中で目の前に問題があるときどうやって解決するかなど、日々学ぶことでたくさんでした。日本語が話せるようになって可能性が広がりましたね。」
ラオスの観光業を発展させるためにも、村の子どもたちが負の貧困ループから抜け出すためにも、支援する意義のあることです。
子どもたちにとって夢が広がると思いませんか。
日本人にはあまり知られていませんが、ラオスは欧米人が行きたい国NO.1に輝くほど、ヨーロッパでは人気のある国です。
理由はシンプルで、人が優しく、「何もしない贅沢」を楽しめる場所だから。特に町全体が世界遺産のルアンパバーンは、良い意味で何もなく、のんびりリラックスできる場所。ゆっくり時間が流れているので、忙しく日々を生きる日本人にとっては必要な場所だと体感しています。
かつてフランスの統治下にあった関係で、ヨーロッパ風の建物やフランス料理、フランスパンなどどこか異国情緒を感じられるのも魅力のひとつ。ラオスは、観光ポテンシャルの高い国なんです。
そんなラオスの魅力を伝えるガイドの育成をするために、まずは日本語教育の基盤をしっかりと固めたい!という想いで私たちはプロジェクトを担っています。
■資金の使い道について
皆様からご支援いただいた資金の使い道は、
・教師用の宿舎および交流の場の建築:13,000USD(約140万円)
・井戸掘り&水浄化器:1,500USD(約16万円)
・トイレ修繕:1,000USD(約10万円)
に利用させていただきます。
私たちは、第1期から第4期まで支援を行ってきたように、継続的なプロジェクトを今後も実施していきます。
子どもたちが継続して勉強のできる環境づくりを教育省と連携しながら行っていく、その第一歩として本プロジェクトがあります。村の子どもたちに、義務教育を終わった後も中学校、高等学校、大学、留学、研修生育成事業など、多くの選択肢を作っていきたいと私たちは考えています。
そのため、温かいご支援をいただいた皆様には、子供たちの今後の成長の様子を見届けていただければと思います。伴走者となって一緒に子どもたちの未来を支えていきませんか。
コロナ収束後、日本の方々にボランティアに来てもらったり、ナムアン村ツアーに参加してもらったり、ラオスの観光ツアーも企画予定です。今回ご協力いただいた方への恩返しも込めてツアーを企画し、将来ラオスの子どもたちとの交流の場を作れたら、と考えております。
■最後に
私たちは、子どもたちの将来のため、ナムアン村の村長をはじめとする村の人々や教育省の職員の方と一緒に今回のプロジェクトを進めています。
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