老人ホームへのミスマッチ入居をなくす。 6月15日より「幸福度レポーティングサービス」提供スタート
~高齢者の主観的幸福感を測定する PGCモラールスケールに基づいて測定&レポーティングを~
2021.06.15 11:00
1,000件を超えるデータから構築したAI×入居後モニタリングで老後の幸せをつくる高齢者向け住宅施設紹介サイト「ココシニア」(運営:株式会社ステッチ)は、高齢者の主観的幸福感の測定とレポーティングを通して、老人ホームなどの高齢者向け住宅施設での幸福度の向上につなげる「幸福度レポーティングサービス」を2021年6月15日にスタートしました。
図1:幸福度レポート参考-1
ココシニア: https://coco-senior.jp/
【背景】
老人ホームなどの高齢者向け住宅施設に入居したものの、ご入居者があまり幸せそうに感じられない。そのような、「ミスマッチ入居」を改善するために、ココシニアを経由して老人ホームなどの高齢者向け住宅施設介にご入居されたご家族さまへ、「幸福度レポーティングサービス」の提供をスタートしました。
【幸福度レポーティングサービスについて】
(1)入居が決定されたご入居者に対して、高齢者の主観的幸福感を測定するPGCモラールスケールをベースに設計したアンケートを実施。
(2)入居後6ヶ月が経過したタイミングで、再度アンケートを実施。
(3)入居前と6ヶ月が経過したタイミングでの結果を分析し、幸福度の推移と、幸福度に影響を与えている可能性がある要因を分析。
(4)結果をレポートにまとめて、ご家族とご入居先の施設にご送付。
図2:幸福度の推移の例
結果のレポートには、幸福度に影響を与えうる要因の中で、改善できる可能性があるものを掲載しています。
例えば、高齢者の幸福度に関する研究から、「お子さんの相談に乗ってあげることがある」機会が多い人の方が、少ない人に比べて幸福度の点数が高い傾向が示されています(*1)。もし、アンケートへの回答で「相談に乗ってあげることがない」という結果が示された場合、ご家族にご入居者に相談を持ちかけてみてください、とレポート内で提案します。
図3:改善提案の例
*1:梁明玉.“有料老人ホーム居住者の主観的幸福感―子どもとの関係性に着目して―.”
日本家政学会誌 58.10(2007):623-632.
【株式会社ステッチについて】
WEBサイト、広告、デジタル施策など、幅広い広告の企画・制作や、茨城県かすみがうら市・筑波銀行と設立した「かすみがうら未来づくりカンパニー」で地域創生に取り組むなど、ソーシャルビジネスの推進を行なっています。