日本の教育課題を知り、子どものより良い教育環境の創出へ 新時代に求められるSTEAM教育がテーマの講演会を6/11に共催 参加者体験型のプログラムをYouTubeでライブ配信
算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水静海、以下「当協会」)は、公益社団法人東京青年会議所(所在地:東京都千代田区、理事長:外口真大、以下「東京青年会議所」)、一般社団法人ヒーローアカデミー(所在地:東京都新宿区、代表理事:宮崎貴博)とともに、STEAM(Science,Technology,Engineering,Art,Mathematics)教育の本質や事例などを紹介するオンライン講演会「これからの教育~『知る』と『つくる』で変わる学び~」(以下「本講演会」)を、2021年6月11日(金)に共催いたします。
東京青年会議所公式サイト内「2021年6月例会案内」ページ
https://tokyo-jc.or.jp/regular/202106-01/
<本リリースのポイント>
(1) 文部科学省の初等中等教育企画官、およびSTEAM教育の有識者らが講演者として登壇
(2) 講演者が参加者からの質問に回答する、参加者体験型のオンライン講演会
■開催の背景と目的
現在、日本の教育は、世界的にみると基礎学力は高い水準を維持していますが、一方で時代や社会の大きな変化に対応していく柔軟性に乏しいことが指摘され、子どもたちの表現力や読解力向上が課題とされています。こうした状況を踏まえ、時代を切り拓く子どもたちには「読解力」「表現力」「分析力」などをとくに育成する必要があると言われており、その方法の1つとしてSTEAM教育が有効であることが、文部科学省や経済産業省から発信されています。
このような背景があるなか、参加者1人ひとりが現在の日本の教育課題を知り、新時代に求められるSTEAM教育を理解することを目的として本講演会を開催します。算数・数学の普及啓発事業を推進する当協会としても、本講演会を通じて、日本の算数・数学教育のさらなる発展に寄与していく所存です。
■講演者とプログラム構成
本講演会は、東京青年会議所が社会貢献活動の一環として、教育・経済・国際分野などの有識者を交えて、月に1度開催しているもので、今回はSTEAM教育をテーマに、基調講演やパネルディスカッションなどを行います。講演者には、文部科学省 初等中等教育局 企画官の板倉寛氏、数学研究者・ジャズピアニストでSTEAM教育の普及にも取り組んでいる中島さち子氏らをお迎えします。
プログラムは全5部構成で、STEAM教育の本質や事例などを紹介するとともに、当日は参加者からの質問も受け付け、講演者がその場で回答します。また参加者に課題を投げかけ、日本青年会議所のLINE公式アカウント上で解答を投稿してもらうなど、オンライン形式ならではの参加者体験型イベントにすることで、講演内容についてより理解が深まるようなプログラム構成になっています。
■講演内容
<オープニング/18:00~>ジャズセッション
数学研究者でジャズピアニストでもある中島さち子氏と東京青年会議所メンバー2人(メゾソプラノ歌手、バイオリニスト。ともにプロの音楽家)による演奏を行います。
<第1部/18:13~>基調講演「現在の教育課題とSTEAM教育」
板倉寛氏から、文部科学省の捉えている「これからの社会に求められる人材像」「そのための教育課題」「STEAM教育をどう取り入れているのか」についてお話しいただきます。
<第2部/18:28~>基調講演「STEAM教育とは」
中島さち子氏から、学科学習と思われがちなSTEAM教育の本質についてお話しいただきます。これからの時代には、「教わる」ではなく、「創る、探求する」という学習が必要であり、その学び方こそがSTEAM教育です。
<第3部/18:43~>パネルディスカッション
第1部講演者の板倉寛氏と第2部講演者の中島さち子氏に対し、基調講演での疑問点や、よりくわしく聞きたいことを参加者と質疑応答を行います。
<第4部/19:13~>事例紹介「STEAM教育への関わり方」
廣部慧氏(株式会社Barbara Pool CDO)から、STEAM教育に大人が関わることで形になったという事例をお話しいただきます。STEAM教育は誰でも関わることのできるものであり、より身近に感じていただけます。
<第5部/19:33~>推進事業協力依頼
公益社団法人東京青年会議所の教育政策室で、2021年3月から9月にかけてSTEAM教育のプロトタイプを作るべく、多くの団体に協力を得ながら進めている内容について説明します。
■参加方法
本講演会は、東京青年会議所の公式YouTubeチャンネルでライブ配信するオンライン講演会で、どなたでも無料でご参加になれます。ご視聴は以下のURLからご覧になれます。
公益社団法人東京青年会議所 公式YouTubeチャンネル
2021年度6月例会「これからの教育~「知る」と「つくる」で変わる学び~」
https://www.youtube.com/watch?v=an-o0uT_820
当協会は、本講演会のような理数教育の充実に向けた普及推進イベントなどに積極的に関わることで、今後も広く国民のみなさまに算数・数学を学習する大切さや、楽しさを伝える普及啓発事業を充実させてまいります。
【本講演会に関するお問い合わせ先】
公益社団法人東京青年会議所
TEL : 03-5276-6161
E-mail: office@tokyo-jc.or.jp
URL : https://tokyo-jc.or.jp
◆開催概要
名称 :6月例会「これからの教育~『知る』と『つくる』で変わる学び~」
開催日時:2021年6月11日(金)18:00~19:45(開場:17:30)
開催趣旨:参加者1人ひとりが日本の教育課題を知り、新時代に求められるSTEAM教育を理解する。
開催場所:YouTubeによるライブ配信(配信場所:パナソニックセンター東京)
参加費 :無料
主催 :公益社団法人東京青年会議所
主管 :公益社団法人東京青年会議所 教育政策室
共催 :一般社団法人ヒーローアカデミー/公益財団法人 日本数学検定協会
協力 :文部科学省/経済産業省/パナソニック株式会社/トビタテ!留学JAPAN/STEAM JAPAN
講演者 :板倉寛(文部科学省 初等中等教育局 企画官)
中島さち子(株式会社steAm CEO、数学研究者、ジャズピアニスト)
廣部慧(株式会社Barbara Pool CDO)
※以上 順不同、敬称略
参加方法:東京青年会議所 公式YouTubeチャンネルでライブ視聴
【視聴用URL】 https://youtu.be/an-o0uT_820
タイムテーブル:
18:00~ 開会・オープニング:ジャズセッション
18:13~ 第1部:基調講演「現在の教育課題とSTEAM教育」
18:28~ 第2部:基調講演「STEAM教育とは」
18:43~ 第3部:パネルディスカッション
19:13~ 第4部:事例紹介「STEAM教育への関わり方」
19:33~ 第5部:推進事業協力依頼
19:45 閉会
◆講演者プロフィール ※敬称略
●板倉寛(文部科学省 初等中等教育局 企画官)
1999年文部省(現文部科学省)入省。教育課程課係長、内閣官房副長官補室参事官補佐、島根県健康福祉部少子化対策推進室調整監、同県教育委員会総務課長、特別支援教育課課長補佐、大臣政務官秘書官、初等中等教育企画課課長補佐、在英国日本国大使館参事官(外務省出向)、初等中等教育局教育課程課教育課程企画室長等を経て現職。
●中島さち子(株式会社steAm CEO、数学研究者、ジャズピアニスト)
高校時代、数学に没頭し、1996年国際数学オリンピックインド大会で日本人女性初の金メダルを獲得。東京大学理学部にて数学を学ぶ一方ジャズに出会い、一転音楽の道へ。現在は、ジャズピアニストとして活動しながら、STEAM教育の普及にも取り組む。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の事業プロデューサーに就任。
●廣部慧(株式会社Barbara Pool CDO)
大手広告代理店を経て、2013年佐賀県有田町へ移住し、地域創生ビジネスに従事。2015年TED×Fukuokaスピーカー。2016年経産省プロジェクト「More than Japan」project採択。2016年よりBarbara Poolに参画し、地域におけるクリエイティブ人材・産業の最適化に従事している。
◆東京青年会議所について
公益社団法人東京青年会議所は、明るい豊かな社会を実現するために、時代の担い手としての自覚と責任感を持った25歳から40歳までの青年経済人で構成され活動している団体です。1949年、戦後の混沌とした時代背景の中、責任感と情熱を持った青年有志たちにより日本で初めての青年会議所として、東京青年商工会議所が設立されました。翌年(1950年)に、商工会議所法制定にともない東京青年会議所と改名しました。
◆ヒーローアカデミーについて
ヒーローアカデミーとは「心・技・体」を柱に、未来の日本を支える新しい「ヒーロー」の育成をする次世代教育です。少子高齢化、AIの台頭など未来の見通しが立たない時代になってきました。そのような時代に対応していくために[日本古来の伝統・文化]から学び、次世代型の教育に繋げていく必要があります。ヒーローアカデミーでは「心・技・体」を柱に、未来の日本を支える新しい「ヒーロー」を育成します。
【「数検」について】
実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省。対象:1~11級)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、公益財団法人 日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、また、数検を実施する学校や教育機関も16,000団体を超え、公費での活用も広がっています。以来、累計志願者数は600万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は40,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。
【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水静海(帝京大学大学院 教職研究科長・教授、公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)
会長 : 甘利俊一(理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)
設立 : 1999年7月15日
事業内容: (1) 数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2) ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3) 数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4) 数学の普及啓発に関する事業
(5) 数学や学習数学に関する学術研究
(6) その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL : https://www.su-gaku.net/
※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。
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