SBI生命、「保険数理システム」を全面刷新
ー6カ月での短期間開発を実現、計算処理能力は現行システム比70倍以上に向上ー
SBI生命保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小野尚、以下「SBI生命」)は、この度、保険数理システムを全面刷新し、2021年6月より稼働を開始いたしました。本取組みは、SBI生命が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、現行システムの再構築により計算処理能力の大幅な向上を実現するものです。
■「保険数理システム」刷新プロジェクトの特長
(1) 開発期間は約6カ月
生命保険業における主要なシステムの一つである保険数理システムについて、約6カ月での短期間開発を実現いたしました。コンバージョンツールを活用して既存プログラム資産を新たなプログラム言語に書き換えるなど作業量を圧縮するとともに、開発の早期段階から新プログラムの実行・検証環境を立ち上げ、処理実行からアウトプットデータの検証を自動化することで、さらなる開発期間の短縮を図りました。
(2)計算処理能力は現行システム比で70倍以上に向上
膨大な契約データに対する責任準備金計算、予定事業費枠計算等の保険数理計算について、処理の効率化およびプロセスの最適化を実施し、計算処理能力で現行システム比70倍以上という大幅なパフォーマンス改善を実現いたしました。
(3) DX(デジタルトランスフォーメーション)への取組
現行保険数理システム(レガシーシステム)の全面刷新を行う本取組みにより、今後のビジネス環境の変化に柔軟に対応することが可能となりました。今後、次世代データウェアハウス(DWH)基盤のクラウド化や、AI等を活用した経営分析機能の導入等に素早く対応できる環境を順次整備していく予定です。
SBI生命は今後ともお客さまのさらなる利便性向上のため、サービスの改善・拡充に努めてまいります。
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