2021 Japan-U.S. Innovation Awards プログラム 『イノベーション・ショーケース』受賞企業となる 日本のスタートアップ5社が決定
カリフォルニア州サンフランシスコ - Japan - U.S. Innovation Awards プログラム< https://www.usjinnovate.org >は、2021年7月15日開催のJapan - U.S. Innovation Awards シンポジウムにおける『イノベーション・ショーケース』の受賞企業として、日本の注目スタートアップ企業5社が選出されたことをここに発表いたします。
今年で11年目を迎えるJapan - U.S. Innovation Awards プログラムは、NPO法人北カリフォルニア・ジャパンソサエティ(Japan Society of Northern California< https://www.usajapan.org/ >)と米スタンフォード大学米国アジア技術経営センター(Stanford University US-Asia Technology Management Center< https://asia.stanford.edu/ >)の共同運営による年次プログラムです。
『イノベーション・ショーケース』では、エキサイティングな技術と非常に革新的なビジネスアイデアをもち、全世界に大きな影響力を与える潜在性を秘めた日本のスタートアップ企業5社を選出し、その功績を称えます。受賞企業は、100社を超える候補の中から、日米両国のベンチャー投資家、起業家、企業経営陣、および学識経験者54名から構成される同プログラムのイノベーション諮問委員会による厳正な審査・討議、および投票を経て選出されます(諮問委員会委員名簿は以下のURLよりご覧いただけます< https://www.usjinnovate.org/innovation-awards-council-members/ >)。
2021年『イノベーション・ショーケース』受賞企業は以下の5社です。
・akippa株式会社--駐車場シェアリングサービス
・株式会社ビースポーク--AIベースの多言語チャットアシスト
・bitBiome株式会社--微生物セルゲノム解析・データベースサービス
・Idein株式会社--IoTシステムにおけるエッジAI用プラットフォーム
・ルカ・サイエンス株式会社--臓器の機能を回復するミトコンドリア治療
(各社の詳細は以下をご覧ください)
『イノベーション・ショーケース』は、7月8日(木曜日)および7月15日(木曜日)にZoomで開催されるJapan - U.S. Innovation Awards シンポジウムの第2セッションにおいて予定されています(開催時間:太平洋時間午後4時30分~午後7時)。7月15日(日本時間7月16日)開催の第2セッションでは、『イノベーション・ショーケース』受賞各社の経営トップから、各社のイノベーションに関するストーリーやビジョンを伺います。その後、各社のトップ、スポンサーおよび当プログラムの主催者が、参加者の皆さまと少人数で対話できるブレークアウトセッションを実施する予定です。また、この第2セッションでは、株式会社ディー・エヌ―・エー創業者兼代表取締役会長であり、大きな影響力を持つ日本経済団体連合会(経団連)の女性初の副会長に就任された南場 智子氏による基調講演も予定されています。
本シンポジウムへの登録は、< https://www.eventbrite.com/e/2021-japan-us-innovation-awards-symposium-tickets-156731623505 >から受け付けています。登録料には、7月8日および7月15日の両セッションへの参加費用が含まれます。7月8日のセッションでは、世界の産業およびバリューチェーンに変革を起こしつつある米国企業1社および日本企業1社に『新興リーダー賞』が授与される予定です。2021年『新興リーダー賞』の受賞企業は、アストロスケール(日本)およびColor(米国)に決定しています。
Japan - U.S. Innovation Awards プログラム運営委員会委員長であり、米スタンフォード大学米国アジア技術経営センター所長のリチャード・ダッシャー博士は以下のコメントを寄せています。「今年のショーケース受賞企業は、日本以外の地域では見落とされがちな、先進デジタル技術におけるイノベーションの多様さが日本で実現されつつあるという事実を反映しています。受賞各社が実現するエキサイティングでダイナミックなイノベーションをシリコンバレーのエコシステムに紹介することができ非常に喜ばしく思っています。」
2021年『イノベーション・ショーケース』受賞企業の詳細は以下のとおりです。
■akippa株式会社
akippaは、空いている駐車スペースをオンラインでシェアし、ユーザーがネット予約することができるシェアリングプラットフォームを提供しています。サービス提供開始以降、220万人以上のユーザーと4万5000件もの駐車スペースが登録されており、今後さらなるビジネスの拡大が見込まれています。
■株式会社ビースポーク
ビースポークは、カスタマーサポート向けのAI多言語チャットボットの開発・提供を通して、従来のコールセンターよりも迅速で正確、かつ高効率の顧客対応を実現する企業です。同社が提供する、プライバシー要件を遵守したスムーズなAI搭載ソリューションは、100を超える世界有数の旅行会社や政府系組織に利用され、旅行者の各訪問地でのサポートに役立っています。
■bitBiome株式会社
bitBiomeが開発した独自の微生物シングルセルゲノム解析技術bit-MAP(R)は、従来技術では不可能であった方法で、微生物の完全なゲノムを効率的に解明します。bitBiomeは、そのシークエンス技術を活用して微生物ゲノムデータベースをこれまでにない規模で構築し、業界のパートナーとの協業によって、データを基にした生物関連製品プラットフォームの創出に取り組んでいます。
■Idein株式会社
Ideinは、開発者向けPlatform as a Service(PaaS)であるActcastを通してIoTシステムの構築をサポートする企業です。同社が提供するActcastは、エッジコンピューティングアーキテクチャによって、手軽かつ安価なIoTシステムの構築を可能にしています。Actcast技術を活用することで、従来技術では実現が難しかった高度なAI分析を安価なエッジデバイスで実行でき、サイバー物理システムにおける大規模データの効率的な収集、高度なリサーチの実行、およびデータの有効活用が実現されます。
■ルカ・サイエンス株式会社
ルカ・サイエンスは、ミトコンドリア製剤を通じて細胞の生体エネルギーを回復させる、全く新しいバイオ治療法の開発に取り組む企業です。同社は、世界に先駆けて独自の高機能ミトコンドリアの製造法を開発。そのミトコンドリアを生物製剤として保存、供給することで、細胞の活性化を促し、機能不全・障害が発生した組織や臓器の正常な機能の回復を実現します。
運営組織:
■北カリフォルニア・ジャパン・ソサエティについて
Japan Society of Northern Californiaは、1905年(明治38年)に設立された米国の民間非営利団体(NPO)です。設立以来、グローバルな文脈において日米間の相互理解を深めるという目的の下、サンフランシスコ・ベイエリアを拠点とする日本に強い関心をもつ人々や組織に対して、さまざまなプログラムやネットワーキングイベントの機会を提供し、日米関係に関する見識を得、友好関係を増進するための交流の場となっています。また、ジャパン・ソサエティは、世界有数のイノベーションと起業文化のエコシステムを有するサンフランシスコ・シリコンバレーと、未来に向けて躍進する日本を結ぶダイナミックな架け橋としても機能しています。
■スタンフォード大学米国アジア技術センターについて
スタンフォード大学米国アジア技術センター(US-ATMC)は、スタンフォード大学グローバル研究イニシアチブの一環として産業界の支援も得て1992年に設立された教育研究機関です。高度技術産業における技術革新と新しいビジネスの動向に関する学際的なプログラムを通じて、スタンフォード大学学生及び広くシリコンバレーのコミュニティーに対して、21世紀のハイテク分野でグローバルに成功するために重要な知識や分析能力を提供しています。
詳細情報及び登録に関する情報は< http://www.usjinnovate.org >をご覧ください。
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